第9回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 |
医療概論
問題 1 施術者の倫理について誤っているのはどれか。 1.  社会的責任の遂行 2.  患者のQOLへの配慮 3.  施術内容の一方的決定 4.  守秘義務
関係法規
問題 13 現在も有効な法律はどれか。 1.  結核予防法 2.  らい予防法 3.  寄生虫病予防法 4.  後天性免疫不全症候群の予防に関する法律
関係法規
問題 14 按摩マッサージ指圧師が免許の取り消し処分を受けたときの免許証返納期限はどれか。 1.  取り消しから5日以内 2.  取り消しから10日以内 3.  取り消しから20日以内 4.  取り消しから30日以内
関係法規
問題 15 按摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で広告できない事項はどれか。 1.  施術者の氏名 2.  施術所の名称 3.  施術日 4.  施術内容
解剖学
問題 24 肝臓について正しい記述はどれか。 1.  上面は横隔膜に接する。 2.  腹腔の左上腹部にある。 3.  左葉は右葉より大きい。 4.  肝静脈は肝門を通る。
解剖学
問題 25 肺について誤っている記述はどれか。 1.  表面は胸膜で覆われている。 2.  左肺は3葉からなる。 3.  肺動脈は肺門を通る。 4.  肺尖は鎖骨の上方にまで達している。
解剖学
問題 26 腎臓について誤っている記述はどれか。 1.  線維性被膜で包まれる。 2.  腎動脈は腹大動脈の枝である。 3.  右腎は左腎より高い位置にある。 4.  腹膜後器官である。
解剖学
問題 27 卵巣について誤っている記述はどれか。 1.  実質臓器である。 2.  卵胞はホルモンを産生する。 3.  グラーフ卵胞は髄質にみられる。 4.  間膜をもつ。
解剖学
問題 29 前腕の動脈について誤っている記述はどれか。 1.  尺骨動脈は手根管を通る。 2.  尺骨動脈は浅掌動脈弓を形成する。 3.  橈骨動脈は上腕動脈から分岐する。 4.  橈骨動脈の脈拍は触知できる。
解剖学
問題 30 リンパ本幹について誤っている記述はどれか。 1.  乳糜槽は腰リンパ本幹と腸リンパ本幹の合流部にある。 2.  右リンパ本幹は右下半身のリンパを集める。 3.  胸管は大動脈裂孔を通過する。 4.  胸管は左静脈角に入る。
解剖学
問題 34 中耳について正しい記述はどれか。 1.  三半規管が存在する。 2.  咽頭に直接通じる。 3.  骨迷路が存在する。 4.  内腔がリンパ液で満たされる。
解剖学
問題 35 次の組合せで誤っているのはどれか。 1.  パチニ小体---表皮 2.  味蕾---有郭乳頭 3.  黄斑---網膜 4.  蝸牛---内耳
生理学
問題 39 細胞について誤っている記述はどれか。 1.  ライソゾーム(リソソーム)は加水分解酵素を含む。 2.  中心体は細胞分裂の際に働く。 3.  ゴルジ装置はATPを産生する。 4.  核は遺伝子を含む。
生理学
問題 40 細胞外液中の陽イオンで最も多いのはどれか。 1.  カリウムイオン 2.  ナトリウムイオン 3.  マグネシウムイオン 4.  カルシウムイオン
生理学
問題 41 正常赤血球について正しいのはどれか。 1.  肝臓で産生される。 2.  ミオグロビンを含有する。 3.  高張液に入れると溶血を起こす。 4.  円盤状の構造をもつ。
生理学
問題 42 血漿蛋白のうち抗体として働くのはどれか。 1.  アルブミン 2.  フィブリノーゲン 3.  アルファグロブリン 4.  ガンマグロブリン
生理学
問題 45 呼吸の吸息時について誤っている記述はどれか。 1.  横隔膜が収縮する。 2.  肋骨が挙上する。 3.  胸腔内圧が高まる。 4.  外肋間筋が収縮する。
生理学
問題 46 胃液の作用について誤っている記述はどれか。 1.  フィブリノーゲンを活性化する。 2.  蛋白質を分解する。 3.  ペプシンの作用を促進する。 4.  ムチンは胃粘膜を保護する。
生理学
