第3回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 |
衛生学
問題 5 エタノールによる手指消毒について誤っている記述はどれか。 1.  消毒部位は乾燥状態で用いる。 2.  70%水溶液を用いる。 3.  殺菌力は蛋白質の混入により低下する。 4.  真菌に対する殺菌効果は高い。
衛生学
問題 11 職業病と発生要因との組合せで誤っているのはどれか。 1.  じん肺---鉱物性粉じん 2.  職業性頸肩腕症候群---手指作業 3.  腰痛症---振動 4.  職業性皮膚障害---農薬散布
関係法規
問題 14 按摩マッサージ指圧師免許の資格要件の欠格事由でないのはどれか。 1.  聴力障害者 2.  素行が著しく不良である者 3.  伝染性の疾病にかかっている者 4.  麻薬の中毒者
解剖学
問題 17 臓器の位置について誤っている組合せはどれか。 1.  松果体---頭蓋腔 2.  肺---胸腔 3.  肝臓---腹腔 4.  腎臓---骨盤腔
解剖学
問題 21 肩関節の運動とそれに働く筋との組合せで正しいのはどれか。 1.  内転---大胸筋 2.  外転---肩甲下筋 3.  屈曲---上腕三頭筋 4.  内旋---棘下筋
解剖学
問題 23 歯について正しい記述はどれか。 1.  永久歯は20本ある。 2.  臼歯の数は乳歯も永久歯も同じである。 3.  下顎歯の痛覚は舌下神経で伝えられる。 4.  主にカルシウムでつくられている。
解剖学
問題 24 大腸について正しい記述はどれか。 1.  小腸との間に回盲弁がある。 2.  長さは約3メートルである。 3.  虫垂は下行結腸に付属する。 4.  結腸ヒモはS状結腸にはない。
解剖学
問題 30 心臓について正しい記述はどれか。 1.  房室弁は半月弁である。 2.  右心室の壁は左心室の壁より厚い。 3.  心臓の下部は胸郭の右へ片寄る。 4.  冠状動脈は心臓を栄養する。
解剖学
問題 31 脳神経と支配部位との組合せで誤っているのはどれか。 1.  滑車神経---外眼筋 2.  三叉神経---咀嚼筋 3.  顔面神経---顔面の皮膚 4.  迷走神経---声帯筋
生理学
問題 39 細胞内液で濃度が最も高い陽イオンはどれか。 1.  ナトリウムイオン 2.  カルシウムイオン 3.  カリウムイオン 4.  マグネシウムイオン
生理学
問題 40 血漿に最も多く含まれる蛋白質はどれか。 1.  フィブリノーゲン 2.  アルファグロブリン 3.  ガンマグロブリン 4.  アルブミン
生理学
問題 42 心筋について誤っている記述はどれか。 1.  自動能がある。 2.  不随意筋である。 3.  平滑筋である。 4.  自律神経で支配される。
生理学
問題 55 次の文で示す反射はどれか。「足に痛みを加えると、同側の下肢を引っ込める。」 1.  伸張反射 2.  交叉性伸展反射 3.  屈曲反射 4.  膝蓋腱反射
病理学
問題 58 疾患と原因との組合せで誤っているのはどれか。 1.  エイズ---ウイルス 2.  イタイイタイ病---有機水銀中毒 3.  尿崩症---下垂体後葉障害 4.  カンジダ症---真菌
病理学
問題 59 出血と原因との組合せで誤っているのはどれか。 1.  脳出血---高血圧 2.  くも膜下出血---脳動脈瘤 3.  喀血---肝硬変 4.  吐血---胃潰瘍
病理学
問題 61 腫瘍について正しい記述はどれか。 1.  上皮性悪性腫瘍を肉腫という。 2.  癌腫は実質細胞が胞(蜂)巣を形成する。 3.  肉腫はリンパ行性に転移しやすい。 4.  肉腫は高齢者に好発する。
臨床医学総論
問題 65 血圧について正しい記述はどれか。 1.  最高血圧とは拡張期圧をいう。 2.  単に血圧といえば静脈内圧をいう。 3.  触診法では収縮期圧を測定する。 4.  左右の手の血圧の差を脈圧という。
臨床医学総論
問題 69 肥満について誤っている記述はどれか。 1.  単純性肥満が大部分を占める。 2.  単純性肥満では食事療法を行う。 3.  症候性肥満では内分泌検査を行う。 4.  症候性肥満では運動療法を行う。
臨床医学総論
