第19回 はり師・きゅう師国家試験 |
医療概論
問題 1 大企業(700人以上)の従業員を対象としている医療保険の保険者はどれか。 1.  健康保険組合 2.  全国健康保険協会 3.  共済組合 4.  国民健康保険組合
医療概論
問題 2 インフォームド・コンセントに含まれる権利はどれか。 1.  男女の平等を求める権利 2.  病院の経営状態を知る権利 3.  公的医療費の扶助を受ける権利 4.  治療の危険性の説明を受ける権利
衛生学
問題 3 汚染が少ないほど測定値が高くなる指標はどれか。 1.  BOD(生物学的酸素要求量) 2.  COD(化学的酸素要求量) 3.  DO(溶存酸素量) 4.  pH(水素イオン濃度)
衛生学
問題 4 労働安全衛生法による特殊健康診断の対象となる業務はどれか。 1.  VDT作業 2.  過重労働 3.  重量物運搬作業 4.  放射線業務
衛生学
問題 5 高齢者の医療の確保に関する法律による特定健診の一次検査項目はどれか。 1.  胸部エックス線検査 2.  腹囲測定 3.  眼底検査 4.  心電図検査
衛生学
問題 8 感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)で1類感染症はどれか。 1.  重症急性呼吸器症候群(SARS) 2.  エボラ出血熱 3.  後天性免疫不全症候群(AIDS) 4.  コレラ
衛生学
問題 9 症例対照研究の利点はどれか。 1.  情報の正確性が高い 2.  まれな疾病にも対応できる 3.  罹患率を求められる 4.  交絡因子の影響を受けない
関係法規
問題 11 あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で広告できるのはどれか。 1.  鍼灸医東京一郎 2.  東洋治療院 3.  鍼灸江戸流家元 4.  東京はり灸療院
関係法規
問題 12 あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で、はり師、きゅう師の資格要件で欠格事由はどれか。 1.  麻薬中毒者 2.  聴覚障害者 3.  軽犯罪法違反者 4.  外国国籍の者
関係法規
問題 13 あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で、はり師、きゅう師の業務の範囲内で許される施術行為はどれか。 1.  化膿部位に探膿針で排膿をする 2.  頓用で鎮痛剤を投与する 3.  灸の後に液体窒素を塗布する 4.  電気光線器具を使用する
関係法規
問題 14 医療法による特定機能病院について正しいのはどれか。 1.  都道府県知事の認可を要する 2.  300床以下でも申請できる 3.  高度の医療を行う 4.  2次救急医療を担う
解剖学
問題 17 肩甲骨に関する記述で正しいのはどれか。 1.  関節窩は上角にある。 2.  肩甲切痕を腋窩神経が通る。 3.  肩峰は体表から触れることができる。 4.  烏口突起に大胸筋が停止する。
解剖学
問題 20 下肢の筋について正しい記述はどれか。 1.  梨状筋の腱は小坐骨切痕を通る。 2.  半腱様筋の腱は膝窩の内側を通る。 3.  短腓骨筋の腱は内果の後ろを通る。 4.  下腿三頭筋の腱は足根管を通る。
解剖学
問題 21 気管について正しい記述はどれか。 1.  輪状軟骨の下縁に始まる。 2.  食道の後方にある。 3.  第2胸椎の高さで左右の気管支に分岐する。 4.  軟骨が全周を取り囲む。
解剖学
問題 23 心臓について正しい記述はどれか。 1.  心尖は第2肋間の高さに位置する。 2.  右房室弁は憎帽弁という。 3.  心臓の静脈血は上大静脈に注ぐ。 4.  洞房結節は上大静脈の開口部に位置する。
