acpt.jp logomark
140x140

 総合科目

 (この科目は第23回から出題されるようになったものです。)

第23回・按マ指

問題 70「78歳の男性。胸痛、呼吸困難の精査のため受診。心電図検査で左室肥大所見を認めた。心エコー検査では著明な大動脈弁口の狭窄と左室-大動脈間の圧較差がみられた。」本疾患の所見で適切なのはどれか。
1. Ⅰ音亢進
2. 収縮期雑音
3. ランブル音
4. 速脈

Back to Top

第23回・按マ指

問題 71「78歳の男性。胸痛、呼吸困難の精査のため受診。心電図検査で左室肥大所見を認めた。心エコー検査では著明な大動脈弁口の狭窄と左室-大動脈間の圧較差がみられた。」本疾患の原因で適切なのはどれか。
1. リウマチ熱
2. 大動脈解離
3. 心房中隔欠損症
4. 肺動脈血栓塞栓症

Back to Top

第23回・按マ指

問題 72「55歳の女性。息切れ、動悸、めまいを主訴に来院した。45歳で胃全摘手術の既往がある。血液検査では大球性正色素性貧血を認めた。」本疾患の原因はどれか。
1. ビタミンA欠乏
2. ビタミンB6欠乏
3. ビタミンB12欠乏
4. ビタミンK欠乏

Back to Top

第23回・按マ指

問題 73「55歳の女性。息切れ、動悸、めまいを主訴に来院した。45歳で胃全摘手術の既往がある。血液検査では大球性正色素性貧血を認めた。」本疾患でみられるのはどれか。
1. 黄疸
2. スプーン状爪
3. 脾腫
4. ハンター舌炎

Back to Top

第23回・按マ指

問題 74「49歳の女性。易疲労感、食欲不振を主訴に来院した。皮膚は乾燥し、低血圧、歯肉の色素沈着が認められる。月経異常や体重減少も伴っていた。」最も考えられる疾患はどれか。
1. 橋本病
2. アジソン病
3. ランバート・イートン症候群
4. ギラン・バレー症候群

Back to Top

第23回・按マ指

問題 75「49歳の女性。易疲労感、食欲不振を主訴に来院した。皮膚は乾燥し、低血圧、歯肉の色素沈着が認められる。月経異常や体重減少も伴っていた。」本疾患の治療に用いられるのはどれか。
1. ビタミンD製剤
2. 甲状腺ホルモン
3. 副腎皮質ホルモン
4. 非ステロイド系抗炎症薬

Back to Top

第23回・按マ指

問題 135「52歳の男性。主訴は慢性腰痛。腹臥位で腰部の触察をしたところ、脊柱起立筋の過緊張とともにその外側にある深部の筋に、こりと圧痛を認めた。また、圧痛部に指を当てたままで骨盤部を肩に向けて引き上げさせると筋収縮が確認できた。」脊柱起立筋の外側で、こりと圧痛を呈したのはどれか。
1. 外腹斜筋
2. 大腰筋
3. 腰方形筋
4. 腸骨筋

Back to Top

第23回・按マ指

問題 136「52歳の男性。主訴は慢性腰痛。腹臥位で腰部の触察をしたところ、脊柱起立筋の過緊張とともにその外側にある深部の筋に、こりと圧痛を認めた。また、圧痛部に指を当てたままで骨盤部を肩に向けて引き上げさせると筋収縮が確認できた。」脊柱起立筋の外側にある深部の筋を選択的に揉揑するのに適切な部位はどれか。
1. 腸骨稜と第12肋骨の間
2. 第1腰椎棘突起から第5腰椎棘突起の外側2cm
3. 腸骨稜・仙骨と上腕骨小結節部の間
4. 第12胸椎から第4腰椎の椎体と大腿骨の小転子の間

Back to Top

第23回・按マ指

問題 137「62歳の女性。主訴は肥満と左膝痛。メタボリックシンドロームと変形性膝関節症と診断された。」メタボリックシンドロームの診断基準に含まれるのはどれか。
1. 腹囲
2. 赤血球数
3. 尿酸
4. クレアチニン

Back to Top

第23回・按マ指

問題 138「62歳の女性。主訴は肥満と左膝痛。メタボリックシンドロームと変形性膝関節症と診断された。」本症例で避けるべき運動はどれか。
1. ウォーキング
2. 水泳
3. 縄跳び
4. ストレッチ

