第5回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 |
医療概論
問題 1 先進国における健康問題はどれか。 1.  乳児死亡率が高い。 2.  糖尿病が多い。 3.  栄養失調が多い。 4.  下痢・腸炎が多い。
衛生学
問題 5 食中毒について誤っている記述はどれか。 1.  ブドウ球菌では潜伏期間が短い。 2.  病原性大腸菌は細菌型である。 3.  サルモネラは加熱で防げる。 4.  腸炎ビブリオは塩分に弱い。
関係法規
問題 12 職場での従業員の健康管理を行う義務のある者は誰か。 1.  事業者 2.  産業医 3.  労働衛生コンサルタント 4.  カウンセラー
関係法規
問題 14 按摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法令について正しい記述はどれか。 1.  施術所には名称の制限がある。 2.  施術所は立入検査を受けることはない。 3.  施術者は外科手術を行うことができる。 4.  施術者は薬剤を投与することができる。
関係法規
問題 15 施術に関する法律で正しい記述はどれか。 1.  免許登録氏名の変更は都道府県知事に届け出る。 2.  施術所開設は都道府県知事に届け出る。 3.  広告には出身校の記載は許される。 4.  聴力障害は資格要件の欠格事由となる。
解剖学
問題 16 正しい記述はどれか。 1.  平滑筋細胞は多核細胞である。 2.  染色体は核に含まれる。 3.  神経細胞は分裂・増殖する。 4.  白血球は核をもたない。
解剖学
問題 18 大泉門を囲む骨について正しい組合せはどれか。 1.  前頭骨と側頭骨 2.  前頭骨と頭頂骨 3.  頭頂骨と側頭骨 4.  頭頂骨と後頭骨
解剖学
問題 22 筋とその作用との組合せで誤っているのはどれか。 1.  大腰筋---股関節の屈曲 2.  恥骨筋---股関節の伸展 3.  腓腹筋---足の底屈 4.  前脛骨筋---足の背屈
解剖学
問題 23 男性生殖器について正しい記述はどれか。 1.  精子は精巣上体に蓄えられる。 2.  精管は鼠径靱帯の下を通る。 3.  前立腺は精管に開口する。 4.  陰茎には2本の海綿体が見られる。
解剖学
問題 24 内分泌腺とその存在部位との組合せで誤っているのはどれか。 1.  下垂体---トルコ鞍 2.  甲状腺---気管上部 3.  上皮小体---心臓前部 4.  副腎---腎臓上部
解剖学
問題 28 泌尿器について誤っている記述はどれか。 1.  膀胱の筋層は横紋筋からなる。 2.  膀胱の上面は腹膜でおおわれる。 3.  尿管は膀胱壁を貫く。 4.  尿管は大腰筋の前を下行する。
解剖学
問題 29 静脈の流れについて正しいのはどれか。 1.  外頸静脈---腕頭静脈 2.  脾静脈---下大静脈 3.  肝静脈---上大静脈 4.  大伏在静脈---大腿静脈
解剖学
問題 30 心臓について正しい記述はどれか。 1.  心耳は心室の一部である。 2.  洞房結節は左心房にある。 3.  心尖は左第5肋間隙に位置する。 4.  心膜腔は粘液で満たされる。
生理学
問題 44 嚥下運動について誤っている記述はどれか。 1.  中枢は延髄にある。 2.  口腔相は随意運動である。 3.  咽頭相は随意運動である。 4.  食道相は反射運動である。
生理学
問題 46 ビタミンの欠乏で正しい組合せはどれか。 1.  ビタミンA---脚気 2.  ビタミンC---夜盲症 3.  ビタミンD---くる病 4.  ビタミンK---発育不良
生理学
問題 47 わが国の成人男子の基礎代謝量(Kcal/日)で正しい値はどれか。 1.  約500 2.  約1,500 3.  約2,500 4.  約3,500
生理学
問題 52 神経線維の興奮伝導について誤っている記述はどれか。 1.  絶縁性伝導をする。 2.  不減衰伝導をする。 3.  一方向性伝導をする。 4.  太い線維ほど伝導速度が速い。
病理学
問題 61 皮膚の疾患と炎症の型との組合せで誤っているのはどれか。 1.  靴ずれ(まめ)---壊疽性炎 2.  面疔---化膿性炎 3.  ひょう疽---蜂窩織炎(蜂巣織炎) 4.  じんま疹---漿液性炎
病理学
問題 64 腫瘍の組織構造について正しい記述はどれか。 1.  腫瘍は実質と間質とからなる。 2.  良性腫瘍は発生母組織と類似しない。 3.  悪性腫瘍は異型が少ない。 4.  非上皮性腫瘍では実質が蜂巣を形成する。
臨床医学各論
