第8回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 |
医療概論
問題 1 施術者の倫理について誤っているのはどれか。 1.  QOLの向上 2.  プライバシーの保護 3.  インフォームド・コンセント 4.  患者の要求優先
衛生学
問題 7 エタノール消毒について誤っている記述はどれか。 1.  70〜85%の濃度で使用する。 2.  芽胞に効果がある。 3.  手指の消毒に適している。 4.  引火性がある。
関係法規
問題 13 按摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律について正しい記述はどれか。 1.  広告には所属学会の記載は許される。 2.  施術所開設は都道府県知事に届け出る。 3.  医師の指示があれば投薬できる。 4.  免許記載事項の変更は都道府県知事に届け出る。
関係法規
問題 15 按摩マッサージ指圧師免許が効力を持つのはいつか。 1.  国家試験に合格したとき 2.  合格証書を受領したとき 3.  免許を申講したとき 4.  厚生省の名簿に登録されたとき
解剖学
問題 16 上皮と器官との組合せで誤っているのはどれか。 1.  重層扁平上皮---皮膚 2.  移行上皮---尿管 3.  多列線毛円柱上皮---小腸 4.  単層円柱上皮---胃
解剖学
問題 18 骨とその形状との組合せで正しいのはどれか。 1.  肋骨---長骨 2.  指骨---短骨 3.  膝蓋骨---扁平骨 4.  前頭骨---含気骨
解剖学
問題 19 下顎骨について誤っている記述はどれか。 1.  筋突起には側頭筋が停止する。 2.  下顎管は歯槽と連絡する。 3.  関節突起は蝶形骨と関節をつくる。 4.  オトガイ孔は下顎管の出口である。
解剖学
問題 25 左右の主気管支について正しい記述はどれか。 1.  右側の傾斜は垂直に近い。 2.  右側は2本の葉気管支に分かれる。 3.  左側の方が短い。 4.  左側の方が太い。
解剖学
問題 28 尿管の狭窄部について誤っているのはどれか。 1.  腎盂との移行部 2.  総腸骨動脈との交叉部 3.  射精管との交叉部 4.  膀胱への開口部
解剖学
問題 30 内分泌腺について誤っている記述はどれか。 1.  下垂体はトルコ鞍のくぼみに乗っている。 2.  松果体は脳底にみられる。 3.  膵島は膵臓内に散在する。 4.  副腎は腎臓の上に接している。
解剖学
問題 36 脊髄神経の数について誤っている組合せはどれか。 1.  頸神経---8対 2.  胸神経---12対 3.  腰神経---5対 4.  仙骨神経---4対
生理学
問題 42 血圧が高くなる因子として誤っているのはどれか。 1.  血液粘度の減少 2.  血液量の増大 3.  血管断面積の縮小 4.  血管壁の弾力性の低下
生理学
問題 43 呼吸に関して正しい記述はどれか。 1.  肺胞中の酸素量を呼吸商という。 2.  肺胞のことを死腔ともいう。 3.  体循環の動脈血酸素分圧は静脈血より低い。 4.  ヘモグロビンと酸素との結合は酸素分圧に左右される。
生理学
問題 44 膵液について正しい記述はどれか。 1.  重炭酸ナトリウムは脂肪を分解する。 2.  アミラーゼはブドウ糖を分解する。 3.  トリプシンは蛋白質を分解する。 4.  リパーゼは核酸を分解する。
生理学
問題 46 健康成人の尿について正しいのはどれか。 1.  血漿と同じ組成である。 2.  間質液と同じ組成である。 3.  窒素代謝物を含む。 4.  蛋白質を含む。
生理学
問題 47 ホルモンとその作用との組合せで誤っているのはどれか。 1.  アドレナリン---心拍出量増加 2.  インスリン---血糖値低下 3.  カルシトニン---骨形成促進 4.  バソプレシン---尿量増加
生理学
問題 48 副腎皮質ホルモンについて誤っているのはどれか。 1.  ステロイド型ホルモン 2.  コレステロールの合成 3.  抗炎症作用 4.  電解質代謝の調節
生理学
