第25回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 |
医療概論
問題 1 我が国の公的医療保険制度について正しいのはどれか。 1.  国民皆保険制度は昭和時代に始まった。 2.  医療給付は現金給付方式が原則である。 3.  75歳以上の高齢者は3割負担である。 4.  近年の国民医療費は減少傾向にある。
医療概論
問題 3 介護保険制度について正しいのはどれか。 1.  ケアプランは利用者が自分で作ることができる。 2.  住宅改修には利用できない。 3.  主治医意見書には要介護度を記入する。 4.  第2号被保険者は65歳以上である。
衛生学
問題 5 我が国の平成26年度の食中毒について正しいのはどれか。 1.  動物性自然毒による発生例はない。 2.  ブドウ球菌による患者が最も多い。 3.  冬よりも夏に多く発生する。 4.  飲食店での発生件数が最も多い。
衛生学
問題 6 循環式浴槽水が原因となりやすい疾患はどれか。 1.  インフルエンザ 2.  レジオネラ肺炎 3.  アトピー性皮膚炎 4.  クリプトスポリジウム症
衛生学
問題 10 コホート研究について正しいのはどれか。 1.  がんは対象にならない。 2.  集団を対象にはできない。 3.  相対危険度を求められる。 4.  症例対照研究のことである。
衛生学
問題 11 芽胞に効果のある消毒薬はどれか。 1.  次亜塩素酸ナトリウム 2.  消毒用アルコール 3.  ポビドンヨード 4.  ホルムアルデヒド
関係法規
問題 12 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で、免許の消極的要件はどれか。 1.  日本国籍 2.  あん摩マッサージ指圧師国家試験の合格 3.  大麻の中毒者 4.  認定された学校または養成施設の卒業
関係法規
問題 13 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で、施術者が氏名を変更したときにしなければならないのはどれか。 1.  免許証の再交付申請 2.  名簿登録事項の訂正申請 3.  免許証の書換え交付申請 4.  免許証の返納
関係法規
問題 14 あん摩マッサージ指圧師が患部に施術をする場合、医師の同意が必要なのはどれか。 1.  捻挫 2.  肉ばなれ 3.  打撲 4.  脱臼
関係法規
問題 15 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で、50万円以下の罰金に該当するのはどれか。 1.  不正の事実に基づいてあん摩マッサージ指圧師免許を受けた者 2.  あん摩マッサージ指圧師国家試験において不正行為をした者 3.  施術所について虚偽の届け出をした者 4.  医師の同意を得ないで骨折患部へ施術をした者
解剖学
問題 16 体の区分について正しいのはどれか。 1.  頸部の前面を項部という。 2.  骨盤部の後面を腰部という。 3.  頭部と頸部の境界線はオトガイを通る。 4.  頸部と胸部の境界線は烏口突起を通る。
解剖学
問題 17 椎骨間の連結に関与する靱帯について正しいのはどれか。 1.  黄色靱帯は横突起間を結ぶ。 2.  棘間靱帯は棘突起間を結ぶ。 3.  後縦靱帯は棘突起の先端を縦に結ぶ。 4.  前縦靱帯は椎体と椎間円板の後ろを縦に結ぶ。
解剖学
問題 20 左主気管支について正しいのはどれか。 1.  3つに分岐する。 2.  前壁は膜性壁である。 3.  右主気管支より短い。 4.  右主気管支より細い。
解剖学
問題 21 食道について正しいのはどれか。 1.  気管の前を通る。 2.  第4頸椎の高さで始まる。 3.  大動脈の前で横隔膜を貫く。 4.  左心房の高さに生理的狭窄がみられる。
解剖学
問題 22 子宮について正しいのはどれか。 1.  子宮底部は腟につながる。 2.  子宮広間膜に包まれる。 3.  子宮動脈は外腸骨動脈の枝である。 4.  子宮円索によって骨盤壁に固定される。
解剖学
問題 23 副腎について正しいのはどれか。 1.  後面は腹膜で覆われる。 2.  内胚葉性の器官である。 3.  上腸間膜動脈の枝が分枝する。 4.  網状帯が髄質を取り囲んでいる。
解剖学
