acpt.jp 国家試験問題

問題 126 次の文で示す患者の病証に対する治療方針で適切でないのはどれか。「45歳の男性。1週間前から後頸部、後頭部、側頭部にかけて締めつけられるような頭痛があり、雨の降る日には増悪する。食欲不振、軟便を伴う。」
1. 脾の運化作用を整える。
2. 湿を除く。
3. 肝陽を降ろす。
4. 頭部へ気血をめぐらす。

正答
4

東洋医学臨床論

問題 127 下顎歯の痛みを軽滅する目的で、循経取穴をする場合に適切な経穴はどれか。
1. 温溜
2. 孔最
3. 郄門
4. 陽池

正答
1

東洋医学臨床論

問題 128 次の文で示す患者の症状発現部位への治療穴で適切でないのはどれか。「40歳の男性。半年前から腕が痛む。Ｃ5デルマトーム領域の知覚鈍麻。スパーリングテスト陽性。」
1. 侠白
2. 臑会
3. 肩髃
4. 肩貞

正答
1

東洋医学臨床論

問題 129 次の文で示す症状を起こす罹患神経の絞扼部に対する刺鍼部位はどれか。「痛みとしびれが第1〜3指の掌側と第4指の橈側の掌側にある。ファーレンテスト陽性。」
1. 円回内筋の上腕頭と尺骨頭との間
2. 尺側手根屈筋の上腕頭と尺骨頭との間
3. 手根骨と屈筋支帯との間
4. 豆状骨と有鈎骨鈎との間

正答
3

東洋医学臨床論

問題 130 手の第2指〜5指の内・外転運動ができない症状に対する治療で、神経刺激を目的とした治療穴はどれか。
1. 外関
2. 曲池
3. 支正
4. 郄門

正答
3

東洋医学臨床論

問題 131 次の文で示す症状を起こす罹患神経に対し、施術対象となる経絡はどれか。「ヒラメ筋、後脛骨筋、長母指屈筋の麻痺のために歩行困難をきたしている。」
1. 足の陽明胃経
2. 足の太陽膀胱経
3. 足の少陽胆経
4. 足の厥陰肝経

正答
2

東洋医学臨床論

問題 132 第5腰椎と第1仙椎間の來脊穴刺鍼で治療効果が期待できる症状はどれか。
1. 大腿前面部のしびれ。
2. 大腿外側部のしびれ。
3. 下腿内側部のしびれ。
4. 足背部のしびれ

正答
4

東洋医学臨床論

問題 133 次の文で示す症状に対する施術で難経六十九難に基づく治療穴はどれか。「皮膚がざらつき鼻水がでて、胸が張り、咳がでる。」
1. 曲泉・陰谷
2. 大都・少府
3. 太淵・太白
4. 復溜・経渠

正答
3

東洋医学臨床論

問題 134 次の文で示す病証に対する治療方針で適切なのはどれか。「空腹感はあるが食欲がない。口が乾くが飲みたがらない。ときおり乾嘔（からえずき）し、便秘がある。脈は細数。」
1. 脾胃を補う。
2. 肝胆を補う。
3. 肺大腸を瀉す。
4. 腎膀胱を瀉す。

正答
1

東洋医学臨床論

問題 135 早朝の無痛性下痢（五更泄瀉）の治療に用いる経絡はどれか。
1. 手の陽明経
2. 手の少陰経
3. 足の厥陰経
4. 足の少陰経

正答
1

東洋医学臨床論

問題 136 次の文で示す患者に対する治療で適切でないのはどれか。「68歳の男性。次第に耳が聞こえなくなり、最近では耳鳴りも伴うようになってきた。耳鼻科では加齢によるものとされた。腰のだるさ、夜間頻尿があり、疲労時には耳鳴りが増強する。」
1. 精と血を補う。
2. 痰湿を除く。
3. 足の少陰経の経穴に刺鍼する。
4. 手の太陽経の募穴に刺鍼する。

正答
2

東洋医学臨床論

問題 137 次の文で示す患者に対する治療法で適切なのはどれか。「50歳の男性。半年前からめまいがある。怒りっぽく顔は赤い。脈は弦数。」
1. 腎経の瀉
2. 肝経の瀉
3. 脾経の瀉
4. 肺経の瀉