問題 50 神経について正しい記述はどれか。 1.  脳神経は中枢神経である。 2.  感覚神経は求心性神経である。 3.  自律神経系には遠心性神経はない。 4.  脊髄神経は自律神経を含まない。
生理学
問題 51 シナプス伝達で誤っている記述はどれか。 1.  反復刺激後増強がある。 2.  シナプス小胞内に受容体がある。 3.  一方向性伝達である。 4.  薬物の影響を受けやすい。
生理学
問題 52 脳の調節中枢について誤っている組合せはどれか。 1.  延髄---呼吸調節 2.  中脳---姿勢調節 3.  視床下部---体温調節 4.  小脳---発汗調節
生理学
問題 55 骨格筋について誤っている記述はどれか。 1.  単収縮は強縮より大きな張力を発生する。 2.  筋緊張は姿勢保持機能に関与する。 3.  筋収縮のエネルギーはATP分解による。 4.  筋収縮で熱産生が起こる。
生理学
問題 57 皮膚感覚について誤っている記述はどれか。 1.  パチニ小体は振動の受容器である。 2.  皮膚の温点は痛点より密度が高い。 3.  マイスナー小体は触覚の受容器である。 4.  侵害刺激の受容器は自由神経終末である。
病理学
問題 58 正しい組合せはどれか。 1.  下垂体後葉---小人症 2.  上皮小体---クレチン病 3.  副腎髄質---クッシング症候群 4.  甲状腺---粘液水腫
病理学
問題 59 インスリン依存型糖尿病の特徴として適切でないのはどれか。 1.  若年発症が多い。 2.  肥満型が多い。 3.  治療にインスリン注射が必要である。 4.  膵ランゲルハンス島β細胞の破壊による。
病理学
問題 61 免疫グロブリンの特徽として正しい記述はどれか。 1.  IgMは血中免疫グロブリンの大部分を占める。 2.  IgGは粘液中に最も多く存在する。 3.  IgAは感染の初期に現れる。 4.  IgEは花粉症の主役である。
病理学
問題 64 腫瘍について誤っている記述はどれか。 1.  蜂巣構造は上皮性腫瘍にみられる。 2.  腫瘍周囲の組織には萎縮がみられる。 3.  早期癌は粘膜内癌である。 4.  腫瘍細胞の大小不同は細胞分裂の異常による。
臨床医学総論
問題 65 伝染性膿痂疹について正しい記述はどれか。 1.  緑膿菌感染が原因となる。 2.  びらんを生じやすい。 3.  瘢痕を残し治癒する。 4.  再発しない。
臨床医学総論
問題 66 視床下部から分泌されるホルモンはどれか。 1.  ゴナドトロピン放出ホルモン 2.  プロゲステロン 3.  卵胞刺数ホルモン 4.  黄体形成ホルモン
臨床医学総論
問題 67 単純性肥満で誤っている記述はどれか。 1.  脂肪沈着は体幹に限局する。 2.  内分泌機能は正常である。 3.  摂取カロリーの過剰による。 4.  遣伝性因子が関与する。
臨床医学総論
問題 72 腰痛の原因とならない疾患はどれか。 1.  骨粗鬆症 2.  オスグット・シュラッター病 3.  腰部椎間板ヘルニア 4.  脊椎カリエス
臨床医学各論
問題 78 アトピー性皮膚炎について正しい記述はどれか。 1.  小児の疾患である。 2.  有病率は減少傾向にある。 3.  II型アレルギー反応である。 4.  環境因子が関与する。
臨床医学各論
問題 81 欠乏によってニューロパチーをきたすビタミンはどれか。 1.  ビタミンA 2.  ビタミンB1 3.  ビタミンD 4.  ビタミンE
臨床医学各論
問題 85 肩関節周囲炎について誤っているのはどれか。 1.  40〜60歳代に好発 2.  夜間痛 3.  関節包の拡大 4.  結帯動作の制限
臨床医学各論
問題 87 腰部脊柱管狭窄症で誤っている記述はどれか。 1.  先天性と後天性がある。 2.  腰椎屈曲位で痛みが軽減する。 3.  安静時痛がある。 4.  間欠性跛行がある。
臨床医学各論
問題 88 高齢者の大腿骨頸部骨折の骨癒合が起こりにくい理由はどれか。 1.  骨修復能が低下している。 2.  関節包外骨折である。 3.  骨折の中枢側が充血状態となる。 4.  骨折片間に圧迫力がかかる。
臨床医学各論
問題 90 気管支喘息について正しい記述はどれか。 1.  呼吸困難を主訴とする。 2.  呼気よりも吸気が延長する。 3.  泡沫状喀痰を喀出する。 4.  高熱を発する。