問題 26 内耳について正しいのはどれか。 1.  鼓室にある。 2.  前庭窓にキヌタ骨がはまる。 3.  半規管に蝸牛神経がつながる。 4.  膜迷路の内部は内リンパで満たされる。
生理学
問題 28 固有心筋について誤っているのはどれか。 1.  ギャップ結合がある。 2.  不随意筋である。 3.  横紋筋である。 4.  強縮する筋である。
生理学
問題 30 消化酵素とそれが作用する栄養素の組合せで正しいのはどれか。 1.  アミラーゼ---ラクトース 2.  リパーゼ---デンプン 3.  トリプシン---蛋白質 4.  ヌクレアーゼ---脂肪
生理学
問題 32 体温について正しいのはどれか。 1.  口腔温は直腸温より高い。 2.  夜間は日中より高い。 3.  月経後に高い。 4.  食後に高い。
生理学
問題 35 姿勢維持に関与する筋の特徴として誤っているのはどれか。 1.  収縮速度が遅い。 2.  白筋である。 3.  疲れにくい。 4.  ミオグロビン量が多い。
病理学
問題 38 病理組織診断で確定されるのはどれか。 1.  尿中の結晶の種類 2.  僧房弁逆流の有無 3.  感染症の起炎菌の種類 4.  癌のリンパ節転移の有無
臨床医学総論
問題 46 臓器と触診部位の組合せで正しいのはどれか。 1.  肝臓---右季肋部 2.  腎臓---心窩部 3.  虫垂---左下腹部 4.  膵臓---右側腹部
臨床医学総論
問題 50 心臓性浮腫の初期の特徴として適切なのはどれか。 1.  顔面、特に上眼瞼に出現する。 2.  全身性に高度の浮腫をきたす。 3.  発赤、熱感、疼痛を伴う。 4.  下肢に出現する傾向にある。
臨床医学各論
問題 55 頸椎症性神経根症について正しいのはどれか。 1.  痙性麻痺を認める。 2.  膀胱直腸障害を認める。 3.  上肢腱反射の減弱を認める。 4.  病的反射を認める。
臨床医学各論
問題 57 手の腱鞘炎について正しいのはどれか。 1.  1回の外力により起こる。 2.  ドケルバン病は手関節橈側に起こる。 3.  槌指の原因である。 4.  局所の発赤を認める。
臨床医学各論
問題 59 疾患と治療装具の組み合わせで正しいのはどれか。 1.  斜頸---ボストンブレース 2.  特発性側弯症---フォンローゼン装具 3.  発育性股関節形成不全---リーメンビューゲル装具 4.  先天性内反足---ミルウォーキーブレース
臨床医学各論
問題 60 硬膜外麻酔について正しいのはどれか。 1.  分節麻酔を行える。 2.  頸部には用いない。 3.  効果発現は脊髄麻酔よりも早い。 4.  局所麻酔薬をくも膜下腔に注入する。
臨床医学各論
問題 61 肺癌の隣接臓器への浸潤により起こるのはどれか。 1.  ダンピング症候群 2.  ネフローゼ症候群 3.  クッシング症候群 4.  パンコースト症候群
臨床医学各論
問題 62 気胸について正しいのはどれか。 1.  突然嗄声が出現する。 2.  肥満は危険因子である。 3.  女性に多い。 4.  胸部エックス線検査で診断する。
臨床医学各論
問題 66 COPDについて正しいのはどれか。 1.  我が国では原因の約50%が喫煙とされている。 2.  労作時の息切れが特徴である。 3.  肺が縮小する疾患である。 4.  運動療法は無効である。
臨床医学各論
問題 67 ビタミン欠乏と疾患の組合せで正しいのはどれか。 1.  ビタミンA---壊血病 2.  ビタミンB12---脚気 3.  ビタミンC---夜盲症 4.  ビタミンD---骨軟化症
臨床医学各論
問題 68 高血圧症について正しいのはどれか。 1.  多くは頭痛を主訴とする。 2.  原因の90%以上は遺伝的要因である。 3.  食事療法ではカリウム摂取を制限する。 4.  罹患率は年齢とともに増加する。
臨床医学各論
問題 69 高尿酸血症について正しいのはどれか。 1.  成人女性に多い。 2.  合併症に尿管結石がある。 3.  関節炎は手関節に好発する。 4.  カルシウムの代謝と関係する。
総合問題(基礎科目)
問題 70 「肩こり体操で両肩をすくめて5秒間保持し、脱落させる。続いて両肩甲骨を脊柱に引き寄せる運動を行わせた。」両肩をすくめて5秒間保持させる主動作筋はどれか。 1.  斜角筋 2.  僧帽筋 3.  棘上筋 4.  三角筋
総合問題(基礎科目)