Back to Top

第23回・按マ指

問題 139「65歳の女性。半年前から左膝の内側に歩行時痛が出現。痛みのため階段昇降がつらくなり、O脚も目立つようになった。膝蓋骨底上方5cmの大腿周径は右35cm、左33cm。膝蓋骨圧迫テスト、膝蓋跳動はともに陰性。」本症例の治療計画で最も適切なのはどれか。
1. 前脛骨筋の強化
2. 後脛骨筋の強化
3. 大腿四頭筋の強化
4. 大腿後側筋群の強化

Back to Top

第23回・按マ指

問題 140「65歳の女性。半年前から左膝の内側に歩行時痛が出現。痛みのため階段昇降がつらくなり、O脚も目立つようになった。膝蓋骨底上方5cmの大腿周径は右35cm、左33cm。膝蓋骨圧迫テスト、膝蓋跳動はともに陰性。」本症例の膝関節の深部組織を加温する目的で使用するのはどれか。
1. 赤外線
2. ホットパック
3. パラフィン浴
4. 極超短波

Back to Top

第23回・鍼灸

問題 75「20歳の女性。呼吸困難、全身倦怠感の精査のため受診。胸部レントゲン写真で心拡大と肺うっ血を認めた。心エコー検査では左室内腔は著明に拡大し、心室中隔と左室後壁は薄くなっていた。」本疾患の所見で適切なのはどれか。
1. 尿量増加
2. 頸静脈怒張
3. 左房径縮小
4. 肺動脈圧低下

Back to Top

第23回・鍼灸

問題 76「20歳の女性。呼吸困難、全身倦怠感の精査のため受診。胸部レントゲン写真で心拡大と肺うっ血を認めた。心エコー検査では左室内腔は著明に拡大し、心室中隔と左室後壁は薄くなっていた。」本疾患に最も有用な血液検査項目はどれか。
1. ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド
2. アルカリフォスファターゼ
3. ロイシンアミノペプチダーゼ
4. リパーゼ

Back to Top

第23回・鍼灸

問題 77「45歳の男性。高血圧、頻拍発作の精査で受診。血中ナトリウム、カリウム値は正常範囲内であったが、腹部CTにて右副腎部に腫瘍病変を認めた。」本患者によくみられる所見はどれか。
1. 頭痛
2. 発汗量減少
3. 低血糖
4. 貧血

Back to Top

第23回・鍼灸

問題 78「45歳の男性。高血圧、頻拍発作の精査で受診。血中ナトリウム、カリウム値は正常範囲内であったが、腹部CTにて右副腎部に腫瘍病変を認めた。」本疾患の診断に最も有用な測定項目はどれか。
1. 尿中アルブミン
2. 尿中アミラーゼ
3. 血中カテコールアミン
4. 血中CK

Back to Top

第23回・鍼灸

問題 79「70歳の男性。嚥下障害と体重減少で来院し、食道癌と診断された。さらに右眼瞼下垂と縮瞳が認められた。」本疾患について適切なのはどれか。
1. 腺癌が多い。
2. 中部食道に多い。
3. 化学療法は用いられない。
4. 予後は良い。

Back to Top

第23回・鍼灸

問題 80「70歳の男性。嚥下障害と体重減少で来院し、食道癌と診断された。さらに右眼瞼下垂と縮瞳が認められた。」本症例にみられる合併症はどれか。
1. 上大静脈症候群
2. 反回神経麻痺
3. 顔面神経麻痺
4. ホルネル症候群

Back to Top

第23回・鍼灸

問題 135「35歳の女性。左側の首の付け根付近のこり感が強い。大杼から上方に引いた線が僧帽筋上部線維の前縁を超えたところの陥凹部に顕著な圧痛・硬結を認めた。頸部の右側屈で左頸部外側から肩甲骨上角にかけて伸張痛がある。上肢症状はない。」罹患筋として最も適切なのはどれか。
1. 肩甲挙筋
2. 頭半棘筋
3. 中斜角筋
4. 小菱形筋

Back to Top

第23回・鍼灸

問題 136「35歳の女性。左側の首の付け根付近のこり感が強い。大杼から上方に引いた線が僧帽筋上部線維の前縁を超えたところの陥凹部に顕著な圧痛・硬結を認めた。頸部の右側屈で左頸部外側から肩甲骨上角にかけて伸張痛がある。上肢症状はない。」本症例に低周波鍼通電療法を行う場合、陥凹部の圧痛・硬結部と組合せる刺鍼点として最も適切なのはどれか。
1. 風池
2. 肩井
3. 曲垣
4. 肩外兪

