第10回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 |
医療概論
問題 2 国民医療費の増大を抑制する対策はどれか。 1.  医療従事者の増加 2.  予防医学の推進 3.  医療保険の「出来高払い方式」の推進 4.  長期入院治療の推進
衛生学
問題 4 生活習慣病の予防対策で正しい組合せはどれか。 1.  肺癌---適度な運動 2.  脳出血---感染防止 3.  虚血性心疾患---禁煙 4.  糖尿病---減塩
衛生学
問題 6 平均寿命について誤っている記述はどれか。 1.  0歳平均余命のことである。 2.  我が国では男性より女性の方が長い。 3.  我が国の男性は80歳を超えている。 4.  我が国は世界有数の長寿国である。
衛生学
問題 8 人工照明の望ましい条件はどれか。 1.  光の性質が昼光に近い。 2.  ちらつきがある。 3.  まぶしさがある。 4.  照度は高いほど良い。
衛生学
問題 11 職業病と発生要因との組合せで正しいのはどれか。 1.  職業性難聴---放射線 2.  頸肩腕症候群---VDT作業 3.  じん肺---有機溶剤 4.  腰痛症---金属ミスト
関係法規
問題 14 あん摩マッサージ指圧師の免許取消しに該当しないのはどれか。 1.  自発的意志による申請の場合 2.  厚生労働大臣の職権による場合 3.  失踪を宣告された場合 4.  重篤な疾患に罹患した場合
関係法規
問題 15 あん摩マッサージ指圧師免許証の再交付について正しいのはどれか。 1.  申請書を知事に提出する。 2.  再交付の理由は不要である。 3.  手数料は不要である。 4.  失った免許証を発見したときはこれを返納しなければならない。
解剖学
問題 20 体表から触れる骨について誤っている記述はどれか。 1.  舌骨体は前頸部で触れる。 2.  尺骨頭は肘部で触れる。 3.  上後腸骨棘は腰部で触れる。 4.  大腿骨の内側顆は膝部で触れる。
解剖学
問題 21 骨の特徴で誤っている記述はどれか。 1.  側頭骨には下顎窩がある。 2.  仙骨には耳状面がある。 3.  大腿骨には粗線がある。 4.  脛骨には外果がある。
解剖学
問題 24 筋とその付着部との組合せで誤っているのはどれか。 1.  胸鎖乳突筋---乳様突起 2.  小胸筋---小結節 3.  中殿筋---大転子 4.  ヒラメ筋---踵骨隆起
解剖学
問題 26 口腔について誤っている記述はどれか。 1.  歯根膜はセメント質の周囲にある。 2.  口腔粘膜上皮は重層扁平上皮である。 3.  軟口蓋は口蓋の前方にある。 4.  舌筋の一部は下顎骨から起こる。
解剖学
問題 28 誤っている記述はどれか。 1.  鼻粘膜嗅部は鼻腔上部にある。 2.  耳管は咽頭鼻部に開く。 3.  鼻涙管は上鼻道に開く。 4.  上顎洞は中鼻道に開く。
解剖学
問題 29 泌尿器について誤っている記述はどれか。 1.  腎乳頭は腎臓髄質にある。 2.  尿管は前立腺を貫く。 3.  膀胱括約筋は平滑筋である。 4.  尿道括約筋は横紋筋である。
解剖学
問題 31 副腎について正しい記述はどれか。 1.  ランゲルハンス島を有する。 2.  腎臓の内部に散在する。 3.  皮質と髄質とがある。 4.  リンパ性器官である。
生理学
問題 42 血圧上昇時にみられる圧受容器反射で誤っているのはどれか。 1.  心拍数の低下 2.  心収縮力の増大 3.  血管の拡張 4.  カテコールアミン分泌の低下
生理学
問題 43 心筋について誤っている記述はどれか。 1.  固有心筋と特殊心筋に大別される。 2.  正常時の収縮は強縮である。 3.  自律神経の二重支配を受ける。 4.  機能的合胞体である。
生理学
問題 44 健康成人の安静時呼吸で1回に出入りする空気の量はどれか。 1.  0.5リットル 2.  1リットル 3.  2リットル 4.  4リットル
生理学
問題 45 胃腺の細胞とその分泌物との組合せで誤っているのはどれか。 1.  主細胞---セクレチン 2.  壁細胞---塩酸 3.  内分泌細胞---ガストリン 4.  粘液細胞---ムチン
生理学
問題 48 ホルモンとその働きとの組合せで誤っているのはどれか。 1.  インスリン---血糖調節 2.  コルチゾール---カルシウム調節 3.  バソプレシン---尿量調節 4.  サイロキシン---代謝亢進
生理学