正答
2

東洋医学臨床論

問題 138 次の文で示す患者の治療対象となる適切な病証はどれか。「4回の出産を経験した38歳の女性。めまい、耳鳴りがあり、腰が冷えてだるい。脈は沈。」
1. 肝虚
2. 脾虚
3. 肺虚
4. 腎虚

正答
4

東洋医学臨床論

問題 139 スポーツ障害と患部への刺鍼部位との組合せで適切なのはどれか。
1. 外側上顆炎---陽陵泉
2. 内側上顆炎---陰陵泉
3. 膝蓋靱帯炎---足三里
4. 棘上筋腱損傷---肩髃

正答
4

東洋医学臨床論

問題 140 高齢者の肺気腫に対する鍼施術で気胸を起こさないよう注意しなければならない経穴はどれか。
1. 定喘
2. 天突
3. 膏肓
4. 膻中

正答
3

鍼理論

問題 141 次の文で示す刺法はどれか。「刺入した鍼の鍼柄又は鍼体を鍼管で叩打し振動を与える。」
1. 細刺術
2. 管散術
3. 内調術
4. 振せん術

正答
3

鍼理論

問題 142 皮下に刺入しない手技はどれか。
1. 管散術
2. 雀啄術
3. 示指打法
4. 回旋術

正答
1

鍼理論

問題 143 撚鍼法に適した鍼尖の形状はどれか。
1. 卵形
2. 柳葉形
3. ノゲ形
4. スリオロシ形

正答
2

鍼理論

問題 144 アレルギー体質の改善を目的とする鍼の作用はどれか。
1. 鎮静作用
2. 誘導作用
3. 反射作用
4. 転調作用

正答
4

鍼理論

問題 145 皮膚のポリモーダル受容器からの求心性線維はどれか。
1. Ａα線維
2. Ａβ線維
3. Ｂ線維
4. Ｃ線維

正答
4

鍼理論

問題 146 刺鍼により交感神経α受容体が関与する反応で正しいのはどれか。
1. 心拍数増加
2. 気管支筋弛緩
3. 唾液アミラーゼの分泌
4. 皮膚血管収縮

正答
4

鍼理論

問題 147 内臓痛について正しい記述はどれか。
1. 局在が明確である。
2. 炎症時には痛みが増強する。
3. 自律神経症状を伴わない。
4. 関連痛を伴わない。

正答
2

鍼理論

問題 148 ゲートコントロール説で正しいのはどれか。
1. 脊髄における鎮痛機序の学説
2. 脳内モルヒネ様物質の学説
3. 過剰刺激と自律神経との学説
4. 発痛促進物質の学説

正答
1

鍼理論

問題 149 鍼刺激が腎機能に与える影響をみるとき指標となるのはどれか。
1. ウロビリノゲン排泄量
2. ウロペプシン排泄量
3. クレアチニン・クリアランス値
4. ヘマトクリット値

正答
3

鍼理論

問題 150 サイバネティックスの学説で提唱されたのはどれか。
1. ホメオスターシス
2. フィードバック
3. 生体の全機性
4. 脳幹網様体賦活系

正答
2

灸理論

問題 151 散艾について正しい記述はどれか。
1. 切艾とも呼ばれる。
2. 施灸時にひねって用いる。
3. 和紙で包んだものを用いる。
4. 良質なものは腺毛の割合が少ない。

正答
2

灸理論

問題 152 隔物灸に通常用いる艾の特徴はどれか。
1. 線維が細かい。
2. 燃焼時の熱量が大きい。
3. 湿気が多い。
4. 手触りが良く柔らかい。

正答
2

灸理論

問題 153 灸あたりが発生しやすい灸はどれか。
1. 打膿灸
2. みそ灸
3. 知熱灸
4. 紅灸

正答
1

灸理論

問題 154 施灸部の化膿予防の方法で誤っている記述はどれか。
1. 同一点に施灸する。
2. 艾を硬くひねる。
3. 艾炷を大きくする。
4. 消毒を行う。

正答
3

灸理論

問題 155 灸施術の補法で正しい記述はどれか。
1. 艾を硬くひねる。
2. 燃焼した灰を一回ずつ除去する。
3. 艾炷の底面を広くする。
4. 送風せず燃焼させる。

