第11回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 |
医療概論
問題 1 施術者の倫理について誤っているのはどれか。 1.  患者のプライバシーの保護 2.  施術内容の十分な説明 3.  利益優先の施術 4.  患者のQOLの向上
医療概論
問題 2 被用者保険でない医療保険はどれか。 1.  政府管掌健康保険 2.  組合管掌健康保険 3.  国家公務員等共済組合 4.  国民健康保険
関係法規
問題 12 あん摩マッサージ指圧師の資格要件で欠格事由でないのはどれか。 1.  麻薬中毒者 2.  罰金以上の刑に処せられた者 3.  業務に関して不正の行為があった者 4.  軽犯罪法違反者
関係法規
問題 13 あん摩マッサージ指圧師が医師の同意により行えるのはどれか。 1.  外科手術 2.  薬品投与 3.  骨折患部への施術 4.  診療放射線の人体照射
関係法規
問題 14 あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で広告できないのはどれか。 1.  施術者の氏名 2.  施術所の名称 3.  卒業した学校名 4.  予約による施術の実施
解剖学
問題 22 肺について誤っている記述はどれか。 1.  肺胞上皮は線毛上皮である。 2.  栄養動脈は気管支動脈である。 3.  細気管支には軟骨がある。 4.  表面は胸膜で覆われる。
解剖学
問題 24 消化管について誤っている記述はどれか。 1.  胃は腹膜で覆われる。 2.  大腸の粘膜には輪状ヒダがみられる。 3.  横行結腸は腸間膜を有する。 4.  虫垂は盲腸に開口する。
解剖学
問題 25 泌尿器について誤っている記述はどれか。 1.  膀胱の上面は腹膜で覆われる。 2.  腎杯の内面は移行上皮で覆われる。 3.  膀胱の筋層は横紋筋である。 4.  尿道括約筋は横紋筋である。
解剖学
問題 27 卵巣について誤っている記述はどれか。 1.  腹膜後器官である。 2.  実質性臓器である。 3.  種々の卵胞がみられる。 4.  女性ホルモンを分泌する。
解剖学
問題 28 胸腺について誤っている記述はどれか。 1.  縦隔内に位置する。 2.  思春期を過ぎると退縮する。 3.  皮質と髄質が区別される。 4.  胸管が出入りする。
解剖学
問題 32 脾臓について誤っている記述はどれか。 1.  腹腔の右上部に位置する。 2.  脾動脈は脾門を通る。 3.  老朽赤血球を破壊する。 4.  細菌の処理を行う。
解剖学
問題 34 神経叢と分枝する神経との組合せで誤っているのはどれか。 1.  頸神経叢---横隔神経 2.  腕神経叢---正中神経 3.  腰神経叢---坐骨神経 4.  仙骨神経叢---上殿神経
解剖学
問題 36 脳神経について誤っている記述はどれか。 1.  迷走神経は混合神経である。 2.  舌咽神経は混合神経である。 3.  副神経は感覚神経である。 4.  舌下神経は運動神経である。
解剖学
問題 38 中耳について誤っている記述はどれか。 1.  耳小骨がある。 2.  咽頭とつながっている。 3.  蝸牛がある。 4.  外耳とは鼓膜で隔てられている。
生理学
問題 40 体液の酸塩基平衡に関与しないのはどれか。 1.  肺における二酸化炭素の排泄 2.  腎臓における水素イオンの排泄 3.  肺における酸素の吸収 4.  腎臓における重炭酸イオンの再吸収
生理学
問題 44 呼吸運動の反射性調節において誤っている記述はどれか。 1.  受容器は肺の伸展受容器である。 2.  適当刺激は肺の拡張である。 3.  求心路は迷走神経である。 4.  反射中枢は中脳にある。
生理学
問題 49 インスリンについて誤っているのはどれか。 1.  血糖値を下げる。 2.  ステロイドホルモンである。 3.  ランゲルハンス島で産生される。 4.  分泌低下で糖尿病になる。
生理学