問題 49 生殖について誤っている記述はどれか。 1.  排卵後の卵子の寿命は約1日である。 2.  受精は子宮内膜で行われる。 3.  オキシトシン分泌によって子宮収縮が増強される。 4.  授乳中は排卵が抑制される。
生理学
問題 50 活動電位について誤っている記述はどれか。 1.  活動電位はスパイク電位とも呼ばれる。 2.  オーバーシュートは過分極時に現れる。 3.  全か無の法則に従う。 4.  膜電位の正方向への変化は脱分極と呼ばれる。
生理学
問題 51 C線維について正しいのはどれか。 1.  伝導速度が速い。 2.  跳躍伝導をする。 3.  自律神経節後線維でもある。 4.  温度覚は伝えない。
生理学
問題 52 交感神経活動に対する効果器の反応で誤っているのはどれか。 1.  瞳孔括約筋の収縮 2.  気管支筋の弛緩 3.  腸管平滑筋の弛緩 4.  立毛筋の収縮
生理学
問題 53 小脳の機能として誤っているのはどれか。 1.  協調運動の調節 2.  身体の平衡保持 3.  熟練した運動の記憶 4.  情動行動の発現
生理学
問題 55 骨格筋の収縮について誤っている記述はどれか。 1.  エネルギー源はATPである。 2.  カルシウムイオンが必要である。 3.  活動電位は筋収縮と同時に起こる。 4.  単収縮より強縮の方が発生する張力は大きい。
生理学
問題 56 交叉性伸展反射について誤っているのはどれか。 1.  痛み刺激で起こる。 2.  刺激肢に屈曲反射が起こる。 3.  反対肢に伸展反射が起こる。 4.  単シナプス性反射である。
病理学
問題 60 栓子の発生原因と、それによって起こる塞栓症の発生部位との組合せで誤っているのはどれか。 1.  大腿静脈血栓---肝臓 2.  腹部大動脈瘤内血栓---足指 3.  下肢複雑骨折---肺 4.  潜水病---脳
臨床医学総論
問題 68 手根管症候群の診断に用いられるのはどれか。 1.  アドソンテスト 2.  アレンテスト 3.  ファレンテスト 4.  ライトテスト
臨床医学総論
問題 69 デルマトームに一致した感覚障害を示すのはどれか。 1.  脳卒中 2.  頸椎椎間板ヘルニア 3.  糖尿病性ニューロパチー 4.  ギラン・バレー症候群
臨床医学総論
問題 70 疾患と検査との組合せで適切でないのはどれか。 1.  アルツハイマー病---髄液検査 2.  多発神経炎---筋電図 3.  脳腫瘍---MRI 4.  てんかん---脳波
臨床医学総論
問題 72 疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。 1.  ジフテリア---アフタ性潰瘍 2.  百日咳---コプリック斑 3.  猩紅熱---いちご舌 4.  麻疹---咽頭偽膜形成
臨床医学各論
問題 78 膠原病で認められない所見はどれか。 1.  結合組織のフィブリノイド変性 2.  関節症状出現 3.  血中自己抗体出現 4.  血中補体価上昇
臨床医学各論
問題 84 血液疾患で誤っている組合せはどれか。 1.  鉄欠乏性貧血---スプーン様爪変形 2.  悪性貧血---ビタミンB2欠乏 3.  再生不良性貧血---末梢血汎血球減少 4.  紫斑病---血小板異常
臨床医学各論
問題 85 循環器疾患の主要症状で誤っている組合せはどれか。 1.  心臓喘息---泡沫性血痰 2.  狭心症---胸骨下絞扼感 3.  左心不全---肝腫大 4.  右心不全---静脈怒張
臨床医学各論
問題 86 血管疾患で誤っている組合せはどれか。 1.  閉塞性血栓血管炎---阻血性潰瘍 2.  大動脈炎症候群---下肢血圧低下 3.  静脈血栓症---浮腫 4.  レイノー病---皮膚温上昇
臨床医学各論
問題 88 疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。 1.  肝硬変---羽ばたき振戦 2.  胆嚢ポリープ---筋性防御 3.  慢性膵炎---腹壁静脈怒張 4.  慢性糸球体腎炎---グル音消失
臨床医学各論
問題 91 腰椎椎間板ヘルニアで正しい記述はどれか。 1.  高齢者に好発する。 2.  好発部位はL4〜L5間である。 3.  バビンスキー反射が出現する。 4.  背筋の緊張が低下する。
臨床医学各論
問題 92 いわゆる五十肩で誤っているのはどれか。 1.  退行変性である。 2.  外転、外旋制限が強い。 3.  包帯で固定する。 4.  予後は良い。