解剖学
問題 24 静脈とそれが直接注ぐ静脈との組合せで正しいのはどれか。 1.  奇静脈---腕頭静脈 2.  精巣静脈---内腸骨静脈 3.  内頸静脈---上大静脈 4.  上腸間膜静脈---門脈
解剖学
問題 25 リンパ系について正しい記述はどれか。 1.  舌扁桃はワルダイエルの咽頭輪を構成する。 2.  胸腺はBリンパ球を産生する。 3.  脾臓は腹膜後器官の1つである。 4.  集合リンパ小節は空腸で発達する。
解剖学
問題 26 中枢神経の部位と機能との組合せで正しいのはどれか。 1.  視床---内分泌機能の調節 2.  中脳---体温調節の中枢 3.  小脳---平衡機能の調節 4.  延髄---情動行動の中枢
解剖学
問題 27 脊髄神経について正しい記述はどれか。 1.  全部で25対ある。 2.  脊髄神経節は前根に存在する。 3.  第5頸神経は第4頸椎の下から出る。 4.  腰神経には副交感神経線維が含まれる。
解剖学
問題 28 上肢の皮膚領域と分布する神経との組合せで正しいのはどれか。 1.  上腕の後面---橈骨神経 2.  前腕の外側半---尺骨神経 3.  前腕の後面---正中神経 4.  小指球---筋皮神経
解剖学
問題 29 平衡聴覚器について正しい記述はどれか。 1.  鼓膜の振動は最初にアブミ骨に伝わる。 2.  卵形嚢は前庭にある。 3.  蝸牛管内の振動は鼓室階から前庭階へと伝わる。 4.  半規管は身体の傾きを感知する。
解剖学
問題 30 感覚受容器と神経との組合せで正しいのはどれか。 1.  平衡斑---舌咽神経 2.  味蕾---舌下神経 3.  網膜---眼神経 4.  コルチ器---蝸牛神経
生理学
問題 33 大腸について正しい記述はどれか。 1.  大腸液は消化酵素を含まない。 2.  水分の約80%が吸収される。 3.  蠕動運動は交感神経の活動によって促進される。 4.  大蠕動が起こらない。
生理学
問題 34 脂質について正しい記述はどれか。 1.  水溶性物質である。 2.  細胞膜を構成する材料とならない。 3.  グリセリンはβ酸化されてATPを産生する。 4.  酵素で分解されて脂肪酸とグリセリンになる。
生理学
問題 35 大動脈弓の圧受容器が刺激された時に起こる反応はどれか。 1.  血圧の低下 2.  心拍数の増加 3.  呼吸運動の促進 4.  消化管運動の抑制
生理学
問題 36 肺活量を表す式として正しいのはどれか。 1.  肺活量=1回換気量+予備吸気量+予備呼気量 2.  肺活量=1回換気量+予備吸気量 3.  肺活量=1回換気量+予備呼気量 4.  肺活量=予備吸気量+予備呼気量
生理学
問題 37 集合管において水の再吸収を促すホルモンはどれか。 1.  アドレナリン 2.  心房性ナトリウム利尿ペプチド 3.  バソプレシン 4.  パラソルモン
生理学
問題 38 血液中のグルコース濃度変化によって分泌が調節されるホルモンはどれか。 1.  アルドステロン 2.  エストロゲン 3.  パラソルモン 4.  グルカゴン
生理学
問題 40 ホメオスタシスについて誤っている記述はどれか。 1.  体温(核心温度)は約37℃に維持されている。 2.  血糖値は約200mg/dLに維持されている。 3.  細胞外液のpHは約7.4に維持されている。 4.  血漿カルシウム濃度は約10mg/dLに維持されている。
生理学
問題 41 生理的老化の特徴で正しい記述はどれか。 1.  各機能が同じ速度で低下する。 2.  個体差が大きい。 3.  安静時機能の低下が著しい。 4.  環境変化に対する適応能力はよく保たれる。
生理学