問題 51 化学シナプスにおける伝達機構で誤っている記述はどれか。 1.  疲労しにくい。 2.  シナプス遅延がある。 3.  一方向性に伝達する。 4.  抑制性神経伝達物質がある。
生理学
問題 55 骨格筋について誤っている記述はどれか。 1.  筋の両端を固定した状態で起こる収縮を等張力性収縮という。 2.  筋収縮にはカルシウムイオンが必要である。 3.  骨格筋の不応期は心筋より短い。 4.  日常の運動は強縮によって起こる。
病理学
問題 60 大腿動脈の血栓症に際して下肢の示す所見で適切でないのはどれか。 1.  膝窩に脈を触れない。 2.  チアノーゼを呈する。 3.  皮膚温は低下している。 4.  周径が小さくなっている。
病理学
問題 61 生体防御におけるマクロファージの役割でないのはどれか。 1.  貪食 2.  免疫グロブリンの産生 3.  サイトカインの放出 4.  抗原情報の提示
病理学
問題 64 胎内感染が奇形の原因とならないのはどれか。 1.  B型肝炎ウイルス 2.  風疹ウイルス 3.  トキソプラズマ 4.  サイトメガロウイルス
臨床医学総論
問題 65 熱型と疾患との組合せで正しいのはどれか。 1.  弛張熱---マラリア 2.  稽留熱---粟粒結核 3.  間欠熱---敗血症 4.  波状熱---化膿性疾患
臨床医学総論
問題 69 理学的検査で誤っている組合せはどれか。 1.  瞳孔---輻輳反射 2.  肺---ラ音 3.  心臓---グル音 4.  腹部---ブルンベルグ徴候
臨床医学総論
問題 70 身体の診察で正しい記述はどれか。 1.  腹部触診は疼痛部から行う。 2.  橈骨動脈の拍動は左が右より強い。 3.  心臓部は打診で濁音を呈する。 4.  高周波音はベル型で聴診する。
臨床医学総論
問題 71 四肢周径の測定部位で誤っている組合せはどれか。 1.  上腕---上腕の最も太い部位 2.  前腕---前腕の最も太い部位 3.  大腿---膝関節外側裂隙から左右同じ距離 4.  下腿---膝関節と足関節の中央
臨床医学総論
問題 74 関節運動とその主動作筋との組合せで誤っているのはどれか。 1.  膝関節伸展---大腿四頭筋 2.  股関節外転---中殿筋 3.  肩関節外転---三角筋 4.  足関節屈曲---前脛骨筋
臨床医学各論
問題 76 患者の症状と考慮すべき疾患との組合せで誤っているのはどれか。 1.  夏でも寒い---粘液水腫 2.  血圧が低い---褐色細胞腫 3.  舌が大きい---先端肥大症 4.  眼球が突出---バセドウ病
臨床医学各論
問題 77 全身性進行性硬化症で誤っているのはどれか。 1.  女性に好発 2.  皮膚の硬化性病変 3.  レイノー現象 4.  低グロブリン血症
臨床医学各論
問題 78 真菌による疾患でないのはどれか。 1.  カンジダ症 2.  クリプトコッカス症 3.  アスベルギルス症 4.  トキソプラズマ症
臨床医学各論
問題 79 呼吸器感染症の原因で最も多いウイルスはどれか。 1.  ヘルペスウイルス 2.  アデノウイルス 3.  ポリオウイルス 4.  エンテロウイルス
臨床医学各論
問題 83 貧血の治療で誤っている組合せはどれか。 1.  悪性貧血---ビタミンC 2.  再生不良性貧血---骨髄移植 3.  腎性貧血---エリスロポイエチン 4.  自己免疫性溶血性貧血---脾臓摘出術
臨床医学各論
問題 85 誤っている組合せはどれか。 1.  アルドステロン症---低血圧 2.  アジソン病---色素沈着 3.  クッシング症候群---満月様顔貌 4.  副甲状腺機能低下症---テタニー
臨床医学各論
問題 86 慢性関節リウマチの診断基準にないのはどれか。 1.  朝のこわばり 2.  3つ以上の関節の腫れ 3.  レイノー現象 4.  皮下結節
臨床医学各論
問題 89 誤っている組合せはどれか。 1.  斜視---眼位異常 2.  老視---調節異常 3.  乱視---視野異常 4.  近視---屈折異常
リハビリテーション医学
問題 97 WHOの定義による障害分類で誤っているのはどれか。 1.  能力低下 2.  機能障害 3.  後遺障害 4.  社会的不利
リハビリテーション医学