リハビリテーション医学
問題 97 運動障害について誤っている組合せはどれか。 1.  錐体路障害---痙性麻痺 2.  錐体外路障害---不随意運動 3.  脊髄損傷---固縮 4.  末梢神経損傷---弛緩性麻痺
リハビリテーション医学
問題 99 医療ソーシャルワーカーが行うのはどれか。 1.  社会資源を紹介し活用する。 2.  障害児への特殊教育を行う。 3.  職業的リハビリテーションを行う。 4.  応用動作訓練を行う。
リハビリテーション医学
問題 101 脳卒中患者の杖歩行で誤っている記述はどれか。 1.  杖は健側で持つ。 2.  杖の次に健側下肢を前に出す。 3.  初期は4支点杖が安全である。 4.  上達すると揃え型から前型になる。
リハビリテーション医学
問題 103 慢性関節リウマチの自助具として適切でないのはどれか。 1.  柄の短い歯ブラシ 2.  握りの太いスプーン 3.  柄の直角なフォーク 4.  てこを応用した蛇口ひねり
リハビリテーション医学
問題 104 骨折について誤っている記述はどれか。 1.  介達牽引は皮膚に絆創膏を巻きつけ、その上から牽引する。 2.  直達牽引は骨に鋼線を刺入して牽引する。 3.  ギプス固定中も等尺性筋力強化を行う。 4.  関節可動域訓練は骨癒合が完成してから行う。
リハビリテーション医学
問題 105 頸髄損傷のリハビリテーションで誤っている記述はどれか。 1.  C4損傷では電動車椅子を用いる。 2.  C4損傷ではプッシュアップが可能となる。 3.  C6損傷では寝返りが可能となる。 4.  C6損傷では坐位保持が可能となる。
リハビリテーション医学
問題 106 腰痛の治療で適切でない記述はどれか。 1.  急性期には間歇牽引を行う。 2.  持続牽引は6〜8kgの重錘で行う。 3.  温熱療法は筋肉のスバズムを除く効果がある。 4.  運動療法は腹筋の強化を行う。
東洋医学概論
問題 107 東洋医学の用語についての記述で誤っているのはどれか。 1.  臓とは中腔臓器のことである。 2.  虚とは正気の不足した状態である。 3.  証とは治療方針を示した症状群である。 4.  実の体質とは一般に体力のある人である。
東洋医学概論
問題 111 五臓とその機能との組合せで誤っているのはどれか。 1.  肝---統血 2.  脾---運化 3.  肺---宣散 4.  腎---納気
東洋医学概論
問題 113 実痛はどれか。 1.  温めると痛みは和らぐ。 2.  押えると気持ちが良い。 3.  冷やすと心地良い。 4.  痛みは鈍く持続性である。
東洋医学臨床論
問題 125 神経痛で出現する圧痛点に行う手技として最も適切なのはどれか。 1.  指髁軽擦法 2.  母指按揑法 3.  母指圧迫法 4.  指頭叩打法
東洋医学臨床論
問題 126 高齢者の筋収縮性頭痛に対する頸部の運動法について適切でないのはどれか。 1.  頸部の可動範囲で行う。 2.  回旋させるときは頭部を両手で支えて行う。 3.  反動をつけて行う。 4.  肩背部の施術後に行う。
東洋医学臨床論
問題 127 三叉神経第3枝痛に対し、罹患局所への施術部位として適切なのはどれか。 1.  前頭切痕部 2.  眼窩上孔部 3.  眼窩下孔部 4.  オトガイ孔部
東洋医学臨床論
問題 128 末梢性顔面神経麻痺の罹患筋への局所施術で対象とならないのはどれか。 1.  前頭筋 2.  側頭筋 3.  眼輪筋 4.  口輪筋
東洋医学臨床論
問題 129 肩こりの施術対象になる筋と局所治療穴との組合せで正しいのはどれか。 1.  僧帽筋---肩井 2.  肩甲拳筋---風池 3.  棘下筋---膏肓 4.  棘上筋---心兪
東洋医学臨床論
問題 130 理学的検査所見と罹患局所への施術部位との組合せで適切なのはどれか。 1.  ヤーガソンテスト陽性---頸部 2.  マクマレーテスト陽性---上腕部 3.  ラセーグテスト陽性---腰部 4.  アレンテスト陽性---膝部
東洋医学臨床論
問題 131 次の文で示す患者の病態に対し、施術対象となる経絡はどれか。「50歳の男性。主訴は上肢痛。2か月前から頸部の後屈時に示指に放散痛が出現するようになった。 1.  心経 2.  心包経 3.  大腸経 4.  三焦経
東洋医学臨床論
問題 132 下垂手に対する施術法として適切でないのはどれか。 1.  橈骨神経の走行に沿って施術を行う。 2.  前腕前側の筋に施術を行う。 3.  手指の他動運動を行う。 4.  手関節を屈曲位で固定する。