Back to Top

第23回・鍼灸

問題 137「65歳の男性。1か月前から右足の冷えと歩行中の痛みが出るようになった。休むと痛みが軽減し、再び歩くことができる。ただし、前屈み姿勢により痛みは変化しなかった。痛みの部位はふくらはぎと足底。動脈の触診では膝窩動脈の拍動を確認できたが、右側下腿の動脈拍動は減弱。」歩行中の痛みを起こす原因はどれか。
1. L5神経根の刺激
2. 筋肉の虚血
3. 末梢神経の炎症
4. 筋肉の内圧上昇

Back to Top

第23回・鍼灸

問題 138「65歳の男性。1か月前から右足の冷えと歩行中の痛みが出るようになった。休むと痛みが軽減し、再び歩くことができる。ただし、前屈み姿勢により痛みは変化しなかった。痛みの部位はふくらはぎと足底。動脈の触診では膝窩動脈の拍動を確認できたが、右側下腿の動脈拍動は減弱。」拍動の減弱を呈する動脈に向けた刺鍼で、足の冷えと痛みを治療するのに適切な経穴はどれか。
1. 衝門
2. 委中
3. 太渓
4. 太衝

Back to Top

第23回・鍼灸

問題 139「57歳の女性。閉経は54歳。最近、顔のほてりと発汗が頻発し、耳鳴り、めまい、手足のほてり、腰部の重だるさ、肩こりを随伴し受診した。ホルモン検査で異常が指摘された。舌質は暗紅、舌苔は少なくやや乾燥。脈は細数。小腹不仁が認められた。」患者のホルモン検査で血中濃度が基準値より高いのはどれか。
1. エストラジオール
2. ゴナドトロピン
3. バソプレシン
4. プロスタグランジンF2a

Back to Top

第23回・鍼灸

問題 140「57歳の女性。閉経は54歳。最近、顔のほてりと発汗が頻発し、耳鳴り、めまい、手足のほてり、腰部の重だるさ、肩こりを随伴し受診した。ホルモン検査で異常が指摘された。舌質は暗紅、舌苔は少なくやや乾燥。脈は細数。小腹不仁が認められた。」患者の病証への治療方針で適切なのはどれか。
1. 心血を補う
2. 肝陽を抑える
3. 腎陰を補う
4. 瘀血を除く

Back to Top

第24回・按マ指

問題 70「36歳の女性。発汗過多、心悸亢進を主訴に来院した。食欲はあるが体重は減少傾向で、興奮しやすい。手指には振戦がみられた。血圧は正常、心電図検査では洞性頻脈が認められた。」本疾患に特徴的な所見はどれか。
1. 浮腫
2. 口内炎
3. 満月様顔貌
4. 眼球突出

Back to Top

第24回・按マ指

問題 71「36歳の女性。発汗過多、心悸亢進を主訴に来院した。食欲はあるが体重は減少傾向で、興奮しやすい。手指には振戦がみられた。血圧は正常、心電図検査では洞性頻脈が認められた。」本疾患の治療として適切なのはどれか。
1. ホルモン補充療法
2. 抗甲状腺薬
3. 抗生物質
4. 副腎皮質ステロイド薬

Back to Top

第24回・按マ指

問題 72「45歳の男性。腰から殿部にかけての痛みを訴える。腰を反らせると痛みは増悪し、大腿部に放散する。前屈では痛みを生じない。神経学的異常所見はみられない。」本疾患で最も考えられる病態はどれか。
1. 椎間板髄核の脱出
2. 脊柱管の狭窄
3. 椎間関節の炎症
4. 前縦靱帯の肥厚

Back to Top

第24回・按マ指

問題 73「45歳の男性。腰から殿部にかけての痛みを訴える。腰を反らせると痛みは増悪し、大腿部に放散する。前屈では痛みを生じない。神経学的異常所見はみられない。」本疾患で陽性を示す所見はどれか。
1. 椎間関節に一致した圧痛
2. ケンプ徴候
3. SLRテスト
4. パトリック徴候

Back to Top

第24回・按マ指

問題 74「70歳の男性。右手足がふるえ、動作が緩慢となり受診した。顔面は無表情で、立位では前かがみであった。認知症はない。」本症例の主な障害部位はどれか。
1. 大脳皮質
2. 視床
3. 小脳
4. 黒質