問題 98 リハビリテーションにおける目標の設定で誤っているのはどれか。 1.  疾病の治癒を目指す。 2.  障害者のニーズに応じて行う。 3.  最大限の身体機能を予測して行う。 4.  補装具製作を計画に入れる。
リハビリテーション医学
問題 101 異常歩行について正しい組合せはどれか。 1.  分回し歩行---小脳性失調 2.  小きざみ歩行---パーキンソン病 3.  はさみ足歩行---進行性筋ジストロフィー症 4.  トレンデレンブルグ歩行---脊髄損傷
リハビリテーション医学
問題 102 脳卒中急性期の理学療法で誤っている記述はどれか。 1.  体位変換を2時間毎に行う。 2.  肩関節は軽度外転外旋位に保持する。 3.  手指の関節は伸展位に保持する。 4.  関節可動域訓練を行う。
リハビリテーション医学
問題 103 脳性麻痺の早期治療の目的で誤っているのはどれか。 1.  正しい運動パターンを獲得する。 2.  二次的な知能の発達遅延を予防する。 3.  立ち直り反射を抑制する。 4.  拘縮を予防する。
リハビリテーション医学
問題 104 胸髄損傷による対麻痺患者ができない活動はどれか。 1.  入浴 2.  杖なし歩行 3.  バスケットボール 4.  車の運転
リハビリテーション医学
問題 106 腰痛の治療について正しい記述はどれか。 1.  極超短波は衣服の上からの照射では効果かない。 2.  軟性コルセットは主に脊柱の動きを制限して効果を示す。 3.  持続牽引は20Kg程度の重錘で行う。 4.  ウィリアムズ体操は少なくとも3か月以上続ける。
東洋医学概論
問題 107 次の病証を示す経絡はどれか。「顔色は黒く、喘鳴や立ちくらみがあり、よく恐れる。」 1.  肝経 2.  心経 3.  肺経 4.  腎経
東洋医学概論
問題 111 四診について正しい組合せはどれか。 1.  望診---舌苔 2.  聞診---痛み 3.  問診---脈状 4.  切診---口臭
東洋医学概論
問題 112 同じ経絡に属する経穴の組合せはどれか。 1.  天柱---風池 2.  大椎---命門 3.  尺沢---合谷 4.  血海---陰谷
東洋医学臨床論
問題 125 次の文で示す患者の病態に対し、罹患部への局所治療として適切な施術部位はどれか。「55歳の男性。針で刺されるような激痛が突然下顎部に出現した。顔面部に知覚異常はない。」 1.  眼窩上孔部 2.  眼窩下孔部 3.  前頭切痕部 4.  オトガイ孔部
東洋医学臨床論
問題 126 次の文で示す患者の病態に対し、施術対象となる経絡はどれか。「50歳の男性。1か月前から右上肢が痛む。頸部後屈時に前腕前面中央から中指に放散痛が出現する。」 1.  大腸経 2.  小腸経 3.  心包経 4.  心経
東洋医学臨床論
問題 127 次の文で示す患者の病態に対し、罹患部への局所治療として適切な施術部位はどれか。「30歳の女性。小学校の教師。黒板に字を書いていると手がしびれる。アレンテスト陽性。ジャクソンテスト陰性。」 1.  鎖骨上窩部 2.  鎖骨下部 3.  三角筋部 4.  上腕内側部
東洋医学臨床論
問題 128 肩関節の外転時に肩部の痛みが増悪する場合、施術対象となる罹患筋はどれか。 1.  棘上筋 2.  肩甲挙筋 3.  菱形筋 4.  僧帽筋
東洋医学臨床論
問題 129 理学的検査と罹患局所への施術部位との組合せで適切でないのはどれか。 1.  マクマレーテスト陽性---膝関節部 2.  パトリックテスト陽性---股関節部 3.  ニュートンテスト陽性---仙腸関節部 4.  ボンネットテスト陽性---椎間関節部
東洋医学臨床論
問題 130 末梢神経麻痺による症状と罹患局所への施術部位との組合せで適切でないのはどれか。 1.  下垂手---前腕外側 2.  猿手---前腕後面 3.  尖足---下腿前面 4.  鉤足---下腿後面
東洋医学臨床論
問題 131 肩こりに対する治療で、全身施術を最も重視しなければならないのはどれか。 1.  眼精疲労によるもの 2.  高血圧症によるもの 3.  編み物作業によるもの 4.  歯周病によるもの
東洋医学臨床論
問題 132 悪心や嘔吐の症状に対し、施術の対象として最も適切なのはどれか。 1.  胃神経症によるもの 2.  食中毒によるもの 3.  髄膜炎によるもの 4.  妊娠中毒症によるもの
