第20回 はり師・きゅう師国家試験 |
医療概論
問題 1 介護保険制度について正しい記述はどれか。 1.  介護認定は保健所に申請する。 2.  要介護のレベルは4段階ある。 3.  ケアプラシは利用者が作成することはできない。 4.  短期入所サービスは居宅者に対するサービスの1つである。
医療概論
問題 2 医療従事者の倫理について適切でないのはどれか。 1.  守秘義務がある。 2.  患者の要求を優先する。 3.  情報提供と説明を十分に行う。 4.  援助者としての立場をとる。
衛生学
問題 4 腸炎ビブリオ食中毒について正しい記述はどれか。 1.  冬季に多い。 2.  潜伏期は平均20時間前後である。 3.  原因菌は大腸菌群に分類される。 4.  予防には加熱が有効である。
衛生学
問題 5 乳児死亡について正しい記述はどれか。 1.  生後1週末満の死亡を早期新生児死亡という。 2.  生後6週末満の死亡を新生児死亡という。 3.  乳児死亡の原因で最も多いのは乳幼児突然死症候群である。 4.  新生児死亡数より早期新生児死亡数のほうが多い。
衛生学
問題 6 後天性免疫不全症候群は感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)で何類に分類されているか。 1.  2類 2.  3類 3.  4類 4.  5類
衛生学
問題 7 疫学研究における因果関係の判定基準で「時間的な関係」の内容はどれか。 1.  高い相対危険である。 2.  生物学的常識と矛盾しない。 3.  複数の研究で同様な関連がみられる。 4.  曝露が結果に先行している。
衛生学
問題 9 がんと危険因子との組み合わせで正しいのはどれか。 1.  胃がん---高蛋白食 2.  乳がん---授乳 3.  子宮頸がん---ヒトパピローマウイルス 4.  肺がん---肥満
衛生学
問題 10 我が国における精神障害の入院形態で最初に検討すべき形態はどれか。 1.  応急入院 2.  措置入院 3.  医療保護入院 4.  任意入院
関係法規
問題 11 はり師、きゅう師の免許を取消す権限を有する者はどれか。 1.  内閣総理大臣 2.  厚生労働大臣 3.  都道府県知事 4.  保健所長
関係法規
問題 12 はり師、きゆう師が請求できる療養費の支給対象に含まれないのはどれか。 1.  五十肩 2.  頸腕症候群 3.  頸椎捻挫後遺症 4.  半月板損傷
関係法規
問題 13 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で施術所の備えるべき要件に含まれないのはどれか。 1.  施術室 2.  待合室 3.  収容施設 4.  消毒設備
関係法規
問題 14 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で広告事項に含まれないのはどれか。 1.  小児鍼(はり) 2.  予約に基づく施術の実施 3.  出張による施術の実施 4.  胃腸炎に効くはり
解剖学
問題 17 橈骨神経について正しいのはどれか。 1.  腕神経叢の外側神経束に由来する。 2.  内側腋窩隙を通過する。 3.  回外筋を貫く。 4.  手掌橈側半の感覚を支配する。
解剖学
問題 18 脊柱の靱帯について正しい記述はどれか。 1.  黄色靱帯は椎体の後面にある。 2.  環椎横靱帯は歯突起の後面にある。 3.  項靱帯は椎間円板の前面にある。 4.  後縦靱帯は椎孔の背側にある。
解剖学
問題 21 筋と付着部位について正しい組合せはどれか。 1.  広背筋---上腕骨大結節 2.  大胸筋---上腕骨小結節 3.  大殿筋---大腿骨大転子 4.  大腰筋---大腿骨小転子
解剖学
問題 22 気管支について正しい記述はどれか。 1.  気管分岐部は第1胸椎の高さである。 2.  気管支壁は肺動脈によって栄養される。 3.  左気管支は3本の葉気管支に分かれる。 4.  右気管支は左よりも垂直に近く傾斜する。