問題 72 疾患と好発する性・年齢との組合せで正しいのはどれか。 1.  慢性関節リウマチ---20〜40歳の女性 2.  痛風---思春期の男性 3.  重症筋無力症---高齢期の女性 4.  アルツハイマー病---若年男性
臨床医学総論
問題 73 症候と障害されている神経との組合せで誤っているのはどれか。 1.  眼瞼下垂---動眼神経 2.  味覚障害---滑車神経 3.  ベル麻痺---顔面神経 4.  嚥下障害---舌下神経
臨床医学総論
問題 74 主に四肢近位に筋萎縮がみられる疾患はどれか。 1.  筋萎縮性側索硬化症 2.  多発性神経炎 3.  筋ジストロフィー 4.  脳卒中後遺症
臨床医学総論
問題 75 腹部の触診と病態との組合せで誤っているのはどれか。 1.  筋性防御---腹膜炎 2.  マックバーネー点---急性虫垂炎 3.  波動---腹水 4.  ランツ点---急性胆嚢炎
臨床医学各論
問題 76 痛みの部位と疾患との組合せで誤っているのはどれか。 1.  心窩部---胃潰瘍 2.  左季肋部---胆石症 3.  右下腹部---虫垂炎 4.  左下腹部---急性大腸炎
臨床医学各論
問題 78 狭心症について誤っている記述はどれか。 1.  主に冠状動脈硬化による。 2.  発作は安静時にも起こる。 3.  ニトログリセリンが有効である。 4.  発作は数時間続く。
臨床医学各論
問題 80 細菌性食中毒の原因菌として誤っているのはどれか。 1.  サルモネラ菌 2.  腸炎ビブリオ 3.  病原大腸菌 4.  溶血性連鎖球菌
臨床医学各論
問題 81 糖尿病について誤っている記述はどれか。 1.  インスリンが過剰に分泌されている。 2.  食事療法は重要である。 3.  薬物療法では低血糖に注意する。 4.  網膜症の合併がある。
臨床医学各論
問題 82 痛風について誤っている記述はどれか。 1.  尿酸が原因となる。 2.  発作的に痛みが出現する。 3.  痛みは主として手関節に起こる。 4.  食事療法が重要である。
臨床医学各論
問題 85 急性虫垂炎について正しい記述はどれか。 1.  化膿性炎症である。 2.  バビンスキー反射が陽性となる。 3.  副腎皮質ホルモンが極めて有効である。 4.  赤血球増多を伴う。
臨床医学各論
問題 86 いわゆる五十肩について誤っている記述はどれか。 1.  肩の運動は制限される。 2.  関節腔は拡大している。 3.  上肢帯筋の萎縮が起こる。 4.  保存的治療が基本である。
臨床医学各論
問題 87 坐骨神経痛をきたしにくい疾患はどれか。 1.  悪性腫瘍の骨転移 2.  腰椎椎間板ヘルニア 3.  帯状疱疹 4.  閉塞性動脈硬化症
臨床医学各論
問題 91 痴呆について誤っている組合せはどれか。 1.  血管性痴呆---脳梗塞 2.  老年痴呆---75歳以上の高齢者 3.  初老期痴呆---大脳萎縮 4.  二次性痴呆---精神遅滞
臨床医学各論
問題 92 症状と麻痺神経との組合せで正しいのはどれか。 1.  鷲手---尺骨神経 2.  下垂手---正中神経 3.  尖足---大腿神経 4.  兎眼---三叉神経
臨床医学各論
問題 94 疾患と治療法との組合せで誤っているのはどれか。 1.  癌性疼痛---くも膜下フェノールブロック 2.  坐骨神経痛---星状神経節ブロック 3.  五十肩---肩甲上神経ブロック 4.  三叉神経痛---上顎神経ブロック
臨床医学各論
問題 96 熱傷について正しい記述はどれか。 1.  第1度熱傷では水疱ができる。 2.  受傷面積が体表の20%以内なら軽症である。 3.  重症熱傷では低蛋白血症になる。 4.  熱傷の皮膚は感染しにくい。
リハビリテーション医学
問題 97 障害と医学的リハビリテーションの方法との組み合わせで適切なのはどれか。 1.  機能・形態障害---車椅子の使用 2.  機能・形態障害---家屋の改造 3.  能力障害---利き手の交換 4.  能力障害---合併症の予防
リハビリテーション医学
問題 98 運動療法を中止すべき状態はどれか。 1.  収縮期血圧180mmHg 2.  収縮期血圧160mmHg 3.  拡張期血圧95mmHg 4.  拡張期血圧85mmHg