問題 43 副交感神経節後線維末端から放出される神経伝達物質はどれか。 1.  ノルアドレナリン 2.  アセチルコリン 3.  セロトニン 4.  ドパミン
病理学
問題 45 疾患とその原因との組合せで正しいのはどれか。 1.  ウィルソン病---鉄 2.  壊血病---ビタミンB1 3.  イタイイタイ病---有機水銀 4.  偽膜性腸炎---クロストリジウム・ディフィシレ
病理学
問題 48 植物状態について正しい記述はどれか。 1.  脳死状態である。 2.  人工呼吸器が必要である。 3.  意思の疎通ができる。 4.  脳幹の機能は保たれている。
病理学
問題 50 自己免疫疾患と合併病変との組合せで正しいのはどれか。 1.  全身性エリテマトーデス---糸球体腎炎 2.  関節リウマチ---内臓悪性腫瘍 3.  橋本病---アフタ性口内炎 4.  進行性全身性硬化症---胆汁うっ滞
病理学
問題 51 我が国における最近のがん死亡統計について正しい記述はどれか。 1.  男性死亡者数は肝がんが最も多い。 2.  女性死亡者数は乳がんが最も多い。 3.  肺がん死亡者数は増加している。 4.  大腸がん死亡者数は減少している。
臨床医学総論
問題 53 視診と観察部位との組合せで正しいのはどれか。 1.  カーテン徴候---口蓋垂 2.  偽膜形成---頬粘膜 3.  コプリック斑---咽頭 4.  アフタ---扁桃
臨床医学総論
問題 57 疾病と身体所見との組合せで誤っているのはどれか。 1.  クッシング症候群---白色皮膚線条 2.  プランマー病---甲状腺腫 3.  クレチン症---低身長 4.  先端巨大症---下顎突出
臨床医学総論
問題 60 症候と疾患との組合せで正しいのはどれか。 1.  不正性器出血---糖尿病 2.  女性化乳房---肝硬変 3.  月経困難症---慢性腎不全 4.  過多月経---黄体機能不全
臨床医学総論
問題 61 感染症と血清反応との組合せで正しいのはどれか。 1.  梅毒---TPHA反応 2.  発疹チフス---ヴィダール反応 3.  伝染性単核症---針反応 4.  腸チフス---ワイル-フェリックス反応
臨床医学総論
問題 62 胸郭出口症候群の診断テストでないのはどれか。 1.  アドソンテスト 2.  エデンテスト 3.  ファレンテスト 4.  ライトテスト
臨床医学総論
問題 63 頸部後縦靱帯骨化症について誤っている記述はどれか。 1.  50歳以上に多い。 2.  原因はカルシウムの過剰摂取である。 3.  進行性の痙性四肢麻痺を起こす。 4.  転倒予防のための生活指導を行う。
臨床医学各論
問題 64 肩関節周囲炎について適切でない記述はどれか。 1.  70歳代に好発する。 2.  早期に肩関節の可動域制限を認める。 3.  回旋運動を伴う動作で痛みが増強する。 4.  ペインフルアークサインがあれば腱板損傷を疑う。
臨床医学各論
問題 68 心房中隔欠損症で誤っている記述はどれか。 1.  欠損は卵円孔型が多い。 2.  肺動脈領域に収縮期雑音を聴取する。 3.  右房の拡大がみられる。 4.  肺血流量が体血流量より少ない。
臨床医学各論
問題 70 肺癌の所見と浸潤部位との組合せで誤っているのはどれか。 1.  嗄声---反回神経 2.  顔面浮腫---上大静脈 3.  縮瞳---迷走神経 4.  呼吸困難---気管支
臨床医学各論
問題 71 血友病について正しい記述はどれか。 1.  関節内血腫がみられる。 2.  血小板数の減少がみられる。 3.  免疫抑制薬を投与する。 4.  女性に多い。
臨床医学各論
問題 72 ベーチェット病について正しい記述はどれか。 1.  高齢者に多い。 2.  病的骨折がみられる。 3.  ブドウ膜炎がみられる。 4.  ビタミンB12の不足が原因である。