解剖学
問題 23 膵臓について正しい記述はどれか。 1.  第4・第5腰椎の高さにある。 2.  後腹壁に付着している。 3.  左端は十二指腸に接している。 4.  膵液はランゲルハンス島から分泌される。
解剖学
問題 24 副腎について正しい記述はどれか。 1.  髄質からアルドステロンが分泌される。 2.  皮質は腹膜上皮に由来する。 3.  副腎には間膜がある。 4.  副腎からのホルモンは門脈に分泌される。
解剖学
問題 25 腹大動脈から起こる枝について正しい記述はどれか。 1.  腹腔動脈は脾臓を養う。 2.  腎動脈は第4腰椎の高さで起こる。 3.  下腸間膜動脈は回腸を養う。 4.  精巣動脈は鼡径靱帯の深層を通る。
解剖学
問題 26 刺激伝導系について正しい記述はどれか。 1.  神経線維により構成される。 2.  プルキンエ線維は心外膜下を走行する。 3.  房室結節は右心室にある。 4.  ヒス束は線維三角を通る。
解剖学
問題 28 脳幹について正しい記述はどれか。 1.  橋は脳幹に含まれる。 2.  オリーブ核は錐体路に関与する。 3.  延髄には四丘体がある。 4.  中脳には孤束核がある。
解剖学
問題 29 脳神経と副交感神経節との組み合わせで正しいのはどれか。 1.  動眼神経---毛様体神経節 2.  顔面神経---耳神経節 3.  舌咽神経---翼口蓋神経節 4.  迷走神経---上頸神経節
解剖学
問題 30 感覚と伝導路との組合せで正しいのはどれか。 1.  視覚---内側毛帯 2.  触圧覚---外側毛帯 3.  聴覚---下丘 4.  味覚---唾液核
生理学
問題 31 末梢神経における活動電位の興奮伝導に主要な役割を果たすイオンはどれか。 1.  カリウムイオン 2.  カルシウムイオン 3.  ナトリウムイオン 4.  マグネシウムイオン
生理学
問題 32 血液量をモニターしているのは主にどの受容器か。 1.  頸動脈洞圧受容器 2.  大動脈弓圧受容器 3.  大動脈小体化学受容器 4.  心肺部圧受容器
生理学
問題 33 肺循環について正しい記述はどれか。 1.  大循環とも呼ばれる。 2.  体循環の動脈圧より低い。 3.  肺動脈は動脈血を運ぶ 4.  肺静脈は右心房に血液を運ぶ。
生理学
問題 34 血液の酸塩基平衡の保持に重要なイオンはどれか。 1.  カリウムイオン 2.  カルシウムイオン 3.  マグネシウムイオン 4.  重炭酸イオン
生理学
問題 36 基礎代謝量について正しいのはどれか。 1.  加齢によって低下する。 2.  同一年齢では女性の方が男性より高い。 3.  体表面積に反比例する。 4.  体温の上昇によって低下する。
生理学
問題 37 ある物質Sのクリアランスを求める際の指標として必要でないのはどれか。 1.  物質Sの尿中濃度 2.  物質Sの血漿濃度 3.  1分間あたりの腎血流量 4.  1分間あたりの尿量
生理学
問題 40 シナプス伝達について正しい記述はどれか。 1.  全か無の法則に従う。 2.  シナプス下膜で過分極は起こらない。 3.  薬物の影響を受けにくい。 4.  可塑性をもつ。
生理学
問題 41 瞳孔の対光反射について誤っている記述はどれか。 1.  受容器は視細胞である。 2.  求心路は視神経である。 3.  遠心路は運動神経である。 4.  中枢は中脳にある。
生理学
問題 42 筋をすりつぶして紐状の標本を作成し以下の物質を加えた。この標本が顕著に短縮するのはどれか。 1.  ATPとカリウムイオン 2.  ATPとカルシウムイオン 3.  グルコースとカリウムイオン 4.  グルコースとカルシウムイオン
生理学
問題 43 γ運動ニューロンの特徴として正しいのはどれか。 1.  自律神経系に属する。 2.  錘内筋線維を支配している。 3.  脊髄側角に分布している。 4.  腱器官の感度を調整している。
生理学