問題 71 「肩こり体操で両肩をすくめて5秒間保持し、脱落させる。続いて両肩甲骨を脊柱に引き寄せる運動を行わせた。」両肩甲骨を脊柱に引き寄せる運動の主動作筋を支配する神経はどれか。 1.  肩甲上神経 2.  肩甲下神経 3.  肩甲背神経 4.  腋窩神経
総合問題(基礎科目)
問題 72 「45歳の男性。飲酒歴は長い。飲酒後に腹痛が出現し、痛みは心窩部および背部に認めた。血液検査ではアミラーゼおよびリパーゼが高値であった。」本症例で最も疑われるのはどれか。 1.  胃潰瘍 2.  胆嚢炎 3.  慢性膵炎 4.  潰瘍性大腸炎
総合問題(基礎科目)
問題 73 「45歳の男性。飲酒歴は長い。飲酒後に腹痛が出現し、痛みは心窩部および背部に認めた。血液検査ではアミラーゼおよびリパーゼが高値であった。」本疾患でみられる便はどれか。 1.  新鮮血便 2.  脂肪便 3.  粘血便 4.  タール便
総合問題(基礎科目)
問題 74 「75歳の男性。病院を受診し、脳梗塞による軽い片麻痺と診断された。」麻痺側にみられる所見はどれか。 1.  バレー徴候 2.  ロンベルグ徴候 3.  ラセーグ徴候 4.  ケンプ徴候
総合問題(基礎科目)
問題 75 「75歳の男性。病院を受診し、脳梗塞による軽い片麻痺と診断された。」麻痺側で亢進する反射はどれか。 1.  角膜反射 2.  挙睾筋反射 3.  腹壁反射 4.  アキレス腱反射
臨床医学各論
問題 77 膠原病と所見の組み合わせで誤っているのはどれか。 1.  ベーチェット病---口腔粘膜のアフタ性潰瘍 2.  多発性筋炎---遠位筋の筋力低下 3.  全身性硬化症---手指のレイノー現象 4.  シェーグレン症候群---ドライアイ
臨床医学各論
問題 78 急性膀胱炎について正しいのはどれか。 1.  原因菌は大腸菌が多い。 2.  男性に多い。 3.  高熱をきたすことが多い。 4.  水分はあまり摂らない方がよい。
リハビリテーション医学
問題 80 維持期リハビリテーションで主に取り組むべきことはどれか。 1.  麻痺の回復の促進 2.  ADLの早期獲得 3.  社会参加の促進 4.  早期離床
リハビリテーション医学
問題 81 高次脳機能障害の評価で正しいのはどれか。 1.  バーセルインデックス 2.  線分抹消テスト 3.  徒手筋力テスト 4.  拮抗運動反復テスト
リハビリテーション医学
問題 82 摂食嚥下障害に対する対応として誤っているのはどれか。 1.  口腔ケア 2.  食形態の調整 3.  栄養管理 4.  頸椎伸展位での食事
リハビリテーション医学
問題 84 脳卒中の嚥下障害で正しいのはどれか。 1.  食道の通過障害を生じる。 2.  仮性球麻痺よりも球麻痺が多い。 3.  時間経過で回復しにくい。 4.  ゼリーは飲み込みやすい。
リハビリテーション医学
問題 87 脳性麻痺で起こる痙直型両麻痺の歩行について正しいのはどれか。 1.  失調性歩行 2.  分回し歩行 3.  はさみ脚歩行 4.  トレンデレンブルグ歩行
リハビリテーション医学
問題 88 心臓リハビリテーションにおける運動療法の禁忌はどれか。 1.  心移植後 2.  冠動脈形成術後 3.  不安定狭心症 4.  末梢動脈閉塞性疾患
リハビリテーション医学
問題 89 大腿骨頸部骨折のリハビリテーションで正しいのはどれか。 1.  リハビリテーションは手術後から開始する。 2.  内固定術の場合、脱臼肢位に注意する。 3.  術後疼痛緩和のために極超短波療法を行う。 4.  人工骨頭置換術の場合、術直後から歩行訓練を行う。
東洋医学概論
問題 92 血瘀の特徴的な症状はどれか。 1.  月経血量が少ない。 2.  浮腫がある。 3.  刺すような痛みがある。 4.  ものを言うのがおっくうである。
経絡経穴概論
問題 102 肺の五要穴のうち、表裏する経を同時に治療する作用がある経穴部位はどれか。 1.  前胸部、第1肋間と同じ高さ、鎖骨下窩の外側、前正中線の外方6寸 2.  尺沢と太淵とを結ぶ線の中点の上方1寸 3.  長母指外転筋腱と短母指指伸筋腱の間の溝で太淵の上方1寸5分 4.  身柱の外方1寸5分
経絡経穴概論
問題 103 経穴とその部で拍動を触知する動脈の組合せで正しいのはどれか。 1.  手の少陰経の原穴---橈骨動脈 2.  手の太陰経の原穴---尺骨動脈 3.  足の少陰経の原穴---後脛骨動脈 4.  足の太陰経の原穴---足背動脈
経絡経穴概論