東洋医学臨床論
問題 133 次の文で示す患者の病態への対応で誤っている記述はどれか。「12歳の男児。夜間から明け方にかけてときどき喘鳴を伴う呼吸困難の発作を起こす。風邪を引くと症状が増悪する。」 1.  喘鳴がある時には坐位をとらせる。 2.  発作時に頸部の徒手牽引を行う。 3.  発作間欠期に胸部のプリースニッツ罨法を行う。 4.  発作間欠期に全身マッサージを行う。
東洋医学臨床論
問題 135 腹痛に対して施術の適応とならないのはどれか。 1.  月経困難症によるもの 2.  急性膵炎によるもの 3.  過敏性腸症候群によるもの 4.  慢性胃炎によるもの
東洋医学臨床論
問題 136 常習性便秘の患者に対する生活指導で誤っているのはどれか。 1.  起床時に冷たい水を飲ませる。 2.  朝食後、トイレに行かせる。 3.  肉類を多くとらせる。 4.  散歩を勧める。
東洋医学臨床論
問題 137 特発性肋間神経痛の局所治療として適切でないのはどれか。 1.  肋間神経伸展法 2.  低周波通電療法 3.  極超短波療法 4.  冷湿布
東洋医学臨床論
問題 138 ジャンパー膝の予防として適切でないのはどれか。 1.  大腿四頭筋のストレッチング 2.  膝蓋腱部のマッサージ 3.  練習前の膝のアイシング 4.  オーバートレーニングの回避
東洋医学臨床論
問題 139 疾患の症状に対して最も慎重にしなければならない局所施術法はどれか。 1.  五十肩の拘縮に対する運動法 2.  腰部脊柱管狭窄症の下肢痛に対する揉揑法 3.  骨粗鬆症の腰背部痛に対する矯正法 4.  変形性膝関節症の膝痛に対する軽擦法
東洋医学臨床論
問題 140 次の文で示す患者の病態に対する治療で正しいのはどれか。「65歳の女性。数年前から膝関節痛があり、最近正座時にも痛みを感じるようになった。局所の熱感、腫脹はない。」 1.  膝関節部を冷やす。 2.  階段昇降を勧める。 3.  骨の変形を矯正する。 4.  大腿四頭筋の筋力を増強する。
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 141 叩打法とその応用部位との組合せで誤っているのはどれか。 1.  指頭叩打法---頭部 2.  合掌打法---肩背部 3.  環状叩打法---腹部 4.  切打法---上肢
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 142 片手で行う揉揑法はどれか。 1.  二指揉揑法 2.  鋸切状揉揑法 3.  きりもみ状揉揑法 4.  ろとう揉揑法
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 143 マッサージの基本手技でないのはどれか。 1.  間欠圧迫法 2.  渦紋状強擦法 3.  擦過軽擦法 4.  母指揉揑法
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 147 軽擦法の作用で正しいのはどれか。 1.  血液・リンパ循環を促進する。 2.  病的滲出物を破砕吸収する。 3.  皮下脂肪の減少を促進する。 4.  靱帯の癒着をはがす。
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 148 手技の作用として誤っている記述はどれか。 1.  圧迫法は持続的に行うと筋のけいれんを鎮静させる。 2.  振せん法は神経系の機能を亢進させる。 3.  揉揑法は筋の新陳代謝を亢進させる。 4.  叩打法は弱く短く行うと神経系の機能を抑制させる。
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 149 内臓疾患の際、腰部の筋に過緊張を起こす反射の遠心路はどれか。 1.  知覚神経 2.  運動神経 3.  交感神経 4.  副交感神経
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 150 サイバネティックスの学説に関係するのはどれか。 1.  恒常性 2.  ストレス 3.  副交感神経 4.  フィードバック