東洋医学臨床論
問題 134 大転子から大腿外側にかけて痛みを訴える患者で施術対象となる経絡はどれか。 1.  膀胱経 2.  胆経 3.  肝経 4.  腎経
東洋医学臨床論
問題 135 変形性膝関節症で起こる筋萎縮に対し、最も強化すべき筋はどれか。 1.  大腿四頭筋 2.  大腿二頭筋 3.  前脛骨筋 4.  下腿三頭筋
東洋医学臨床論
問題 136 次の文で示す患者の病態に対し、施術対象となる経絡はどれか。「60歳の女性。腰が重だるい。下腹部と下腿に冷えがある。」 1.  肺経 2.  肝経 3.  脾経 4.  腎経
東洋医学臨床論
問題 137 スポーツ障害とその施術対象になる罹患筋との組合せで誤っているのはどれか。 1.  ジャンパー膝---大腿四頭筋 2.  テニス肘---短橈側手根伸筋 3.  シンスプリント---上腕二頭筋 4.  アキレス腱炎---下腿三頭筋
東洋医学臨床論
問題 138 胸痛に対する施術で適応性が最も高いのはどれか。 1.  ワレー圧痛点を伴うもの 2.  帯状疱疹を伴うもの 3.  左上肢への放散痛を伴うもの 4.  呼吸困難を伴うもの
東洋医学臨床論
問題 139 次の文で示す患者の病態への対応で適切でないのはどれか。「50歳の男性。約10年前から便秘が続き、4、5日に1回太く長い便が出る。」 1.  繊維成分に富む食事をとらせる。 2.  腹部に冷温交代圧注法を行う。 3.  腹部に反時計回りの施術を行う。 4.  仰臥位で下肢の拳上運動を行わせる。
東洋医学臨床論
問題 140 高齢者への対応で誤っている記述はどれか。 1.  脊柱の変形には徒手矯正法を行う。 2.  施術の刺激量は少なくする。 3.  施術前後にバイタルサインを確認する。 4.  施術は患者の楽な体位で行う。
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 141 あん摩の手技とその作用との組合せで誤っているのはどれか。 1.  軽擦法---そう快感を与える。 2.  揉揑法---筋の疲労を回復させる。 3.  間歇圧迫法---筋の機能を高める。 4.  叩打法---関節可動域を拡大する。
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 142 古法あん摩の腹診で「腹全体に力なく皮膚がざらつく。」のはどれか。 1.  食痞の腹 2.  積聚の腹 3.  血塊の腹 4.  虚人の腹
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 143 マッサージの基本手技で手掌面を用いないのはどれか。 1.  揉揑法 2.  叩打法 3.  強擦法 4.  振せん法
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 144 強擦法について誤っているのはどれか。 1.  筋力を増強する。 2.  関節部に応用する。 3.  軽擦法と揉揑法との複合手技である。 4.  制限された関節可動域を改善する。
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 145 僧帽筋に対する手技で適切でないのはどれか。 1.  手掌軽擦法 2.  きりもみ状揉揑法 3.  突手 4.  合掌打法
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 146 手技による消化管機能の亢進作用で適切でないのはどれか。 1.  蠕動運動の亢進 2.  交感神経活動の亢進 3.  消化酵素の分泌増加 4.  栄養の吸収促進
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 147 結合織マッサージについて誤っている記述はどれか。 1.  創始者はディッケである。 2.  手技により皮膚に波状のしわが現れる。 3.  基本手技は二指揉揑法である。 4.  皮下結合組織に牽引刺激を与える。
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 148 手技の治療的作用と症状との組合せで誤っているのはどれか。 1.  興奮作用---知覚鈍麻 2.  鎮静作用---神経痛 3.  反射作用---便秘 4.  矯正作用---関節の腫脹