問題 104 募穴と臓腑の生理機能の組み合わせで正しいのはどれか。 1.  期門---昇清を主る 2.  章門---運化を主る 3.  中府---疏泄を主る 4.  膻中---宣発を主る
経絡経穴概論
問題 105 経穴と筋の組み合わせで正しいのはどれか。 1.  足三里---長指屈筋 2.  血海---外側広筋 3.  飛揚---前脛骨筋 4.  光明---長腓骨筋
経絡経穴概論
問題 108 「25歳の男性。昨日寒い屋外で作業をした後、後頸部から肩甲間部にかけて悪寒が出現した。」本症例の八綱病証で最も適切なのはどれか。 1.  表証 2.  熱証 3.  虚証 4.  陰証
経絡経穴概論
問題 109 「25歳の男性。昨日寒い屋外で作業をした後、後頸部から肩甲間部にかけて悪寒が出現した。」本症例の寒気に温熱療法を行う部位で中心となる経穴はどれか。 1.  臂臑 2.  承扶 3.  陽白 4.  風門
東洋医学臨床論
問題 112 症状と病証の組み合わせで最も適切なのはどれか。 1.  足部の浮腫---気滞 2.  目の乾燥感---血虚 3.  慢性的な疲労感---血瘀 4.  手足の冷え---津傷
東洋医学臨床論
問題 113 次の分で示す患者の病証について、肺経とともに治療する経脈の組み合わせで最も適切なのはどれか。「68歳の男性。主訴は労作時の息切れ。現在も喫煙をやめられない。咳嗽とともに粘稠な痰が大量に喀出される。最近、食欲が低下し、痩せてきた。足腰がだるく力が入らない。」 1.  腎経と肝経 2.  肝経と心経 3.  心経と脾経 4.  脾経と腎経
東洋医学臨床論
問題 114 次の文で示す患者の病証に対する治療で用いる経脈の組合せで最も適切なのはどれか。「40歳の男性。主訴は夜間の咳嗽。人間関係のトラブルから徐々に咳嗽が出現した。呼吸困難はなく、夜静かになると昼間の事が気になり、咳が出始めるが、痰は軽度。」 1.  肺経と心経 2.  心経と脾経 3.  脾経と肝経 4.  肝経と肺経
東洋医学臨床論
問題 115 次の文で示す患者の病証で治療対象となる臓腑に対応する募穴はどれか。「32歳の女性。主訴は頭重。症状の程度は軽く慢性的である。月経は遅れ気味で、始まると頭重が憎悪する。下痢しやすいせいか普段から倦怠感があり、痰が多く、顔色が悪い。舌質は淡、脈は弱。」 1.  期門 2.  京門 3.  章門 4.  石門
東洋医学臨床論
問題 116 次の文で示す患者の病証に対して原穴に施術する際の正しい部位はどれか。「64歳の男性。主訴は聴力低下。半年前から徐々に右耳が聞こえにくくなり、回復しないままである。白髪が増え、腰や膝に力が入らない症状も伴う。」 1.  足関節後内面、内果尖とアキレス腱の間の陥凹部 2.  足内側、第1中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際 3.  足外側、第5中足骨粗面の遠位、赤白肉際 4.  足関節前外側、長指伸筋腱外側の陥凹部、外果尖の前下方
東洋医学臨床論
問題 117 う歯による下歯痛を訴える患者に対し、鎮痛を目的として循経取穴により原穴に施術する際の正しい部位はどれか。 1.  手背、第2中手骨中点の橈側 2.  手関節後面、総指伸筋腱の尺側陥凹部、手関節背側横紋上 3.  手関節前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋上 4.  手関節後内側、第5中手骨底と三角骨の間の陥凹部、赤白肉際
東洋医学臨床論
問題 120 高齢者の日常生活機能を評価するのに最も適切なのはどれか。 1.  バーセルインデックス 2.  ロコモ度テスト 3.  改訂長谷川式簡易知能評価スケール 4.  ハミルトン評価尺度
東洋医学臨床論
問題 121 肩こりの施術対象となる筋と局所治療穴の組み合わせで最も適切なのはどれか。 1.  僧帽筋---臑兪 2.  肩甲挙筋---肩井 3.  頭板状筋---肩外兪 4.  大菱形筋---膏肓
東洋医学臨床論
問題 122 局所治療として欠盆への施術が最も適切な徒手検査所見はどれか。 1.  ジャクソンテスト陽性 2.  アドソンテスト陽性 3.  インピンジメントテスト陽性 4.  ヤーガソンテスト陽性
東洋医学臨床論