問題 50 脳幹について誤っている記述はどれか。 1.  視床に上行する感覚性神経が通る。 2.  延髄、小脳および中脳で構成される。 3.  自律神経機能の中枢がある。 4.  覚醒に重要な神経回路がある。
生理学
問題 51 脳波について誤っている記述はどれか。 1.  α、β、θ、δ波の順で周波数は低くなる。 2.  てんかんの診断に必要である。 3.  棘波(スパイク)は異常脳波である。 4.  ノンレム睡眠時には徐波がみられる。
生理学
問題 52 副交感神経活動の亢進による反応で正しいのはどれか。 1.  毛様体筋弛緩 2.  心拍数増加 3.  グリコーゲン合成 4.  直腸平滑筋弛緩
生理学
問題 53 平滑筋について正しい記述はどれか。 1.  横紋構造をもつ。 2.  血管壁では合胞体として機能する。 3.  骨格筋に比べゆっくり収縮する。 4.  骨格筋に比べ筋疲労が起こりやすい。
生理学
問題 56 骨格筋の神経筋接合部における化学伝達物質はどれか。 1.  アセチルコリン 2.  ノルアドレナリン 3.  グリシン 4.  グルタミン酸
臨床医学総論
問題 65 呼吸困難の所見でないのはどれか。 1.  呼吸補助筋を使う。 2.  意識障害がある。 3.  息切れがする。 4.  起坐位で楽になる。
臨床医学総論
問題 66 下肢からのリンパの流れが減少するのはどれか。 1.  仰臥位から立位への体位変換 2.  遠位から近位へのマッサージ 3.  静脈弁の閉鎖不全 4.  散歩程度の運動
臨床医学総論
問題 75 最も危険な状態を示す呼吸はどれか。 1.  チェーン・ストークス呼吸 2.  クスマウル呼吸 3.  あえぎ呼吸 4.  睡眠時無呼吸
臨床医学各論
問題 76 静止時振戦が特徴的にみられるのはどれか。 1.  パーキンソン病 2.  甲状腺機能亢進症 3.  多発性硬化症 4.  アルコール中毒
臨床医学各論
問題 77 ハウスダストがアレルゲンである小児喘息患者への対応で適切なのはどれか。 1.  身近なぬいぐるみは頻繁に洗濯する。 2.  寝具は羊毛にする。 3.  就寝直前に掃除機をかける。 4.  ほこりが入らないように窓を閉めておく。
臨床医学各論
問題 80 体位と褥瘡好発部位との組合せで誤っているのはどれか。 1.  仰臥位---踵部 2.  側臥位---外果部 3.  ファウラー位---大転子部 4.  座位---坐骨部
臨床医学各論
問題 86 動脈硬化の部位とその症状との組合せで誤っているのはどれか。 1.  内頸動脈---間欠跛行 2.  冠動脈---胸痛 3.  腎動脈---高血圧 4.  大腿動脈---冷感
臨床医学各論
問題 92 施術中の患者が突然うなり声をあげて卒倒した。最初に行うべきことはどれか。 1.  意識の有無を確認する。 2.  呼吸の有無を確認する。 3.  脈を診る。 4.  血圧を測定する。
臨床医学各論
問題 94 症候性パーキンソニズムの原因とならないのはどれか。 1.  脳炎 2.  一酸化炭素中毒 3.  脳血管障害 4.  ギラン・バレー症候群
臨床医学各論
問題 95 疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。 1.  ウィルソン病---片麻痺 2.  クロイツフェルト・ヤコブ病---痴呆 3.  アルツハイマー病---感覚障害 4.  パーキンソン病---アテトーゼ
リハビリテーション医学
問題 98 筋力と運動療法との組合せで適切でないのはどれか。 1.  筋力0---他動運動 2.  筋力1---自動介助運動 3.  筋力2---抵抗運動 4.  筋力3---自動運動
リハビリテーション医学
問題 100 治療体操と疾患との組合せで誤っているのはどれか。 1.  フレンケル体操---脊柱側弯症 2.  ウィリアムズ体操---腰痛症 3.  バージャー体操---下肢血行障害 4.  コッドマン体操---肩関節周囲炎
リハビリテーション医学