問題 44 痛覚に関する記述で正しいのはどれか。 1.  受容器は自由神経終末である。 2.  関連痛は皮膚の炎症で生じる。 3.  鋭い痛みはC線維で伝えられる。 4.  順応しやすい。
病理学
問題 49 炎症の経過で最も初期にみられる現象はどれか。 1.  炎症巣への白血球の遊走 2.  細動脈の収縮 3.  血漿成分の血管外への流出 4.  線維芽細胞の増生
病理学
問題 50 アレルギー反応と疾患との組合せで正しいのはどれか。 1.  Ⅰ型アレルギー---バセドウ病 2.  Ⅱ型アレルギー---アトピー性皮膚炎 3.  Ⅲ型アレルギー---全身性エリテマトーデス 4.  Ⅴ型アレルギー---グッドパスチャー症候群
病理学
問題 51 癌と前癌病変との組合せで正しいのはどれか。 1.  子宮頸癌---子宮頸部異形成 2.  胃癌---胃潰瘍 3.  乳癌---乳腺症 4.  前立腺癌---前立腺肥大
臨床医学総論
問題 52 手指の変形でPIP関節屈曲、DIP関節過伸展を示すのはどれか。 1.  スワンネック変形 2.  ボタン穴変形 3.  尺側偏位 4.  鷲手
臨床医学総論
問題 53 前庭性眩暈の記述で正しいのはどれか。 1.  小脳脳幹出血が原因となる。 2.  回転性の眩暈である。 3.  悪心・嘔吐は伴わない。 4.  頭位による影響は少ない。
臨床医学総論
問題 55 血圧について正しい記述はどれか。 1.  平均血圧は収縮期血圧と拡張期血圧の和の1/2である。 2.  触診法では聴診法より高く測定される。 3.  仮面高血圧患者では家庭血圧が診察室血圧より高い。 4.  白衣高血圧は若年者に多い。
臨床医学総論
問題 60 JCS(日本昏睡尺度)における意識障害の中で最も軽いのはどれか。 1.  普通の大きさの声で呼ぶと開眼する。 2.  自分の生年月日を言えない。 3.  痛みを加えると顔をしかめる。 4.  痛みを加えると開眼する。
臨床医学総論
問題 61 手術の麻酔で使用されない神経ブロックはどれか。 1.  星状神経節ブロック 2.  腕神経叢ブロック 3.  硬膜外ブロック 4.  指神経ブロック
臨床医学総論
問題 62 胸郭出口症候群で適切な記述はとれか。 1.  高齢者に多い。 2.  前斜角筋による圧迫が原因となる。 3.  動脈は圧迫されない。 4.  上肢帯の筋力は症状と関連しない。
臨床医学総論
問題 63 肩関節脱臼で正しいのはどれか。 1.  病的脱臼が多い。 2.  後方脱臼が多い。 3.  腕神経叢麻痺を起こす。 4.  関節強直を起こす。
臨床医学総論
問題 64 脊椎分離すべり症について正しい記述はどれか。 1.  青少年にはみられない疾患である。 2.  胸腰椎移行部に起こる頻度が高い。 3.  上関節突起と下関節突起間に病変がみられる。 4.  腰椎後弯が増強する。
臨床医学総論
問題 65 癌と腫瘍マーカーとの組合せで正しいのはどれか。 1.  大腸癌---CEA 2.  子宮体癌---SCC 3.  胃癌---CYFRA 4.  乳癌---AFP
臨床医学各論
問題 68 原発性アルドステロン症で正しいのはどれか。 1.  低血圧 2.  アルカローシス 3.  高マグネシウム血症 4.  血漿レニン活性高値
臨床医学各論
問題 69 特発性肺線維症について誤っている記述はどれか。 1.  60歳代に多い。 2.  細菌性肺炎に含まれる。 3.  重篤な呼吸障害を生じる。 4.  肺胞隔壁に炎症・線維化をきたす。
臨床医学各論
問題 70 マイコプラズマ肺炎で正しい記述はどれか。 1.  老年者に頻度が高い。 2.  潜伏期は2~3日である。 3.  消化器症状はみられない。 4.  乾性咳が多い。
臨床医学各論
問題 71 疾患と検査結果との組合せで適切なのはどれか。 1.  関節リウマチ---CRP値上昇 2.  悪性リンパ腫---フィラデルフィア染色体陽性 3.  全身性硬化症---HLA-B51陽性 4.  悪性貧血---ビタミンB6欠乏
臨床医学各論