問題 80 血友病について誤っている記述はどれか。 1.  遺伝性疾患である。 2.  男性に多い。 3.  出血傾向がある。 4.  凝固因子の内服が必要である。
臨床医学各論
問題 82 帯状疱疹について誤っている記述はどれか。 1.  細菌感染である。 2.  疼痛を伴う。 3.  肋間神経領域に好発する。 4.  水疱が帯状に発生する。
臨床医学各論
問題 83 食道癌について適切でない記述はどれか。 1.  体重が減少する。 2.  女性に多い。 3.  食道下部に好発する。 4.  嚥下困難がある。
臨床医学各論
問題 85 脊椎骨粗鬆症に関連して誤っている記述はどれか。 1.  腰痛の原因となる。 2.  骨塩量が減少する。 3.  脊椎圧迫骨折が起こりやすい。 4.  閉経後に進行が遅くなる。
臨床医学各論
問題 86 先天性股関節脱臼の乳児期の症状で誤っているのはどれか。 1.  トレンデレンブルグ徴候陽性 2.  大腿皮膚溝の非対称 3.  バーローテスト陽性 4.  クリックサイン陽性
臨床医学各論
問題 87 圧痛点とその部位との組合せで正しいのはどれか。 1.  マックバーネー点---心窩部 2.  ランツ点---左下腹部 3.  ボアス点---第12胸椎左側 4.  小野寺点---臍部
臨床医学各論
問題 89 熱傷について誤っている記述はどれか。 1.  熱で生じた損傷である。 2.  熱傷面積が重症度を左右する。 3.  低温熱傷は体温より低い温度で起こる。 4.  水疱形成は第2度である。
臨床医学各論
問題 90 神経麻痺とその症状との組合せで誤っているのはどれか。 1.  正中神経---猿手 2.  橈骨神経---下垂手 3.  尺骨神経---鷲手 4.  脛骨神経---下垂足
リハビリテーション医学
問題 97 疾患と歩行との組合せで誤っているのはどれか。 1.  パーキンソン病---こきざみ歩行 2.  脳性麻痺---アヒル歩行 3.  小脳性失調---よろめき歩行 4.  脳卒中---分回し歩行
リハビリテーション医学
問題 98 温熱の作用で誤っているのはどれか。 1.  疼痛の軽減 2.  関節可動域の増加 3.  筋スパズムの増強 4.  末梢血管の拡張
リハビリテーション医学
問題 99 脳性麻痺について正しい記述はどれか。 1.  脳の進行性病変に基づく障害である。 2.  神経生理学的訓練が行われる。 3.  手術的治療の対象とはならない。 4.  補装具による治療効果は期待できない。
リハビリテーション医学
問題 100 障害をもった個人としての機能の低下を表す言葉で正しいのはどれか。 1.  機能障害 2.  内部障害 3.  能力低下 4.  社会的不利
リハビリテーション医学
問題 101 通常のリハビリテーション施設で作業療法として行われないのはどれか。 1.  ADL訓練 2.  機能回復訓練 3.  利き手交換 4.  職業訓練
リハビリテーション医学
問題 102 膝関節について誤っている記述はどれか。 1.  大腿骨と脛骨との角度は軽度内反している。 2.  内側と外側の半月板をもつ。 3.  大腿四頭筋は強力な伸筋である。 4.  膝蓋骨は種子骨である。
リハビリテーション医学
問題 103 脳卒中急性期の理学療法で適切でないのはどれか。 1.  体位変換 2.  良肢位の確保 3.  関節可動域訓練 4.  歩行訓練
リハビリテーション医学
問題 104 C6損傷(第7頸髄節以下の損傷)の患者ができない動作はどれか。 1.  自助具を用いた食事動作 2.  車椅子の駆動 3.  更衣動作 4.  杖による歩行
リハビリテーション医学
問題 105 慢性関節リウマチ患者の理学療法で適切でないのはどれか。 1.  鉄アレーを用いた筋力増強 2.  歩行器を用いた歩行訓練 3.  氷を用いた寒冷療法 4.  パラフィンを用いた温熱療法
経絡経穴概論
問題 120 次の文で示す経穴はどれか。「肩関節の下際で上腕後側の上部、腋窩横紋後端の上方約1寸に取る。」 1.  肩貞 2.  肩中兪 3.  肩髃 4.  肩井
経絡経穴概論
問題 124 経絡と募穴との組合せで正しいのはどれか。 1.  胃経---中極 2.  大腸経---天枢 3.  小腸経---日月 4.  膀胱経---関元
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 126 主に頭部に用いられる曲手はどれか。 1.  挫(くじき)手 2.  突(つき)手 3.  横(よこ)手 4.  柳(やなぎ)手