問題 123 次の文で示す症例に対し、施術対象となる筋で最も適切なのはどれか。「35歳の男性。手掌の母指から中指にかけて痛みとしびれを自覚。中指掌側に知覚異常が認められる。少海から孔最にかけての圧迫で症状の再現する部位があった。」 1.  長橈側手根伸筋 2.  腕橈骨筋 3.  円回内筋 4.  尺側手根屈筋
東洋医学臨床論
問題 124 次の文でみられる症例で最もみられやすい所見はどれか。「70歳の女性。10年前に慢性的な腰痛を自覚し、近医を受診したところ骨密度の減少を指摘された。5日前に尻もちをついて腰痛を発症した。下肢の神経学的所見に異常はない。」 1.  階段状変形 2.  棘突起の叩打痛 3.  SLRテスト陽性 4.  K-ボンネットテスト陽性
東洋医学臨床論
問題 125 変形性膝関節症に伴う関節水腫(水症)で陽性となる徒手検査法として最も適切なのはどれか。 1.  アプレイテスト 2.  ラックマンテスト 3.  膝蓋跳動 4.  膝蓋骨圧迫テスト
東洋医学臨床論
問題 126 次の文で示す運動で上腕二頭筋にみられる収縮はどれか。「坐位にて上腕下垂位、前腕回外位でダンベルを持ち、肘関節を屈曲位からゆっくり伸展した。」 1.  等速性収縮 2.  等尺性収縮 3.  遠心性収縮 4.  求心性収縮
東洋医学臨床論
問題 127 下腿三頭筋のストレッチでゆっくりと足関節を背屈位にし、そのまま保持するのはどれか。 1.  スタティックストレッチ 2.  ダイナミックストレッチ 3.  バリスティックストレッチ 4.  神経筋促通(PNF)ストレッチ
東洋医学臨床論
問題 128 次の文で示す症例の検査法で陽性となる可能性が最も高いのはどれか。「24歳の男性。陸上の長距離選手。2週間前から練習中に膝の外側に痛みを自覚。近医を受診し、膝の器質的病変は認められない。立位にて軽度O脚を認めるが、膝関節の腫脹はない。」 1.  マクマレーテスト 2.  グラスピングテスト 3.  前方引き出しテスト 4.  外反ストレステスト
東洋医学臨床論
問題 129 慢性胃炎患者への施術で用いる背部反応点として最も適切なのはどれか。 1.  第5胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分 2.  第11胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分 3.  第2腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分 4.  第4腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分
東洋医学臨床論
問題 130 眼精疲労における目の痛みに対して眼球の支配神経を考慮した経穴で適切なのはどれか。 1.  翳風 2.  陽白 3.  四白 4.  頬車
東洋医学臨床論
問題 131 関節リウマチの手指関節痛に対して行う物理療法で手指関節全体を均等に温めるのに最も適切なのはどれか。 1.  ハイドロコレータパック浴 2.  赤外線療法 3.  パラフィン浴 4.  極超短波療法
東洋医学臨床論
問題 132 機能訓練指導員の役割として正しいのはどれか。 1.  心身機能の評価 2.  福祉に関する相談 3.  介護サービス計画の作成 4.  家族への介護技術指導
東洋医学臨床論
問題 133 「55歳の男性。右肩関節の運動時に上腕部に痛みが出現する。自発痛はなく、結節間溝部に圧痛を認める。関節拘縮は認められない。」徒手検査で陽性となる可能性が最も高いのはどれか。 1.  ペインフルアークサイン 2.  ドロップアームテスト 3.  ダウバーンサイン 4.  スピードテスト
東洋医学臨床論
問題 134 「55歳の男性。右肩関節の運動時に上腕部に痛みが出現する。自発痛はなく、結節間溝部に圧痛を認める。関節拘縮は認められない。」施術対象となる罹患筋はどれか。 1.  上腕二頭筋長頭 2.  上腕二頭筋短頭 3.  上腕三頭筋外側頭 4.  上腕三頭筋内側頭
総合問題(専門科目)
問題 135 「35歳の女性。主訴は手の運動麻痺。自転車で転倒し、左上腕骨を骨折した。手の麻痺とともに前腕から手背の感覚障害をきたした。」本症例の運動麻痺でみられる手の変形はどれか。 1.  猿手 2.  鷲手 3.  下垂手 4.  尺側偏位
総合問題(専門科目)