問題 72 鉄欠乏性貧血について正しい記述はどれか。 1.  男性に多くみられる。 2.  ハンター舌炎がみられる。 3.  フェリチンが減少する。 4.  総鉄結合能が減少する。
臨床医学各論
問題 76 アルツハイマー病で適切な記述はどれか。 1.  大脳皮質に老人斑を認める。 2.  病初期からゲルストマン症候群がみられる。 3.  片麻痺がみられる。 4.  まだら認知症が特徴的である。
臨床医学各論
問題 77 「65歳の男性。3週間前に転倒し、前頭部を強打した。その時以後両上肢のしびれ感と歩行困難が出現している。」最も考えられるのはどれか。 1.  頸椎骨折 2.  頸髄中心性損傷 3.  頸髄腫瘍 4.  腕神経叢障害
臨床医学各論
問題 78 「65歳の男性。3週間前に転倒し、前頭部を強打した。その時以後両上肢のしびれ感と歩行困難が出現している。」この患者の症状で誤っている記述はどれか。 1.  横隔膜呼吸が消失する。 2.  両上肢の脱力がみられる。 3.  膝蓋腱反射が亢進する。 4.  排尿困難がある。
臨床医学各論
問題 79 「78歳の女性。大腿骨頸部骨折の術後3日間ベッド上安静であったが、突然胸痛、呼吸困難が出現した。胸部単純エックス線写真でうっ血所見はなく、肺野の透過性増大がみられた。血性クレアチニンキナーゼ値は正常、D-ダイマー値上昇が認められた。」本疾患の発症を予測するのに最も有用な検査はどれか。 1.  ホルター心電図 2.  負荷心筋シンチグラフィ 3.  頸動脈超音波検査 4.  下肢静脈超音波検査
臨床医学各論
問題 80 「78歳の女性。大腿骨頸部骨折の術後3日間ベッド上安静であったが、突然胸痛、呼吸困難が出現した。胸部単純エックス線写真でうっ血所見はなく、肺野の透過性増大がみられた。血性クレアチニンキナーゼ値は正常、D-ダイマー値上昇が認められた。」本疾患の危険因子として最も重要なのはどれか。 1.  脱水 2.  貧血 3.  運動 4.  徐脈
臨床医学各論
問題 81 細菌性食中毒で正しい記述はどれか。 1.  サルモネラ属は潜伏期が1週間である。 2.  腸炎ビブリオによる食中毒はボツリヌスより発症頻度が低い。 3.  ボツリヌス菌毒素は高温加熱によっても不活性化されない。 4.  腸管病原性大腸菌ではベロ毒素によって発症する。
臨床医学各論
問題 82 感染症について正しい記述はどれか。 1.  大量の抗菌薬を投与しないと日和見感染が起こる。 2.  メチシリン耐性黄色ブドウ球菌は院内感染の原因になる。 3.  腸管病原性大腸菌で起こる感染症を菌交代症という。 4.  生命に対する危険度が最も高いものは5類感染症に分類される。
リハビリテーション医学
問題 84 身体障害者手帳の交付対象でないのはどれか。 1.  腎臓機能障害 2.  咀嚼・嚥下機能障害 3.  平衡機能障害 4.  高次脳機能障害
リハビリテーション医学
問題 85 回復期リハビリテーション病棟における評価会議について適切でない記述はどれか。 1.  病棟看護師は参加する。 2.  評価が完了してから治療を開始する。 3.  治療経過によりゴール設定を変更する。 4.  すべての症例に行う。
リハビリテーション医学
問題 86 正常な6か月児で可能な動作はどれか。 1.  おもちゃをつかむ。 2.  ビー玉をつまむ。 3.  手放しで立つ。 4.  ひとり歩きをする。
リハビリテーション医学
問題 87 嚥下機能障害に対するスクリーニングとして用いられる検査はどれか。 1.  水飲みテスト 2.  嚥下造影検査 3.  血清CRP 4.  胸部単純工ックス線検査
リハビリテーション医学
問題 88 深部組織への温熱効果が最も高い物理療法はどれか。 1.  低周波療法 2.  超音波療法 3.  紫外線療法 4.  赤外線療法
リハビリテーション医学
問題 89 上肢の屈筋共同運動で正しい組合せはどれか。 1.  肩甲帯---下制 2.  肩関節---内旋 3.  肘関節---屈曲 4.  前腕---回内
リハビリテーション医学