リハビリテーション医学
問題 101 関節可動域について正しいのはどれか。 1.  股関節屈曲:0゜〜45゜ 2.  膝関節屈曲:0゜〜90゜ 3.  肘関節屈曲:0゜〜145゜ 4.  手関節掌屈:0゜〜40゜
リハビリテーション医学
問題 103 脳卒中急性期における理学療法の原則として正しい記述はどれか。 1.  体位転換は毎日1回とする。 2.  側臥位は麻痺側を下にする。 3.  良肢位で持続的に固定する。 4.  他動的関節可動域訓練をする。
リハビリテーション医学
問題 104 慢性関節リウマチについて正しい記述はどれか。 1.  手足のこわばりは夜間に増悪する。 2.  関節症状以外に心肺症状の併発に注意する。 3.  手指の変形はまれである。 4.  クラス1の機能障害では寝たきりとなる。
リハビリテーション医学
問題 106 腰痛について誤っている記述はどれか。 1.  直立歩行が原因の一つである。 2.  腹腔内の臓器疾患でも起こる。 3.  ラセーグ徴候は椎間板ヘルニアでみられる。 4.  急性期には股関節・膝関節伸展位を保持させる。
東洋医学概論
問題 113 内因はどれか。 1.  窓を開けて一晩中夜風にあたった。 2.  寝る前に冷たいビールを多量に飲んだ。 3.  相手のミスに怒りが治まらない。 4.  猛暑の中でテニスをした。
東洋医学概論
問題 114 四診について誤っている組合せはどれか。 1.  望診---五色 2.  聞診---圧痛 3.  問診---食欲 4.  切診---脈状
東洋医学概論
問題 115 次の文で示す経絡はどれか。「手の示指から始まり、肩関節外側を通り、胸腔内、腹腔内をめぐり、側頸部を経て顔面に終わる。」 1.  手の陽明大腸経 2.  手の太陰肺経 3.  手の少陰心経 4.  手の少陽三焦経
経絡経穴概論
問題 119 取穴法で正しい記述はどれか。 1.  肩井は肩甲棘の下際のほぼ中央に取る。 2.  風門は第1胸椎棘突起の下の外方1寸5分に取る。 3.  膏肓は第4胸椎棘突起の下の外方3寸に取る。 4.  身柱は第2胸椎棘突起の下に取る。
経絡経穴概論
問題 123 経穴と部位との組合せで誤っているのはどれか。 1.  中脘---腹部 2.  人迎---頸部 3.  百会---頭部 4.  公孫---背部
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 125 古法按摩の手技と現在行われている手技との組合せで正しいのはどれか。 1.  調摩の術---揉揑法 2.  解釈の術---軽擦法 3.  利関の術---運動法 4.  肩井の術---圧迫法
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 126 筋に対する揉揑法の作用として適切でないのはどれか。 1.  筋線維の増加 2.  代謝の亢進 3.  疲労の回復 4.  血行の促進
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 127 施術と手技との組合せで正しいのはどれか。 1.  按摩---指髁軽擦法 2.  マッサージ---強擦法 3.  指圧---間欠圧迫法 4.  結合織マッサージ---手掌軽擦法
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 128 指圧の押圧操作の三原則に含まれないのはどれか。 1.  皮膚に対して垂直に押圧する。 2.  漸増漸減圧を加える。 3.  押圧を一定時間持続する。 4.  術者は精神を集中する。
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 129 触圧刺激による鎮痛のメカニズムを説明するのはどれか。 1.  圧発汗反射 2.  ホメオスタシス 3.  ストレス学説 4.  ゲートコントロール説
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 130 腰痛症の治療法で適切なのはどれか。 1.  ウィリアムズ体操 2.  コッドマン体操 3.  ボバース法 4.  棒体操