臨床医学各論
問題 73 全身性エリテマトーデスについて正しい記述はどれか。 1.  男性に多い。 2.  増悪と寛解を繰り返す。 3.  白血球が増加する。 4.  陰部潰瘍がみられる。
臨床医学各論
問題 74 糖尿病について正しい記述はどれか。 1.  2型糖尿病は若年者に多い。 2.  乏尿がみられる。 3.  グリコアルブミンは過去1~2か月の血糖値を反映する。 4.  1型糖尿病患者にはインスリン療法を行う。
臨床医学各論
問題 76 疾患とその特徴で正しい組合せはどれか。 1.  子宮筋腫---過多月経 2.  子宮体癌---ヒトパピローマウイルス 3.  子宮頸癌---卵胞ホルモン服用者 4.  卵巣嚢腫---月経困難症
臨床医学各論
問題 77 「8歳の男児。サッカー中に前方へ転倒、肘をついて倒れた。直後から右肘の疼痛、運動障害があり、次第に腫脹も強くなってきた。明らかな皮膚の外傷はない。」この文で示す症例について、まず、考えるべき病態はどれか。 1.  捻挫 2.  脱臼 3.  疲労骨折 4.  外傷性骨折
臨床医学各論
問題 78 「8歳の男児。サッカー中に前方へ転倒、肘をついて倒れた。直後から右肘の疼痛、運動障害があり、次第に腫脹も強くなってきた。明らかな皮膚の外傷はない。」この文で示す症例について、発育期に転倒により起こりやすい骨折はどれか。 1.  上腕骨近位端骨折 2.  上腕骨顆上骨折 3.  肘頭骨折 4.  コーレス骨折
臨床医学各論
問題 79 「78歳の男性。5年前に高血圧を指摘されたが、自覚症状がないため放置していた。早朝、安静時に突然強い胸背部痛が出現し、救急搬送された。その際に胸部エックス線検査で上縦隔の著明な拡大を認めたが、心電図上有意な変化はみられなかった。」この文で示す症例について、診断のため、直ちに施行すべき検査はどれか。 1.  24時間ホルター心電図 2.  運動負荷心筋シンチ 3.  胸腹部造影CT 4.  気管支内視鏡
臨床医学各論
問題 80 「78歳の男性。5年前に高血圧を指摘されたが、自覚症状がないため放置していた。早朝、安静時に突然強い胸背部痛が出現し、救急搬送された。その際に胸部エックス線検査で上縦隔の著明な拡大を認めたが、心電図上有意な変化はみられなかった。」この文で示す疾患による合併症はどれか。 1.  気胸 2.  間質性肺炎 3.  大動脈弁狭窄症 4.  心タンポナーデ
臨床医学各論
問題 81 群発頭痛について正しいのはどれか。 1.  女性に多い 2.  ドライアイを伴う 3.  両側性である 4.  片頭痛発作時の治療に準じる
臨床医学各論
問題 82 感染症とその特徴との組合せで正しいのはどれか。 1.  麻疹---イチゴ舌 2.  帯状疱疹---痂皮 3.  猩紅熱---精巣腫脹 4.  流行性耳下腺炎---コプリック斑
臨床医学各論
問題 83 末梢性顔面神経麻痺に有効な神経ブロックはどれか。 1.  顔面神経ブロック 2.  上顎神経ブロック 3.  浅頸神経ブロック 4.  星状神経節ブロック
リハビリテーション医学
問題 84 IL運動(自立生活運動)の思想で正しいのはどれか。 1.  家族から経済的援助を受ける 2.  障害者施設に入所する 3.  自己決定権を尊重する 4.  日常生活で介助を受けない
リハビリテーション医学
問題 85 在宅ケアとして利用されるのはどれか。 1.  脳卒中ケアユニット 2.  通所リハビリテーション施設 3.  重度心身障害児病棟 4.  回復期リハビリテーション病棟
リハビリテーション医学
問題 86 高次脳機能障害とその症状との組合せで正しいのはどれか。 1.  失語症---書字が小さくなる 2.  相貌失認---簡単な手指の模倣ができない 3.  半側空間失認---片側の見落とし 4.  失行---集中力の低下