問題 90 肩手症候群の症状で最も適切なのはどれか。 1.  手指末端の壊死 2.  肩関節亜脱臼 3.  手掌のしびれ 4.  手背の腫脹
リハビリテーション医学
問題 91 第6頸髄レベルの脊髄損傷患者の合併症とその対応との組み合わせで正しいのはどれか。 1.  うつ熱---解熱剤投与 2.  殿部褥瘡---プッシュアップ 3.  尿路感染---間欠導尿 4.  自律神経過反射---下肢挙上
東洋医学概論
問題 93 津液について正しい記述はどれか。 1.  津液は腎と膀胱で生成される。 2.  津液の代謝機構を三焦気化という。 3.  津液は経脈を通じて全身に流れる。 4.  津液が停滞する病理変化を津傷という。
東洋医学概論
問題 94 所見と病証との組み合わせで正しいのはどれか。 1.  隠痛---陰実証 2.  潮熱---陽実証 3.  盗汗---陰虚証 4.  拒按---陽虚証
東洋医学概論
問題 97 次の文で示す経脈病証に用いる経穴について適切なのはどれか。「舌の根元の痛み、腹部膨満感、下痢、全身倦怠感、下肢内側の痛み。」 1.  太渓 2.  衝陽 3.  太白 4.  侠渓
東洋医学概論
問題 99 「45歳の男性。首や肩のこりが強く、寝汗をよくかき熟睡できない。便が硬く排便しづらい。」最も考えられる病証はどれか。 1.  気虚証 2.  血虚証 3.  陽虚証 4.  陰虚証
東洋医学概論
問題 100 「45歳の男性。首や肩のこりが強く、寝汗をよくかき熟睡できない。便が硬く排便しづらい。」この患者の舌の所見と脈状との組合せで正しいのはどれか。 1.  胖舌---結脈 2.  痩舌---滑脈 3.  紅舌---細脈 4.  淡舌---弦脈
東洋医学概論
問題 102 「頭痛、首と肩がこる、手足の関節が痛む、厚着をしても寒い、微熱、薄白苔、緊脈。」最も考えられる病証はどれか。 1.  表熱 2.  裏熱 3.  表寒 4.  裏寒
東洋医学概論
問題 103 「頭痛、首と肩がこる、手足の関節が痛む、厚着をしても寒い、微熱、薄白苔、緊脈。」この患者の症状として正しいのはどれか。 1.  口渇 2.  食欲不振 3.  無汗 4.  泄瀉
経絡経穴概論
問題 106 経絡の概要について正しい記述はどれか。 1.  奇経八脈は帯脈を除き上行性の流注である。 2.  脾の大絡は脾経の公孫から分かれ出る絡脈である。 3.  十二経筋は臓腑に連絡する。 4.  孫絡は正経十二経脈から分かれた支脈である。
経絡経穴概論
問題 116 脾経の合水穴の取穴部位はどれか。 1.  肘前内側、上腕骨内側上顆の前縁、肘窩横紋と同じ高さ。 2.  膝内側、半腱・半膜様筋腱内側の陥凹部、膝窩横紋の内側端。 3.  下腿内側、脛骨内側顆下縁と脛骨内縁が接する陥凹部。 4.  膝後内側、半腱様筋腱の外縁、膝窩横紋上。
東洋医学臨床論
問題 119 次の文で示す患者の病証に対する治療で、改善が期待されるのはどれか。「32歳の女性。主訴は肩こり。触診では肋骨弓下縁に張りがあり、指を入れると痛む。また、イライラしやすく、月経不順もみられる。脈は弦。舌質は暗紅。」 1.  統血作用 2.  疏泄作用 3.  宣発作用 4.  蔵精作用
東洋医学臨床論
問題 120 次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。「35歳の男性。夏バテしたためか、ここ数日食欲がない。空腹感や口渇感はあるが、実際に食べようとする時に食が進まない。腹痛や悪心はないが唇が乾燥している。舌質は紅、舌苔は少、脈は細数。」 1.  胃陰を補う。 2.  腎陰を補う。 3.  痰濁を除く。 4.  気滞を除く。
東洋医学臨床論
問題 121 命門火衰による陽萎に対し、経脈を考慮した施術を行う場合、最も適切なのはどれか。 1.  督脈と肺経 2.  心経と脾経 3.  大腸経と胃経 4.  腎経と任脈
東洋医学臨床論