臨床医学各論
問題 94 パーキンソン病について誤っている記述はどれか。 1.  脳内ドパミンが減少する。 2.  無動がみられる。 3.  こきざみ歩行がみられる。 4.  錐体路疾患である。
臨床医学各論
問題 95 病態と原因物質との組合せで正しいのはどれか。 1.  振戦せん妄---アルコール 2.  パーキンソン症候群---ストレプトマイシン 3.  スモン---ペニシリン 4.  難聴---副腎皮質ホルモン
リハビリテーション医学
問題 97 経済的問題の解決を図るリハビリテーションの分野はどれか。 1.  医学的リハビリテーション 2.  教育的リハビリテーション 3.  社会的リハビリテーション 4.  職業的リハビリテーション
リハビリテーション医学
問題 98 四肢の計測で誤っている組合せはどれか。 1.  上肢長---肩峰から示指尖 2.  下肢長---上前腸骨棘から内果 3.  上腕周径---最大部 4.  下腿周径---最大部
リハビリテーション医学
問題 99 徒手筋力テストで重力除去すれは完全に運動できるのはどれか。 1.  筋力5 2.  筋力4 3.  筋力3 4.  筋力2
リハビリテーション医学
問題 100 関節の種類でラセン関節に分類されるのはどれか。 1.  橈骨手根関節 2.  第1手根中手関節 3.  距腿関節 4.  肩関節
リハビリテーション医学
問題 102 片麻痺患者の3動作での平行棒内歩行で正しい順序はどれか。 1.  手→患側→健側 2.  手→健側→患側 3.  患側→手→健側 4.  健側→手→患側
リハビリテーション医学
問題 103 脊髄損傷について誤っている記述はどれか。 1.  頸髄損傷の好発都位は第5〜6頸推部である。 2.  受傷直後は痙性麻痺となる。 3.  排尿障害を伴う。 4.  自律神経障害を伴う。
リハビリテーション医学
問題 104 脳性麻痺について誤っている記述はどれか。 1.  脳の非進行性病変で起こる。 2.  症状は生後4週間以内に発現する。 3.  アテトーゼ型は不随意運動を呈する。 4.  痙直型は関節の変形が起こりやすい。
リハビリテーション医学
問題 105 慢性関節リウマチについて誤っている記述はどれか。 1.  膠原病に属する。 2.  男性に多い。 3.  疼痛は気候と関係が深い。 4.  筋力訓練は自動運動を中心に行う。
リハビリテーション医学
問題 106 骨折のリハビリテーションについて誤っている記述はどれか。 1.  固定中の関節は等張性の運動を行う。 2.  固定されていない関節の運動も行う。 3.  下肢では段階的な荷重歩行訓練を行う。 4.  関節可動域訓練前に温熱療法を行う。
経絡経穴概論
問題 119 同じ経絡に所属する経穴の組合せはどれか。 1.  人迎---天枢 2.  風池---委中 3.  膈兪---臑兪 4.  期門---梁丘
経絡経穴概論
問題 120 経穴と部位との組合せで誤っているのはどれか。 1.  百会---頭部 2.  大陵---頸部 3.  風門---背部 4.  関元---腹部
経絡経穴概論
問題 124 背部兪穴と高さとの組合せで適切でないのはどれか。 1.  肺兪---第2胸椎棘突起下 2.  膈兪---第7胸椎棘突起下 3.  肝兪---第9胸椎棘突起下 4.  腎兪---第2腰椎棘突起下
東洋医学臨床論
問題 125 施術として誤っているのはどれか。 1.  運動神経麻痺に軽擦法を行う。 2.  神経痛に持続圧迫法を行う。 3.  充血に患部誘導法を行う。 4.  内臓疾患にヘッド帯を活用する。
東洋医学臨床論
問題 126 ネーゲリーの伸頭法で正しいのはどれか。 1.  頭部を前屈する。 2.  頭部を後屈する。 3.  頭部を側屈する。 4.  頭部を挙上する。
東洋医学臨床論
問題 127 次の患者の病態に対し、罹患部への局所治療として適切な施術部位はどれか。「35歳の女性。右前腕尺側から小指の痛みとしびれ。アレンテスト陽性、ライトテスト陰性。」 1.  斜角筋部 2.  鎖骨下部 3.  烏口突起下部 4.  腋窩部
東洋医学臨床論