正答
4

灸理論

問題 156 灸の刺激量を考慮する要因でないのはどれか。
1. 年齢
2. 性別
3. 職業
4. 喫煙

正答
4

灸理論

問題 157 灸刺激による生体反応として正しい記述はどれか。
1. 皮膚の血管が持続的に収縮する。
2. 白血球数が減少する。
3. 血圧が一過性に上昇する。
4. γグロブリンが減少する。

正答
3

灸理論

問題 158 灸の熱刺激を伝える脊髄視床路が通る部位はどれか。
1. 側索
2. 後索
3. 前角
4. 側角

正答
1

灸理論

問題 159 透熱灸刺激により誘発される反射はどれか。
1. 伸張反射
2. 体性-内臓反射
3. 頸動脈洞反射
4. 肺迷走神経反射

正答
2

灸理論

問題 160 ストレス学説でいう交絡感作期に該当するのはどれか。
1. ショック期
2. 抗ショック期
3. 抵抗期
4. 疲憊期

問題 1	インフォームド・コンセントに含まれる権利はどれか。
1.	医療上の情報や説明を受ける権利
2.	プライバシー保障の権利
3.	適切な治療やケアを受ける権利
4.	人権尊重の権利

問題 2	東洋医学の基本的な考え方について正しい記述はどれか。
1.	人体は精密な機械である。
2.	人体の機能とエネルギーのバランスを重視する。
3.	病気の原因は特定の臓器にある。
4.	人体を細部に分けて病気の原因を求める。

問題 3	食中毒の予防対策でないのはどれか。
1.	手洗いの励行
2.	加熱調理
3.	水質検査
4.	患者の隔離

問題 4	妊娠初期に最も注意しなければならないのはどれか。
1.	高血圧
2.	風疹
3.	蛋白尿
4.	貧血

問題 5	オゾン層の破壊と関係ないのはどれか。
1.	フロンガス
2.	二酸化炭素
3.	有害紫外線
4.	皮膚癌

問題 6	ダイオキシンと関連のないのはどれか。
1.	ゴミ焼却
2.	塩化ビニール
3.	塩素消毒
4.	発癌作用

問題 7	高血圧症の一般的な危険因子（リスク要因）はどれか。
1.	飲酒と夜ふかし
2.	睡眠と休養
3.	肥満と食塩摂取
4.	運動と労働

問題 8	産業保健の健康問題のうち最近増えたのはどれか。
1.	じん肺症
2.	ＶＤＴ作業による目の疲労
3.	頸肩腕障害
4.	局所振動障害

問題 9	ウイルスが原因となる疾病はどれか。
1.	淋病
2.	発疹チフス
3.	ジフテリア
4.	エイズ

問題 10	消毒法について正しい組合せはどれか。
1.	紫外線---牛乳
2.	日光---カテーテル
3.	煮沸---ガラス器具
4.	低温消毒---衣服

問題 11	予防接種法で定期予防接種を行う対象疾病はどれか。
1.	結核
2.	Ｂ型肝炎
3.	インフルエンザ
4.	麻疹

問題 12	施術所について誤っている記述はどれか。
1.	開設、廃止とも届け出が必要である。
2.	対象者は公衆または特定多数人である。
3.	待合室は不要である。
4.	器具、手指などの消毒設備が必要である。

問題 13	老人保健法の対象でないのはどれか。
1.	老人介護
2.	健康診査
3.	機能訓練
4.	老人医療

問題 14	按摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法令で広告できる事項はどれか。
1.	施術者の技能
2.	施術者の施術方法
3.	施術所の所在の場所
4.	施術者の経歴

問題 15	線維軟骨を有するのはどれか。
1.	耳管
2.	気管支
3.	耳介
4.	椎間円板

問題 16	関節について誤っている記述はどれか。
1.	肩関節は関節唇を有する。
2.	顎関節は関節円板を有する。
3.	膝関節は関節半月を有する。
4.	下橈尺関節は橈骨輪状靱帯を有する。

問題 17	橈骨手根関節の内転作用に関与する筋はどれか。
1.	尺側手根伸筋
2.	橈側手根屈筋
3.	長母指伸筋
4.	長橈側手根伸筋

問題 18	下肢の筋とその起始との組合せで誤っているのはどれか。
1.	膝窩筋---大腿骨外側上顆
2.	長指屈筋---腓骨体前面
3.	縫工筋---上前腸骨棘
4.	後脛骨筋---下腿骨間膜後面