問題 122 次の文で示す患者の病証について難経六十九難の治療原則に基づく治療穴はどれか。「42歳の女性。1年前に4人目の子供を出産してから月経周期が乱れ、経血量も減少した。最近は疲れやすく、抜け毛も増えた。舌質は淡、舌苔は薄、脈は沈弱。」 1.  湧泉 2.  太渓 3.  然谷 4.  復溜
東洋医学臨床論
問題 123 次の文で示す患者の病態に対し、最も適切な施術はどれか。「5歳の男児。夜間の遺尿が続いている。日中は尿意切迫がある。」 1.  頭部への灸頭鍼 2.  腹部への糸状灸 3.  仙骨部への接触鍼 4.  会陰部への単刺
東洋医学臨床論
問題 124 五行穴を用いて施術する場合、症状と治療穴との組合せで最も適切なのはどれか。 1.  のぼせ・下痢---湧泉 2.  咳を伴う悪寒発熱---経渠 3.  心下部の膨満---大陵 4.  全身の熱感---少海
東洋医学臨床論
問題 125 施術中に患者の訴える痛みの部位が移動し一定しない。このような場合に十二刺の刺法で適切なのはどれか。 1.  報刺 2.  偶刺 3.  斉刺 4.  揚刺
東洋医学臨床論
問題 127 次の文で示す患者に対する局所治療穴で最も適切なのはどれか。「28歳の男性。半年程前から右薬指のしびれが徐々に強くなってきた。母指と示指で紙を挟もうとすると母指の指節間関節が曲がる。小学5年生の時に右肘骨折の既往がある。」 1.  手三里 2.  大陵 3.  通里 4.  孔最
東洋医学臨床論
問題 128 紋扼性神経障害と局所治療穴との組み合わせで正しいのはどれか。 1.  梨状筋症候群---膀胱兪 2.  足根管症候群---太渓 3.  肘部管症候群---曲沢 4.  手根管症候群---陽渓
東洋医学臨床論
問題 129 次の文で示す患者の罹患筋に対する局所治療穴で最も適切なのはどれか。「35歳の女性。フルタイムの事務職。右の首から肩にかけての慢性的なこり感がある。1か月前から右の小指にしびれを自覚するようになった。右側のモーリーテスト陽性、ジャクソンテスト陰性。」 1.  風池 2.  天柱 3.  天窓 4.  天容
東洋医学臨床論
問題 131 次の文で示す患者に対する治療方針で最も適切なのはどれか。「21歳の女性。2か月前から就職活動がうまくいかず、腹部膨満感がある。食後すぐに便意を催し、1日に5回以上の水様性の下痢が続く。病院での検査所見では異常はみられなかった。」 1.  迷走神経の機能抑制 2.  大内臓神経の機能抑制 3.  内臓知覚神経の機能亢進 4.  腸骨下腹神経の機能亢進
東洋医学臨床論
問題 132 スポーツ傷害と罹患筋に対する経穴との組合せで適切なのはどれか。 1.  足関節内がえし捻挫---三陰交 2.  ジャンパー膝---足三里 3.  アキレス腱炎---懸鍾 4.  シンスプリント---漏谷
東洋医学臨床論
問題 133 次の文で示す患者の病態に対し、施術対象となる罹患神経根として最も適切なのはどれか。「45歳の男性。荷物の搬送作業中に急に腰に激痛が走り、右下腿の前側から足背にしびれが出てきた。右足関節背屈時の筋力低下と足背に知覚鈍麻がみられる。膝蓋腱反射とアキレス腱反射は正常。」 1.  L3神経根 2.  L4神経根 3.  L5神経根 4.  S1神経根
東洋医学臨床論
問題 134 下腿の慢性コンパートメント障害で障害部位と局所治療穴との組合せで正しいのはどれか。 1.  前方コンパートメント---外丘 2.  外側コンパートメント---豊隆 3.  浅後方コンパートメント---漏谷 4.  深後方コンパートメント---三陰交
東洋医学臨床論
問題 135 「18歳の男子学生。小学生の頃からバスケットボールを10年間続けている。1年前から腰痛がある。下肢症状はないが、L4-L5の棘突起間に階段状変形を認める。」最も考えられる疾患はどれか。 1.  腰部脊柱管狭窄症 2.  腰椎分離すべり症 3.  梨状筋症候群 4.  腰椎椎間板ヘルニア
東洋医学臨床論
問題 136 「18歳の男子学生。小学生の頃からバスケットボールを10年間続けている。1年前から腰痛がある。下肢症状はないが、L4-L5の棘突起間に階段状変形を認める。」罹患部に対する局所治療穴として最も適切な経穴はどれか。 1.  厥陰兪 2.  腎兪 3.  大腸兪 4.  膀胱兪