問題 128 肩すくめ運動で肩上部の痛みが増悪する場合、施術対象となる罹患筋はどれか。 1.  胸鎖乳突筋 2.  広背筋 3.  僧帽筋 4.  三角筋
東洋医学臨床論
問題 130 椎間板ヘルニアによる根性坐骨神経痛の治療で適切でないのはどれか。 1.  腰椎外側部に揉揑法を行う。 2.  腰部にホットパックを行う。 3.  腰椎の牽引を行う。 4.  大腿前面の神経伸展法を行う。
東洋医学臨床論
問題 131 次の文で示す症状に対し、治療対象とする神経はどれか。「手の母指の内転と示指、中指、環指、小指の内転、外転運動が障害され、手背部の骨間がくぽむ。」 1.  橈骨神経 2.  正中神経 3.  尺骨神経 4.  筋皮神経
東洋医学臨床論
問題 133 三叉神経第1枝痛に対する圧迫法で適切な部位はどれか。 1.  オトガイ孔部 2.  眼窩上孔部 3.  頬骨弓上縁部 4.  乳様突起部
東洋医学臨床論
問題 134 末梢性顔面神経麻痺に対する生活指導で適切でないのはどれか。 1.  自分で顔面マッサージを行わせる。 2.  鏡を見ながら表情運動を行わせる。 3.  患側に冷湿布を行わせる。 4.  ぱ行の発音練習をさせる。
東洋医学臨床論
問題 135 深腓骨神経麻痺に対し、筋力強化運動を行う場合、正しいのはどれか。 1.  膝関節屈曲 2.  膝関節伸展 3.  足関節屈曲 4.  足関節伸展
東洋医学臨床論
問題 136 変形性膝関節症の治療で適切でないのはどれか。 1.  腫張に対して関節周囲の軽擦法を行う。 2.  内反変形に対して徒手矯正を行う。 3.  屈曲拘縮に対して大腿二頭筋を揉揑する。 4.  歩行中の膝折れに対して大腿四頭筋の強化運動を行う。
東洋医学臨床論
問題 137 高血圧症で施術の適応性の最も高いのはどれか。 1.  肩こり、満月様顔貌を伴うもの 2.  耳鳴り、不眠を伴うもの 3.  蛋白尿、浮腫を伴うもの 4.  動悸、絞扼性の胸痛を伴うもの
東洋医学臨床論
問題 138 腹痛で施術の適応性の最も高いのはどれか。 1.  頑固な便秘を伴いグル音のある場合 2.  精神的ストレスによる場合 3.  筋性防御がみられる場合 4.  発熱、下痢、嘔吐を伴う場合
東洋医学臨床論
問題 139 めまいと耳鳴りを訴える疾患で、頭頸部への局所治療が最も効果的なのはどれか。 1.  メニエール病 2.  更年期障害 3.  自律神経失調症 4.  本態性高血圧症
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 145 神経痛に対する神経伸展法で期待できる作用はどれか。 1.  興奮作用 2.  誘導作用 3.  鎮静作用 4.  矯正作用
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 146 マッサージの施術対象とならない疾患はどれか。 1.  脳卒中後遺症 2.  慢性胃炎 3.  気管支喘息 4.  大動脈瘤
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 147 施術と効果との組合せで誤っているのはどれか。 1.  按摩---気血の循環改善 2.  マッサージ---リンパの循環促進 3.  指圧---神経線維の増加 4.  運動法---関節可動域の拡大
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 148 上腕二頭筋の過緊張に対し、拮抗抑制を目的に施術する筋はどれか。 1.  上腕三頭筋 2.  三角筋 3.  上腕筋 4.  烏口腕筋
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 149 キャノンの緊急反応において主要な役割をしているのはどれか。 1.  小脳 2.  下垂体 3.  副腎皮質 4.  交感神経
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 150 次の文に該当するのはどれか。「生体は内外の環境変化によってその状態を変動させるが、ほぼ一定の準囲内に維持される。」 1.  ストレス学説 2.  ホメオスターシス 3.  圧発汗反射 4.  レイリー現象