Back to Top

第24回・按マ指

問題 75「70歳の男性。右手足がふるえ、動作が緩慢となり受診した。顔面は無表情で、立位では前かがみであった。認知症はない。」本疾患にみられる身体所見はどれか。
1. 固縮
2. 強直
3. 痙縮
4. けいれん

Back to Top

第24回・按マ指

問題 135「65歳の男性。3か月前に脳梗塞を発症し右半身に麻痺が残った。座位にて患側の股関節・膝関節・足関節の集団屈曲運動はできるようになったが、個々の関節の単独運動はできない。」下肢のブルンストロームステージで該当するのはどれか。
1. ステージⅡ
2. ステージⅢ
3. ステージⅣ
4. ステージⅤ

Back to Top

第24回・按マ指

問題 136「65歳の男性。3か月前に脳梗塞を発症し右半身に麻痺が残った。座位にて患側の股関節・膝関節・足関節の集団屈曲運動はできるようになったが、個々の関節の単独運動はできない。」この時期の回復期リハビリテーションで、主に健脚の支持性を高める目的で行われる訓練はどれか。
1. 寝返り訓練
2. 階段昇降訓練
3. 斜面台による立位訓練
4. 椅子からの立ち上がり訓練

Back to Top

第24回・按マ指

問題 137「53歳の女性。近頃、ほてりとのぼせがあり、倦怠感、ふらつき、頭痛、肩こり、喉の渇きもみられる。最近受けた人間ドックの検査では異常は指摘されなかった。舌質は紅、脈は細数。」最も考えられるのはどれか。
1. うつ病
2. 慢性疲労
3. 更年期障害
4. パニック障害

Back to Top

第24回・按マ指

問題 138「53歳の女性。近頃、ほてりとのぼせがあり、倦怠感、ふらつき、頭痛、肩こり、喉の渇きもみられる。最近受けた人間ドックの検査では異常は指摘されなかった。舌質は紅、脈は細数。」本患者に対し、東洋医学的な観点から治療する場合の治療穴で最も適切なのはどれか。
1. 三陰交
2. 頭維
3. 肩髎
4. 内関

Back to Top

第24回・按マ指

問題 139「55歳の男性。物忘れが多く、買い物をすることも困難になった。自分の部屋に戻れないことがある。睡眠障害はあるが、幻覚、妄想はみられない。」最も考えられるのはどれか。
1. 統合失調症
2. アルツハイマー病
3. ピック病
4. パーキンソン病

Back to Top

第24回・按マ指

問題 140「55歳の男性。物忘れが多く、買い物をすることも困難になった。自分の部屋に戻れないことがある。睡眠障害はあるが、幻覚、妄想はみられない。」マッサージで改善が期待できるのはどれか。
1. 記億障害
2. 見当識障害
3. 睡眠障害
4. 遂行機能障害

Back to Top

第24回・鍼灸

問題 75「48歳の女性。2年前、左手のこわばりがみられ、その後、近位指節間関節から始まる左指の関節痛と腫れが生じ、さらに右指の関節も痛みだした。現在では、両側の手・膝関節にも関節炎がみられる。光過敏や嚥下障害はない。」本疾患で陽性となるのはどれか。
1. リウマトイド因子
2. LE細胞
3. 抗Jo-1抗体
4. 抗トポイソメラーゼI抗体(抗Scl-70抗体)

Back to Top

第24回・鍼灸

問題 76「48歳の女性。2年前、左手のこわばりがみられ、その後、近位指節間関節から始まる左指の関節痛と腫れが生じ、さらに右指の関節も痛みだした。現在では、両側の手・膝関節にも関節炎がみられる。光過敏や嚥下障害はない。」本疾患でよくみられるのはどれか。
1. ハンマー指
2. ヘバーデン結節
3. Z型変形
4. ブシャール結節

Back to Top

第24回・鍼灸

問題 77「28歳の女性。上肢の痛み、だるさ、しびれを訴える。上肢下垂時に症状が増悪する。首が長く、姿勢が悪い。モーレイテスト、アドソンテスト陽性。」最も考えられる疾患はどれか。
1. 変形性頸椎症
2. 頸椎椎間板ヘルニア
3. 頸椎捻挫
4. 胸郭出口症候群