東洋医学臨床論
問題 137 「20歳の男性。社会人野球選手。連日バッティング練習を続けていたところ、。グリップエンドが当たる左手根部に強い痛みを感じ、手に力が入りにくくなった。エックス線検査で骨折が認められた。現在、小指にしびれが残っている。」骨折しているのはどれか。 1.  舟状骨 2.  月状骨 3.  大菱形骨 4.  有鉤骨
東洋医学臨床論
問題 138 「20歳の男性。社会人野球選手。連日バッティング練習を続けていたところ、。グリップエンドが当たる左手根部に強い痛みを感じ、手に力が入りにくくなった。エックス線検査で骨折が認められた。現在、小指にしびれが残っている。」罹患神経に直接刺激を与えるのに最も適切な経穴はどれか。 1.  尺沢 2.  曲沢 3.  小海 4.  天井
東洋医学臨床論
問題 139 「38歳の女性。3年前に全身性硬化症と診断され、皮膚の硬化がみられる。レイノー現象の改善を目的に鍼治療を行うことになった。」鍼治療の効果を評価する方法として最も適切なのはどれか。 1.  サーモグラフィ 2.  単純エックス線 3.  筋電図 4.  脳波
東洋医学臨床論
問題 140 「38歳の女性。3年前に全身性硬化症と診断され、皮膚の硬化がみられる。レイノー現象の改善を目的に鍼治療を行うことになった。」レイノー現象の改善を目的とした局所への治療穴として適切なのはどれか。 1.  血海 2.  中渚 3.  正営 4.  建里
鍼理論
問題 143 内調術の説明で正しいのはどれか。 1.  刺入した鍼の周囲の皮膚を鍼管で叩く。 2.  刺入した鍼の鍼柄を鍼管で叩く。 3.  刺入した鍼に再び鍼管をかぶせ鍼管の上端を叩く。 4.  鍼管の上端を叩くだけで鍼を使用しない。
鍼理論
問題 144 刺鍼の術式に関する説明で正しい記述はどれか。 1.  前揉法は鍼の遺感覚を除くために行う。 2.  押手の固定圧が弱いと鍼は倒れてしまう。 3.  管鍼法では弾入行為が切皮である。 4.  撚鍼法は鍼を左右に半回転ずつ交互にひねり刺入する。
鍼理論
問題 146 我が国の単回使用毫鍼について誤っている記述はどれか。 1.  構造はJISで規定されている。 2.  無菌性が保証されている。 3.  ホルマリンガスが充填されている。 4.  製造業者の表示が義務付けられている。
鍼理論
問題 148 鍼刺激による血流改善に関与するのはどれか。 1.  交感神経節後ニューロンの興奮 2.  軸索反射によるCGRPの放出 3.  刺鍼部位でのセロトニンの遊離 4.  尾側延髄腹外側部の興奮
鍼理論
問題 149 内因性オピオイドが主に関与するのはどれか。 1.  ナトリウムポンプ 2.  下行性抑制系 3.  TCAサイクル 4.  レニン・アンジオテンシン系
灸理論
問題 152 灸術の種類で正しい組合せはどれか。 1.  棒灸---温灸 2.  紅灸---隔物灸 3.  八分灸---透熱灸 4.  糸状灸---知熱灸
灸理論
問題 154 有痕灸を行う場合、最も注意しなければならない疾患はどれか。 1.  骨粗鬆症 2.  更年期障害 3.  糖尿病 4.  過敏性腸症候群
灸理論
問題 155 灸痕化膿の予防法で正しいのはどれか。 1.  灸痕部の痂皮を掻爬しない。 2.  艾炷の底面積を大きくする。 3.  壮数を重ねる場合、施灸部を少しずつずらす。 4.  施灸後、施術部をラビング法で消毒する。
灸理論
問題 157 透熱灸刺激によって生じる局所炎症反応の際に起こるのはどれか。 1.  ヒスタミンの分解 2.  痛覚過敏 3.  虚血 4.  血管透過性の低下
灸理論
問題 159 内因性オピオイドの特徴について正しい記述はどれか。 1.  血液脳関門を通過することができる。 2.  βエンドルフィンは脊髄後角に多く含まれる。 3.  ナロキソンにより作用が増強する。 4.  体内では短時間で分解される。