問題 102 動作と関節の運動方向との組合せで正しいのはどれか。 1.  ワイシャツのボタンをかける---肩関節外旋 2.  顔を洗う---前腕回外 3.  あぐらをかく---股関節内旋 4.  背伸びをする---足関節伸展
リハビリテーション医学
問題 103 仙骨部褥瘡の予防対策で誤っているのはどれか。 1.  栄養状態を良くする。 2.  頻回に体位変換を行う。 3.  仙骨部周囲を清潔に保つ。 4.  発赤した皮膚を強く擦る。
リハビリテーション医学
問題 104 脳卒中患者への指導で正しい記述はどれか。 1.  ベッド上の仰臥位から足を降ろして座る時は患側からベッドに近づく。 2.  車いすからベッドに移る時は患側からベッドに近づく。 3.  階段を降りる時は患側から足を前に出す。 4.  シャツを脱ぐ時は患側の袖から脱ぐ。
リハビリテーション医学
問題 106 疾患とその治療との組合せで誤っているのはどれか。 1.  関節リウマチ---パラフィン浴 2.  肩関節周囲炎---ホットパック 3.  総腓骨神経麻痺---低周波療法 4.  閉塞性動脈硬化症---寒冷療法
東洋医学概論
問題 108 相生関係で正しい記述はどれか。 1.  土は金を生じる。 2.  火は木を生じる。 3.  木は水を生じる。 4.  金は火を生じる。
東洋医学概論
問題 111 瘀血の症状として適切でないのはどれか。 1.  固定性の刺痛がある。 2.  顔色が黒い。 3.  皮膚湿潤がある。 4.  腫瘤がある。
経絡経穴概論
問題 116 次の文で示す病証について適切なのはどれか。「胃が痛み、腹部の膨満感がある。いつも食欲がなく軟便で疲れやすい。」 1.  肝 2.  脾 3.  肺 4.  腎
経絡経穴概論
問題 117 経絡の流れで正しい記述はどれか。 1.  太陰脾経は胸から指先に至る。 2.  陽明大腸経は指先から顔に至る。 3.  少陽三焦経は顔から指先に至る。 4.  厥陰心包経は指先から胸に至る。
経絡経穴概論
問題 124 経脈と所属経穴との組合せで誤っているのはどれか。 1.  膀胱経---風池 2.  督脈---大椎 3.  小腸経---臑兪 4.  胆経---陽陵泉
東洋医学臨床論
問題 125 三叉神経第1枝痛に対し、罹患神経への局所施術部位として適切なのはどれか。 1.  眼窩上孔部 2.  眼窩下孔部 3.  オトガイ孔部 4.  茎乳突孔部
東洋医学臨床論
問題 128 菱形筋のこりに対する局所への施術部位として適切なのはどれか。 1.  肩甲骨内側縁 2.  肩甲骨外側縁 3.  肩甲棘上縁 4.  肩甲棘下縁
東洋医学臨床論
問題 129 疾患と罹患局所への施術部位との組合せで適辺でないのはどれか。 1.  過外転症候群---烏口突起下 2.  斜角筋症候群---肩甲骨内側 3.  肋鎖症候群---鎖骨下窩 4.  頸肋症候群---鎖骨上窩
東洋医学臨床論
問題 130 肘から前腕尺側にかけて痛みを訴える患者で疼痛領域に一致して治療を行う場合、対象となる経絡はどれか。 1.  肺経 2.  大腸経 3.  心経 4.  心包経
東洋医学臨床論
問題 132 手根管症候群の罹患局所への施術部位で適切なのはどれか。 1.  手関節掌側の中央 2.  手関節掌側の橈側 3.  手関節背側の中央 4.  手関節背側の橈側
東洋医学臨床論
問題 133 間欠跛行のある腰部脊柱管狭窄症の患者への対応で適切でないのはどれか。 1.  腰椎の牽引を行う。 2.  腰部のホットパックを行う。 3.  歩行運動を指示する。 4.  腰椎外側部の揉揑を行う。
東洋医学臨床論
問題 134 梨状筋症候群の病態に対する治療法で適切なのはどれか。 1.  腰椎の矯正法 2.  殿部の持続圧迫法 3.  大腿部前面の神経伸展法 4.  フレンケル体操
東洋医学臨床論
問題 135 変形性膝関節症に対する対応で適切でないのはどれか。 1.  大腿四頭筋の低周波通電を行う。 2.  膝関節部のホットパックを行う。 3.  階段昇降運動を指示する。 4.  ハムストリングスのマッサージを行う。
東洋医学臨床論