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 127 胸鎖乳突筋部に適した揉揑法はどれか。 1.  手掌揉揑法 2.  二指揉揑法 3.  ろとう揉揑法 4.  錐状(きりもみ状)揉揑法
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 130 按摩マッサージ指圧刺激による内臓機能の調整に関する反射はどれか。 1.  体性-内臓反射 2.  内臓-内臓反射 3.  内臓-知覚反射 4.  内臓-運動反射
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 131 頸動脈洞部の圧迫刺激により誘発される現象はどれか。 1.  血圧上昇 2.  瞳孔散大 3.  心拍数減少 4.  利尿
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 132 按摩マッサージ指圧の効果として適切でないのはどれか。 1.  関節拘縮の改善 2.  筋線維の増加 3.  リンパ循環の改善 4.  内臓機能の調節
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 133 筋力テストで筋力4の場合に、筋力増強に応用されるのはどれか。 1.  他動運動 2.  自動介助運動 3.  自動運動 4.  抵抗運動
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 134 オステオパシーに関する記述はどれか。 1.  擦過軽擦の手技を行う。 2.  創始者はパーマーである。 3.  骨格の異常を徒手で調整する方法である。 4.  ヨーロッパから導入された。
東洋医学臨床論
問題 136 頭痛で施術の対象として適切なのはどれか。 1.  反復する嘔吐を伴う頭痛 2.  項部硬直を伴う頭痛 3.  頭部の筋緊張を伴う頭痛 4.  バビンスキー反射陽性を伴う頭痛
東洋医学臨床論
問題 138 頸椎症で前腕橈側から母指・示指にかけて痛みを訴える患者への施術で対象となる経絡はどれか。 1.  小腸経 2.  大腸経 3.  心経 4.  心包経
東洋医学臨床論
問題 139 次の文で示す症状に対し、主動作筋への施術で適切なのはどれか。「肩関節外転により肩峰部に痛みが起きる。」 1.  棘上筋 2.  棘下筋 3.  大円筋 4.  小円筋
東洋医学臨床論
問題 140 次の文で示す患者の病態を改善する施術部位はどれか。「30歳の女性。左の前腕尺側の疼痛としびれ感、手指の冷感とチアノーゼがある。アレンテスト陽性、スパーリングテスト陰性。」 1.  後頸部 2.  鎖骨上窩部 3.  肩甲間部 4.  棘下部
東洋医学臨床論
問題 141 尺骨神経痛の施術部位と手技との組合せで適切なのはどれか。 1.  前腕外側部---揉揑法 2.  前腕外側部---叩打法 3.  前腕内側部---強擦法 4.  前腕内側部---圧迫法
東洋医学臨床論
問題 143 梨状筋症候群の絞扼部位に対する施術部はどれか。 1.  大転子直上 2.  坐骨結節直下 3.  大転子と仙腸関節との中央 4.  大腿後側の中央
東洋医学臨床論
問題 145 次の文で示す患者に対する初期対応で適切なのはどれか。「40歳の女性。今朝、布団を押入にしまおうとして、突然激しい腰痛を発症した。腰を伸ばすことができない。」 1.  ウィリアムズ体操を指導する。 2.  安静を指示する。 3.  背筋強化運動を指示する。 4.  柔らかい寝具の使用を指示する。
東洋医学臨床論
問題 146 次の文で示す患者の生活指導として適切でないのはどれか。「60歳の肥満した女性。数年前から正座をするときや立ち上がるときに膝が痛む。膝関節部に熱感はない。」 1.  椅子やベッドの生活に変える。 2.  サポーターを使用する。 3.  膝関節部を温める。 4.  階段昇降を勧める。
東洋医学臨床論
問題 147 高血圧症で施術の対象として適切なのはどれか。 1.  本態性のもの 2.  心臓疾患によるもの 3.  腎臓疾患によるもの 4.  内分泌疾患によるもの
東洋医学臨床論
問題 149 上腕骨内側上顆炎による筋緊張を緩和する目的で重点的に施術する部位はどれか。 1.  前腕前内側部 2.  前腕後外側部 3.  上腕後側部 4.  上腕外側部
東洋医学臨床論
問題 150 高齢者の診察で適切でないのはどれか。 1.  起立性低血圧に注意して診る。 2.  多数の病態に注意して診る。 3.  定型的な症状を重視して診る。 4.  個人差を重視して診る。