リハビリテーション医学
問題 87 義手の構造とパーツとの組合せで正しいのはどれか。 1.  装飾義手---ケーブル 2.  能動義手---電動ハンド 3.  作業用義手---ハンマー 4.  筋電義手---ハーネス
リハビリテーション医学
問題 88 肩甲上腕リズムで正しいのはどれか。 1.  肩甲骨上方回旋15度・肩関節外転75度 2.  肩甲骨上方回旋30度・肩関節外転60度 3.  肩甲骨上方回旋60度・肩関節外転30度 4.  肩甲骨上方回旋75度・肩関節外転15度
リハビリテーション医学
問題 89 脳卒中のリハビリテーションで、国際障害分類(ICIDH)で定義された能力低下に対して行うのはどれか。 1.  関節可動域訓練 2.  麻痺側促通訓練 3.  利き手変換訓練 4.  持久性訓練
リハビリテーション医学
問題 90 脳卒中急性期における良肢位で正しいのはどれか。 1.  肩関節外転 2.  手関節掌屈 3.  足関節底屈 4.  手指伸展
リハビリテーション医学
問題 91 末梢神経障害と装具との組合せで正しいのはどれか。 1.  正中神経麻痺---対立装具 2.  尺骨神経麻痺---トーマススプリント 3.  橈骨神経麻痺---ナックルベンダー 4.  脛骨神経麻痺---長下肢装具
東洋医学概論
問題 92 「陰が不足すれば陽が優勢となり、陽が不足すれば陰が優勢となる」を表現するのはどれか。 1.  陰陽互根 2.  陰陽消長 3.  陰陽転化 4.  陰陽制約
東洋医学概論
問題 93 次の組合せのうち各々が属する五行が相剋関係にあるのはどれか。 1.  唾---涙 2.  坐---臥 3.  魄---魂 4.  握---憂
東洋医学概論
問題 96 次の文で示す経脈病証はどれか。「耳鳴りがして音が聞こえにくい。目尻から頬にかけて痛み、発汗を呈する。」 1.  小腸経 2.  胆経 3.  三焦経 4.  腎経
東洋医学概論
問題 97 「55歳の女性。皮下出血しやすく、皮膚はかさつき、腹が脹る。月経時に血塊を伴う。」この文で示す患者について、最も考えられる病証はどれか。 1.  水滞 2.  血虚 3.  気逆 4.  瘀血
東洋医学概論
問題 98 「55歳の女性。皮下出血しやすく、皮膚はかさつき、腹が脹る。月経時に血塊を伴う。」この文で示す患者の舌証として正しいのはどれか。 1.  紫舌 2.  燥苔 3.  胖舌 4.  灰苔
東洋医学概論
問題 100 六経病証の頭痛分類で正しい組合せはどれか。 1.  頭頂部---厥陰経頭痛 2.  前頭部---太陽経頭痛 3.  後頭部---少陽経頭痛 4.  側頭部---陽明経頭痛
東洋医学概論
問題 101 所見と病証との組合せで正しいのはどれか。 1.  口淡---脾気虚証 2.  口苦---脾陽虚証 3.  厭食---胃寒証 4.  消穀善飢---脾気虚証
東洋医学概論
問題 102 八綱病証で実証はどれか。 1.  疼痛部を押すと痛みが増強する。 2.  長期間微熱が続いている。 3.  小便の回数が多い。 4.  鈍痛が持続している。
東洋医学概論
問題 103 施灸で補法はどれか。 1.  取穴数を多くする。 2.  間を置かず施灸する。 3.  艾炷を強く押しつけて置く。 4.  艾炷の底面を小さくする。
東洋医学概論
問題 104 六部定位脈診で左手尺中の沈が虚している場合、難経六十九難に基づく配穴で適切な組合せはどれか。 1.  中衝---大敦 2.  尺沢---陰谷 3.  陰谷---曲泉 4.  経渠---復溜
東洋医学概論
問題 105 迎随の補瀉で補法はどれか。 1.  孔最に肘関節に向けて刺す。 2.  地機に足関節に向けて刺す。 3.  三陽絡に手関節に向けて刺す。 4.  陰市に膝関節に向けて刺す。