問題 136 「35歳の女性。主訴は手の運動麻痺。自転車で転倒し、左上腕骨を骨折した。手の麻痺とともに前腕から手背の感覚障害をきたした。」手の運動麻痺の治療として低周波電気療法を行う場合、導子を当てる部位で適切なのはどれか。 1.  孔最と尺沢 2.  合谷と曲池 3.  内関と曲沢 4.  支正と小海
総合問題(専門科目)
問題 137 「56歳の男性。主訴は右片麻痺。麻痺側の上肢を動かそうとすると肩・肘の同時屈曲がみられる。」本症例のブルンストローム回復ステージ(6段階)はどれか。 1.  ステージⅡ 2.  ステージⅢ 3.  ステージⅣ 4.  ステージⅤ
総合問題(専門科目)
問題 138 「56歳の男性。主訴は右片麻痺。麻痺側の上肢を動かそうとすると肩・肘の同時屈曲がみられる。」右上肢の痙性抑制を目的として痙性筋への自原抑制による治療を行う場合、最も適切なのはどれか。 1.  赤外線療法 2.  超短波療法 3.  超音波療法 4.  治療的電気療法
総合問題(専門科目)
問題 139 「11歳の男児。野球の投手をしている。連日の練習で肩を使いすぎ、投球動作時に肩が痛む。近医を受診し、エックス線検査で異常所見がみられた。」本症例でみられるエックス線所見はどれか。 1.  肩峰下の骨棘 2.  肩鎖関節の亜脱臼 3.  上腕骨近位骨端線離開 4.  腱板の石灰化
総合問題(専門科目)
問題 140 「11歳の男児。野球の投手をしている。連日の練習で肩を使いすぎ、投球動作時に肩が痛む。近医を受診し、エックス線検査で異常所見がみられた。」本症例の指導で最も適切なのはどれか。 1.  軽めの投球を行わせる。 2.  投球フォームを改良する。 3.  シャドーピッチングを行わせる。 4.  投球動作を中止させる。
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 141 下腿のむくみを取り除く目的で下腿三頭筋にマッサージ施術を行う場合、最も適切な手法はどれか。 1.  母指軽擦法 2.  手掌間歇圧迫法 3.  四指持続圧迫法 4.  環状叩打法
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 142 ポンプ手技を基本手技とするのはどれか。 1.  結合織マッサージ 2.  筋肉マッサージ 3.  リンパドレナージ 4.  モビリゼーション
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 143 指圧の基本圧法のうち2段押し、3段押しともいわれるのはどれか。 1.  緩圧法 2.  衝圧法 3.  持続圧法 4.  吸圧法
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 144 患者の感受性と施術の刺激量の原則で誤っているのはどれか。 1.  初めて治療を受ける人には力を弱めにする。 2.  腰部は腹部より力を強めにする。 3.  虚弱体質の人には施術時間を短くする。 4.  高齢者は青壮年者より施術時間を長くする。
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 145 揉み返しを最も起こしやすいのはどれか。 1.  皮膚・皮下組織の移動範囲内の施術 2.  同一部位の反復施術 3.  不規則なリズムでの施術 4.  筋線維と平行な施術
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 146 骨格筋の伸張に応じる受容器はどれか。 1.  筋紡錘 2.  パチニ小体 3.  メルケル盤 4.  ポリモーダル受容器
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 147 Ⅰb抑制を利用して右腓腹筋の筋緊張を軽減させるのに適切な圧迫部位はどれか。 1.  右前脛骨筋の筋腹部 2.  右前脛骨筋の筋腱移行部 3.  右腓腹筋の筋腹部 4.  右腓腹筋の筋腱移行部
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 149 眼球部への圧迫刺激により徐脈が起こるのはどれか。 1.  アシュネル反射 2.  ツェルマーク反射 3.  眼輪筋反射 4.  輻輳反射
按摩・マッサージ・指圧理論
問題 150 圧自律神経反射で圧迫側にみられるのはどれか。 1.  鼻粘膜の毛細血管の拡張 2.  腋窩温の上昇 3.  発汗の増加 4.  血圧の上昇