Back to Top

第24回・鍼灸

問題 78「28歳の女性。上肢の痛み、だるさ、しびれを訴える。上肢下垂時に症状が増悪する。首が長く、姿勢が悪い。モーレイテスト、アドソンテスト陽性。」本症例で治療対象となる筋はどれか。
1. 小胸筋
2. 斜角筋
3. 胸鎖乳突筋
4. 肩甲挙筋

Back to Top

第24回・鍼灸

問題 79「50歳の男性。大酒家である。軽度の意識障害で受診した。眼球の黄染、胸部のクモ状血管拡張と著明な腹水がみられた。また、上肢の不規則な運動が認められた。」本症例でみられる上肢の所見はどれか。
1. けいれん
2. バリスム
3. アテトーゼ
4. 振戦

Back to Top

第24回・鍼灸

問題 80「50歳の男性。大酒家である。軽度の意識障害で受診した。眼球の黄染、胸部のクモ状血管拡張と著明な腹水がみられた。また、上肢の不規則な運動が認められた。」本疾患でよくみられる合併症はどれか。
1. 大動脈瘤
2. 食道静脈瘤
3. マロリー・ワイス症候群
4. 大腸憩室炎

Back to Top

第24回・鍼灸

問題 135「63歳の男性。手のふるえ、歩行困難、歯車様の筋強剛がみられる。」本患者の特徴的な手のふるえはどれか。
1. コップをつかもうとするときのふるえ
2. ゆっくりと踊るようなふるえ
3. 丸薬を丸めるような手指のふるえ
4. 細かい指先のふるえ

Back to Top

第24回・鍼灸

問題 136「63歳の男性。手のふるえ、歩行困難、歯車様の筋強剛がみられる。」本患者の臓腑病証に基づいて九刺による鍼治療を行う場合の組合せで適切なのはどれか。
1. 肺兪---太淵
2. 肝兪---太衝
3. 脾兪---太白
4. 心兪---神門

Back to Top

第24回・鍼灸

問題 137「42歳の男性。腹痛、腹部膨満感、食欲不振、軟便が2か月続いている。近医の診察で機能性胃腸症と言われた。ストレスが多い仕事に就いている。強いストレスがかかると症状が増悪する。舌苔は白膩。脈は弦。」最も適切な病証はどれか。
1. 脾胃の病証
2. 脾腎の病証
3. 肝胃の病証
4. 肝脾の病証

Back to Top

第24回・鍼灸

問題 138「42歳の男性。腹痛、腹部膨満感、食欲不振、軟便が2か月続いている。近医の診察で機能性胃腸症と言われた。ストレスが多い仕事に就いている。強いストレスがかかると症状が増悪する。舌苔は白膩。脈は弦。」本患者の腹痛の性質はどれか。
1. 隠痛
2. 脹痛
3. 刺痛
4. 酸痛

Back to Top

第24回・鍼灸

問題 139「28歳の女性。第一子を出産したが、乳房の張り感はなく、母乳の出が悪い。産後の疲労感はある。なお、出産時には出血量が多かった。顔色はくすんだ黄色、舌質は淡白、脈は虚細。」本症例で最も考えられる病証はどれか。
1. 陽虚
2. 痰飲
3. 血瘀
4. 気血両虚

Back to Top

第24回・鍼灸

問題 140「28歳の女性。第一子を出産したが、乳房の張り感はなく、母乳の出が悪い。産後の疲労感はある。なお、出産時には出血量が多かった。顔色はくすんだ黄色、舌質は淡白、脈は虚細。」本症例の乳汁分泌を促すために頻用されている経穴はどれか。
1. 地機
2. 至陰
3. 膻中
4. 関衝

Back to Top

第25回・按マ指

問題 70「肩こり体操で両肩をすくめて5秒間保持し、脱落させる。続いて両肩甲骨を脊柱に引き寄せる運動を行わせた。」両肩をすくめて5秒間保持させる主動作筋はどれか。
1. 斜角筋
2. 僧帽筋
3. 棘上筋
4. 三角筋

Back to Top

第25回・按マ指

問題 71「肩こり体操で両肩をすくめて5秒間保持し、脱落させる。続いて両肩甲骨を脊柱に引き寄せる運動を行わせた。」両肩甲骨を脊柱に引き寄せる運動の主動作筋を支配する神経はどれか。
1. 肩甲上神経
2. 肩甲下神経
3. 肩甲背神経
4. 腋窩神経