経絡経穴概論
問題 106 膀胱経の流注について正しいのはどれか。 1.  外眼角から始まる。 2.  足の第4指外側に終わる。 3.  膀胱を絡い腎に属する。 4.  頭頂部では督脈の外方1寸5分を進む。
経絡経穴概論
問題 107 奇経と郄穴との組合せで正しいのはどれか。 1.  陰維脈---築賓 2.  陰蹻脈---陽交 3.  陽蹻脈---交信 4.  陽維脈---跗陽
経絡経穴概論
問題 108 骨度法で8寸はどれか。 1.  前髪際額角間 2.  腋窩横紋前端から肘窩横紋まで 3.  肩峰外端から肘頭まで 4.  胸骨体下端から臍まで
経絡経穴概論
問題 109 経穴と筋との組合せで正しいのはどれか。 1.  築賓---前脛骨筋 2.  四白---前頭筋 3.  天柱---頭半棘筋 4.  神門---尺側手根伸筋
経絡経穴概論
問題 110 経穴と動脈との組合せで正しいのはどれか。 1.  築賓---腓骨動脈 2.  聴会---顔面動脈 3.  天泉---上腕動脈 4.  豊隆---後脛骨動脈
経絡経穴概論
問題 112 経穴と所属経脈との組合せで正しいのはどれか。 1.  聴宮---三焦経 2.  和髎---胃経 3.  耳門---小腸経 4.  聴会---胆経
経絡経穴概論
問題 113 取穴法で正しい記述はどれか。 1.  承泣は瞳孔の下方1寸、眼窩下縁中央に取る。 2.  絲竹空は眉毛の内端陥凹部に取る。 3.  陽白は眉毛中央の上方1寸に取る。 4.  瞳子髎は内眼角の内方1分、鼻根との間に取る。
経絡経穴概論
問題 114 胆経の経火穴の取穴法はどれか。 1.  外果の上方7寸、長腓骨筋とヒラメ筋の間に取る。 2.  外果の上方4寸、腓骨の前縁に取る。 3.  外果の直下5分に取る。 4.  外果から陽陵泉に向かい上方3寸に取る。
経絡経穴概論
問題 115 五行の火の性質をもつ経穴の部位はどれか。 1.  陽池の上方3寸 2.  大陵の上方3寸 3.  外膝眼の下方3寸 4.  太谿の上方2寸
経絡経穴概論
問題 116 原穴と所属経脈との組合せで正しいのはどれか。 1.  丘墟---肝経 2.  衝陽---胃経 3.  大陵---心経 4.  京骨---小腸経
東洋医学臨床論
問題 119 次の文で示す患者に対する奇経病証の治療で適切な経脈はどれか。「30歳の男性。昨日から背部が強ばり、後頭部に痛みがある。吐き気はない。」 1.  督脈 2.  任脈 3.  衝脈 4.  帯脈
東洋医学臨床論
問題 120 勃起障害(ED)に対し、流注を踏まえて施術する場合、最も適切な経脈はどれか。 1.  足の太陽経 2.  足の少陽経 3.  足の太陰経 4.  足の厥陰経
東洋医学臨床論
問題 121 五更泄瀉に対する治療方針で適切なのはどれか。 1.  肝血を補う。 2.  心陰を補う。 3.  肺気を補う。 4.  腎陽を補う。
東洋医学臨床論
問題 122 次の文で示す患者の病証について治療対象となる経脈で適切なのはどれか。「7歳の男児。夜間の遺尿がある。食欲不振があり、泥状便が観察される。舌質は淡、脈は沈細弱。」 1.  手の少陰経 2.  手の太陽経 3.  足の太陰経 4.  足の少陽経
東洋医学臨床論
問題 123 次の文で示す患者の病証について治療対象となる経脈で適切なのはどれか。「30歳の男性。半年前から便秘が続く。偏食傾向があり辛い物をよく食べる。腹部膨満感があり口臭も強い。舌質は紅、脈は滑実。」 1.  肺経 2.  胃経 3.  小腸経 4.  膀胱経
東洋医学臨床論
問題 124 次の文で示す患者の病態に古代刺法を適用する場合、適切なのはどれか。「70歳の男性。脈の不整と共に動悸、息切れを自覚するようになった。」 1.  短刺 2.  偶刺 3.  陰刺 4.  浮刺