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 131 関節拘縮を正常に戻し機能の回復を図るのはどれか。 1.  興奮作用 2.  鎮静作用 3.  矯正作用 4.  誘導作用
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 132 按摩・マッサージ・指圧が最も適する疾患はどれか。 1.  腹膜炎 2.  胃アトニー 3.  肝硬変 4.  狭心症
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 134 乳房マッサージの前後に一般に併用する療法はどれか。 1.  低周波治療法 2.  極超短波療法 3.  運動療法 4.  温罨法
東洋医学臨床論
問題 135 マッサージの治療対象として適切でないのはどれか。 1.  脳卒中後遺症 2.  運動後の筋肉痛 3.  腱板断裂 4.  姿勢性腰痛
東洋医学臨床論
問題 137 次の文で示す患者の病態から考えて施術対象となる筋はどれか。「27歳の女性。ワープロ作業中に肩から腕にかけての痛みとしびれとがある。ジャクソンテスト陰性、アレンテスト陽性、鎖骨上窩部の圧迫で痛みとしびれとが上肢に放散する。」 1.  僧帽筋 2.  棘上筋 3.  斜角筋 4.  大胸筋
東洋医学臨床論
問題 138 肩関節周囲炎の治療法と目的との組合せで誤っているのはどれか。 1.  マッサージ---筋血流の改善 2.  コッドマン体操---筋力の強化 3.  棒体操---可動域の拡大 4.  ホットパック---筋緊張の緩和
東洋医学臨床論
問題 139 次の文で示す患者への対応として適切でないのはどれか。「55歳の男性。職業は引っ越し業。10年前から腰痛があり、夕方になると増強する。」 1.  柔らかい寝具の使用 2.  腰部の温熱療法 3.  腰背部の揉揑法 4.  腹筋の筋力強化
東洋医学臨床論
問題 140 緊張性頭痛に対する治療として適切でないのはどれか。 1.  後頭筋への揉揑法 2.  顔面筋への叩打法 3.  患部への温熱療法 4.  頭頸部の牽引法
東洋医学臨床論
問題 141 末梢性顔面神経麻痺の顔面マッサージ手技として適切でないのはどれか。 1.  四指揉揑法 2.  四指軽擦法 3.  母指持続圧迫法 4.  指頭叩打法
東洋医学臨床論
問題 142 次の文で示す麻痺症状に対して治療対象となる神経はどれか。「手関節や中手指節関節の伸展運動ができない。」 1.  尺骨神経 2.  正中神経 3.  橈骨神経 4.  筋皮神経
東洋医学臨床論
問題 143 腹部に施術を行ってもよい腹痛はどれか。 1.  排便により軽快する左下腹部の痛み 2.  筋性防御がみられる腹部全体の痛み 3.  食事嗜好の変化と体重減少とを伴う心窩部の痛み 4.  ブルンベルグ徴候がみられる右下腹部の痛み
東洋医学臨床論
問題 144 弛緩性便秘の患者に対する適切な指導はどれか。 1.  腹壁への刺激を避けさせる。 2.  腹筋運動をさせる。 3.  水分摂取を控えさせる。 4.  便意を催すまで排便行為をとらせない。
東洋医学臨床論
問題 145 慢性胃炎に対する治療法で適切でないのはどれか。 1.  腹壁の軽擦法 2.  脊柱起立筋の揉揑法 3.  腹部のろとう揉揑法 4.  腹部の冷罨法
東洋医学臨床論
問題 146 次の文で示す患者の施術対象となる最も適切な経絡はどれか。「35歳の女性。腰が重だるく、疲れやすい。下腿に冷えがあり、小便は近く、目の周囲にくまがある。」 1.  腎経 2.  心包経 3.  肺経 4.  脾経
東洋医学臨床論
問題 147 月経困難症に対する施術として適切でないのはどれか。 1.  腹部の軽擦法 2.  腰仙部の圧迫法 3.  股関節の強擦法 4.  大腿内側部の揉揑法
東洋医学臨床論
問題 149 競技前に行うアキレス腱炎の予防法として適切でないのはどれか。 1.  ストレッチング 2.  マッサージ 3.  アイシング 4.  テーピング
東洋医学臨床論
問題 150 骨粗鬆症の患者への対応として適切なのはどれか。 1.  脊椎矯正法を行う。 2.  食塩の摂取を勧める。 3.  施術は軽微な力で行う。 4.  跳躍運動を勧める。