問題 19	筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。
1.	三角筋---胸背神経
2.	大円筋---長胸神経
3.	上腕筋---筋皮神経
4.	回外筋---正中神経

問題 20	腸管とその構造との組合せで正しいのはどれか。
1.	十二指腸---腸間膜
2.	空腸---腸腺
3.	回腸---腹膜垂
4.	横行結腸---腸絨毛

« 国家試験問題の選択に戻る

第6回 はり師・きゅう師国家試験

正 答1

1

正 答2

2

正 答4

4

正 答2

2

正 答2

2

正 答3

3

正 答3

3

正 答2

2

正 答4

4

正 答3

3

正 答4

4

正 答3

3

正 答1

1

正 答3

3

正 答4

4

正 答4

4

正 答1

1

正 答2

2

正 答3

3

正 答2

2

正 答3

3

正 答1

1

正 答4

4

正 答3

3

正 答2

2

正 答3

3

正 答4

4

正 答1

1

正 答4

4

正 答2

2

正 答1

1

正 答1

1

正 答2

2

正 答3

3

正 答1

1

正 答3

3

正 答2

2

正 答3

3

正 答2

2

第6回はり師・きゅう師国家試験

正答
1

正答
2

正答
4

正答
2

正答
2

正答
3

正答
3

正答
2

正答
4

正答
3

正答
4

正答
3

正答
1

正答
3

正答
4

正答
4

正答
1

正答
2

正答
3

正答
2

正答
3

正答
1

正答
4

正答
3

正答
2

正答
3

正答
4

正答
1

正答
4

正答
2

正答
1

正答
1

正答
2

正答
3

正答
1

正答
3

正答
2

正答
3

正答
2

正答
1

正答
2

正答
1

正答
3

正答
1

正答
4

正答
2

正答
1

正答
4

正答
4

正答
1

正答
3

正答
2

正答
4

正答
3

正答
3

正答
2

正答
4

正答
1

正答
2

正答
3

正答
3

正答
2

正答
1

正答
4

正答
4

正答
3

正答
2

正答
1

正答
3

正答
2

正答
1

正答
2

正答
3

正答
4

問題 21	胆汁の流路で誤っている記述はどれか。
1.	肝管は肝門を通る。
2.	肝管と胆嚢管とが合流して総胆管となる。
3.	総胆管は胃の前を通る。
4.	総胆管は十二指腸に開口する。

問題 22	鼻腔について誤っている記述はどれか。
1.	鼻甲介によって左右に分けられる。
2.	副鼻腔は鼻道と交通する。
3.	下鼻道に鼻涙管が開口する。
4.	口蓋で口腔と境される。

問題 23	尿管について誤っている記述はどれか。
1.	腎門に起始する。
2.	膀胱後下面に開口する。
3.	総腸骨動脈と交叉する。
4.	腹膜に包まれる。

問題 24	前立腺の開口部があるのはどれか。
1.	尿管
2.	膀胱
3.	尿道
4.	精管

問題 25	内分泌腺で外頸動脈の枝で栄養されるのはどれか。
1.	松果体
2.	上皮小体
3.	副腎
4.	卵巣

問題 26	心臓について誤っている記述はどれか。
1.	線維輪は心房と心室との間にある。
2.	冠状溝は心房と心室との境界にある。
3.	大動脈の起始部は左心房の後方にある。
4.	洞房結節は右心房壁にある。

問題 27	リンパ小節をもたないのはどれか。
1.	扁桃
2.	脾臓
3.	パイエル板
4.	胸腺

問題 28	示指背側面からの痛覚伝導路で誤っている部位はどれか。
1.	尺骨神経
2.	頸髄後角
3.	視床
4.	内包

問題 29	顔面神経の分布部位でないのはどれか。
1.	表情筋
2.	舌粘膜
3.	涙腺
4.	角膜

問題 30	感覚受容器と感覚との組合せで正しいのはどれか。
1.	膨大部稜---触覚
2.	コルチ器---聴覚
3.	マイスナー小体---嗅覚
4.	自由神経終末---平衡覚