東洋医学臨床論
問題 125 次の文で示す患者の病証について難経六十九難の治療原則に基づく治療穴はどれか。「46歳の女性。食欲不振で食後に膨満感がある。体がだるく、横になりたがる。」 1.  太淵 2.  大都 3.  復溜 4.  曲泉
東洋医学臨床論
問題 126 骨にあいている孔に気づかず膻中穴へ深く直刺した場合、損傷の可能性の最も高い器官はどれか。 1.  肺 2.  大動脈弓 3.  気管支 4.  心臓
東洋医学臨床論
問題 127 下肢のしびれを訴え血液検査で空腹時血糖とHbA1cが高値を示している患者の局所に施灸する場合、最も感染のリスクが高いのはどれか。 1.  知熱灸 2.  隔物灸 3.  焦灼灸 4.  棒灸
東洋医学臨床論
問題 128 理学検査所見と局所治療穴との組合せで適切なのはどれか。 1.  スピードテスト陽性---臑会 2.  中指伸展テスト陽性---曲沢 3.  ボンネットテスト陽性---風市 4.  膝の外反ストレステスト陽性---曲泉
東洋医学臨床論
問題 129 ランニングによるオーバーユースが原因で、グラスピングテスト陽性となった患者に対する最も適切な局所治療穴はどれか。 1.  足三里 2.  足五里 3.  足陽関 4.  足通谷
東洋医学臨床論
問題 130 母指、小指の対立運動が困難となる運動麻痺に対し、罹患神経への局所治療穴として適切なのはどれか。 1.  郄門 2.  支正 3.  上廉 4.  小海
東洋医学臨床論
問題 131 神経痛と罹患神経に対する局所治療穴との組合せで正しいのはどれか。 1.  三叉神経第2枝痛---巨髎 2.  大後頭神経痛---完骨 3.  肋間神経痛---衝門 4.  坐骨神経痛---伏兎
東洋医学臨床論
問題 132 次の文で示す患者の罹患神経を対象として刺鍼する場合、適切な局所治療穴はどれか。「50歳の男性。右足底全体に痛みと焼けるようなピリピリした感覚がある。足背に症状はみられない。夜間痛があり、ティネル徴候陽性。」 1.  浮郄 2.  委中 3.  陽陵泉 4.  足三里
東洋医学臨床論
問題 133 「40歳の女性。左手関節橈側に痛みがある。フライパンを使って調理する際に痛みが増強する。頸部や肩関節の動きでの増悪はない。疼痛部の知覚異常はみられない。」この文で示す患者について、最も考えられる疾患はどれか。 1.  頸椎神経根症 2.  胸郭出口症候群 3.  ドケルバン病 4.  手根管症候群
東洋医学臨床論
問題 134 「40歳の女性。左手関節橈側に痛みがある。フライパンを使って調理する際に痛みが増強する。頸部や肩関節の動きでの増悪はない。疼痛部の知覚異常はみられない。」この文で示す患者について、罹患筋に対する局所治療穴はどれか。 1.  手三里 2.  孔最 3.  偏歴 4.  合谷
東洋医学臨床論
問題 135 「27歳の女性。月経が始まる数日前から頭痛やめまいが起こり、乳房に脹痛がある。不安やイライラがあるが月経開始と共に症状は消失する。不正性器出血や病的帯下はみられない。舌質は淡紅、舌苔は厚、脈は弦。」この文で示す患者について、最も考えられる疾患はどれか。 1.  子宮内膜症 2.  子宮筋腫 3.  月経困難症 4.  月経前緊張症
東洋医学臨床論
問題 136 「27歳の女性。月経が始まる数日前から頭痛やめまいが起こり、乳房に脹痛がある。不安やイライラがあるが月経開始と共に症状は消失する。不正性器出血や病的帯下はみられない。舌質は淡紅、舌苔は厚、脈は弦。」この文で示す患者について、病証に基づいた治療方針で最も適切なのはどれか。 1.  気滞を除く。 2.  湿熱を除く。 3.  陽気を補う。 4.  肝血を補う。
東洋医学臨床論