問題 136 骨粗鬆症による腰背部痛の局所治療法で適切でないのはどれか。 1.  極超短波 2.  低周波通電 3.  軽擦法 4.  衝圧法
東洋医学臨床論
問題 137 のぼせに対する治療で適切でないのはどれか。 1.  肩背部の軽擦法を行う。 2.  四肢への誘導マッサージを行う。 3.  下肢の温浴を行う。 4.  頸部のホットパックを行う。
東洋医学臨床論
問題 139 次の文で示す患者について、問に答えよ。「55歳の男性。建設作業員。4か月程前から上肢の動作時に肩関節部が痛む。最近、可動範囲が狭くなり、洗髪動作が困難となった。自発痛はなく上肢への放散痛もない。」最も考えられる疾患はどれか。 1.  頸椎症 2.  肩関節周囲炎 3.  胸郭出口症候群 4.  後縦靱帯骨化症
東洋医学臨床論
問題 140 次の文で示す患者について、問に答えよ。「55歳の男性。建設作業員。4か月程前から上肢の動作時に肩関節部が痛む。最近、可動範囲が狭くなり、洗髪動作が困難となった。自発痛はなく上肢への放散痛もない。」罹患局所への治療法で適切でないのはどれか。 1.  母指揉揑法 2.  ホットパック 3.  固定 4.  低周波通電
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 141 軽擦法の種類と施術部位との組合せで適切でないのはどれか。 1.  手掌軽擦法---背部 2.  四指軽擦法---頭部 3.  指髁軽擦法---顔面 4.  二指軽擦法---手指
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 142 強擦法について誤っているのはどれか。 1.  マッサージに特有な基本手技 2.  軽擦法と圧迫法の複合手技 3.  主に関節部に応用する手技 4.  軟部組織の癒着の治療に用いる手技
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 143 骨格筋に対する揉揑法の作用で適切でないのはどれか。 1.  新陳代謝の促進 2.  筋力の強化 3.  筋緊張の緩和 4.  筋疲労の除去
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 144 手技と治療対象との組合せで正しいのはどれか。 1.  持続圧迫法---坐骨神経痛 2.  うずまき状強擦法---腓腹筋けいれん 3.  環状叩打法---顔面神経麻痺 4.  矯正法---胃下垂
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 145 膝関節の水腫に対する大腿部へのマッサージの目的はどれか。 1.  誘導作用 2.  矯正作用 3.  興奮作用 4.  鎮静作用
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 146 マッサージの刺激量を決定する要因でないのはどれか。 1.  手技の選択 2.  力の強弱 3.  施術者の体格 4.  時間の長短
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 147 振せん法によって興奮する受容器のうち適切でないのはどれか。 1.  ルフィニ小体 2.  マイスナー小体 3.  パチニ小体 4.  高閾値機械受容器
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 149 内臓疾患の際に筋緊張を起こす機序はどれか。 1.  内臓-内臓反射 2.  内臓-体性反射 3.  体性-内臓反射 4.  軸索反射
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 150 ホメオスタシスについて誤っている記述はどれか。 1.  生体の恒常性維持をいう。 2.  生命維持の重要な担い手である。 3.  大脳皮質による調節系である。 4.  内分泌系が関与する。