問題 137 「69歳の女性。10年前から、めまい発作が頻繁に出現している。耳鳴り及び難聴を伴う回転性のめまい発作で眼振も伴う。」この文で示す症例について、めまいの原因として最も考えられるのはどれか。 1.  前庭神経炎 2.  良性発作性頭位めまい症 3.  突発性難聴 4.  メニエール病
東洋医学臨床論
問題 138 「69歳の女性。10年前から、めまい発作が頻繁に出現している。耳鳴り及び難聴を伴う回転性のめまい発作で眼振も伴う。」この文で示す症例について、めまいは大都への鍼刺激で軽快した。大都について正しいのはどれか。 1.  栄火穴である。 2.  肝経に属する。 3.  難経六十九難に基づけば実証で用いる。 4.  足内側、第1中足指節関節の近位陥凹部に取る。
東洋医学臨床論
問題 139 「56歳の男性。半年前から右肩関節の痛みが出現した。肩のエックス線検査では異常はない。1か月前から夜間痛はなくなり、肩関節の外転、外旋時に軽度の痛みが出現する。肩甲上腕リズムの異常が著明である。スピードテスト陰性、ドロップアームサイン陰性。」この文で示す症例について、最も考えられる疾患はどれか。 1.  石灰沈着性腱板炎 2.  上腕二頭筋長頭腱炎 3.  いわゆる五十肩 4.  腱板断裂
東洋医学臨床論
問題 140 「56歳の男性。半年前から右肩関節の痛みが出現した。肩のエックス線検査では異常はない。1か月前から夜間痛はなくなり、肩関節の外転、外旋時に軽度の痛みが出現する。肩甲上腕リズムの異常が著明である。スピードテスト陰性、ドロップアームサイン陰性。」この文で示す症例について、疼痛軽減を目的とした局所治療穴で適切なのはどれか。 1.  中府 2.  臑兪 3.  天泉 4.  肘髎
鍼理論
問題 143 小児鍼のうち接触鍼と摩擦鍼の両刺激を与えるのに最も適した鍼はどれか。 1.  集毛鍼 2.  ウサギ鍼 3.  振子鍼 4.  いちょう鍼
鍼理論
問題 144 鍼の刺激に関する記述で正しいのはどれか。 1.  同じ刺入深度では細い鍼より太い鍼の刺激が弱い。 2.  同じ振幅では短時間雀啄より長時間雀啄の刺激が弱い。 3.  同じ刺入深度では素早い刺入より遅い刺入の刺激が弱い。 4.  同じ太さの鍼では浅い刺入より深い刺入の刺激が弱い。
鍼理論
問題 145 低周波鍼通電療法において誤っている記述はどれか。 1.  心臓を挟む形での電極配置を避ける。 2.  折鍼を予防するため直流電流を用いる。 3.  通電波形は矩形波と棘状波がある。 4.  電極としてステンレス鍼を用いる。
鍼理論
問題 148 鍼麻酔の特徴について正しい記述はどれか。 1.  患者の意識は保たれる。 2.  鍼刺激開始直後から鎮痛効果が発現する。 3.  Aβ線維が関与する。 4.  鍼刺激終了直後に鎮痛効果が消失する。
灸理論
問題 151 艾について正しい記述はどれか。 1.  ヨモギは9~11月頃に採集する。 2.  毛茸は葉の表の面に多い。 3.  粗悪な艾は繊維が細かい。 4.  切艾は直接灸に用いる。
灸理論
問題 153 知熱灸を行う上で熱刺激の調節に最も注意を必要とするのはどれか。 1.  糖尿病 2.  肩こり 3.  過敏性腸症候群 4.  ウイルス性肝炎
灸理論
問題 156 透熱灸刺激の脊髄内伝達に関与する物質はどれか。 1.  エンドルフィン 2.  サブスタンスP 3.  ノルアドレナリン 4.  アセチルコリン
灸理論
問題 158 灸施術による局所炎症反応に関与するのはどれか。 1.  プロスタグランジン 2.  サイロキシン 3.  トリプシン 4.  ダイノルフィン
灸理論
問題 160 関連学説について正しい組合せはどれか。 1.  レイリー現象---障害部位は限局性 2.  緊急反応---アドレナリン分泌 3.  サイバネティクス---内部環境の恒常性 4.  ストレス学説---副腎皮質の萎縮