Back to Top

第25回・按マ指

問題 72「45歳の男性。飲酒歴は長い。飲酒後に腹痛が出現し、痛みは心窩部および背部に認めた。血液検査ではアミラーゼおよびリパーゼが高値であった。」本症例で最も疑われるのはどれか。
1. 胃潰瘍
2. 胆嚢炎
3. 慢性膵炎
4. 潰瘍性大腸炎

Back to Top

第25回・按マ指

問題 73「45歳の男性。飲酒歴は長い。飲酒後に腹痛が出現し、痛みは心窩部および背部に認めた。血液検査ではアミラーゼおよびリパーゼが高値であった。」本疾患でみられる便はどれか。
1. 新鮮血便
2. 脂肪便
3. 粘血便
4. タール便

Back to Top

第25回・按マ指

問題 74「75歳の男性。病院を受診し、脳梗塞による軽い片麻痺と診断された。」麻痺側にみられる所見はどれか。
1. バレー徴候
2. ロンベルグ徴候
3. ラセーグ徴候
4. ケンプ徴候

Back to Top

第25回・按マ指

問題 75「75歳の男性。病院を受診し、脳梗塞による軽い片麻痺と診断された。」麻痺側で亢進する反射はどれか。
1. 角膜反射
2. 挙睾筋反射
3. 腹壁反射
4. アキレス腱反射

Back to Top

第25回・按マ指

問題 135「35歳の女性。主訴は手の運動麻痺。自転車で転倒し、左上腕骨を骨折した。手の麻痺とともに前腕から手背の感覚障害をきたした。」本症例の運動麻痺でみられる手の変形はどれか。
1. 猿手
2. 鷲手
3. 下垂手
4. 尺側偏位

Back to Top

第25回・按マ指

問題 136「35歳の女性。主訴は手の運動麻痺。自転車で転倒し、左上腕骨を骨折した。手の麻痺とともに前腕から手背の感覚障害をきたした。」手の運動麻痺の治療として低周波電気療法を行う場合、導子を当てる部位で適切なのはどれか。
1. 孔最と尺沢
2. 合谷と曲池
3. 内関と曲沢
4. 支正と小海

Back to Top

第25回・按マ指

問題 137「56歳の男性。主訴は右片麻痺。麻痺側の上肢を動かそうとすると肩・肘の同時屈曲がみられる。」本症例のブルンストローム回復ステージ(6段階)はどれか。
1. ステージⅡ
2. ステージⅢ
3. ステージⅣ
4. ステージⅤ

Back to Top

第25回・按マ指

問題 138「56歳の男性。主訴は右片麻痺。麻痺側の上肢を動かそうとすると肩・肘の同時屈曲がみられる。」右上肢の痙性抑制を目的として痙性筋への自原抑制による治療を行う場合、最も適切なのはどれか。
1. 赤外線療法
2. 超短波療法
3. 超音波療法
4. 治療的電気療法

Back to Top

第25回・按マ指

問題 139「11歳の男児。野球の投手をしている。連日の練習で肩を使いすぎ、投球動作時に肩が痛む。近医を受診し、エックス線検査で異常所見がみられた。」本症例でみられるエックス線所見はどれか。
1. 肩峰下の骨棘
2. 肩鎖関節の亜脱臼
3. 上腕骨近位骨端線離開
4. 腱板の石灰化

Back to Top

第25回・按マ指

問題 140「11歳の男児。野球の投手をしている。連日の練習で肩を使いすぎ、投球動作時に肩が痛む。近医を受診し、エックス線検査で異常所見がみられた。」本症例の指導で最も適切なのはどれか。
1. 軽めの投球を行わせる。
2. 投球フォームを改良する。
3. シャドーピッチングを行わせる。
4. 投球動作を中止させる。

Back to Top

第25回・鍼灸

問題 75「7歳の女児。主訴は歩行異常。トレンデレンブルグ徴候がみられた。」罹患関節の種類はどれか。
1. 鞍関節
2. ラセン関節
3. 臼状関節
4. 楕円関節

Back to Top

第25回・鍼灸

問題 76「7歳の女児。主訴は歩行異常。トレンデレンブルグ徴候がみられた。」本症例で筋力低下をきたした筋の主な運動はどれか。
1. 罹患関節の伸展
2. 罹患関節を屈曲しながらの外転
3. 罹患関節の内旋
4. 罹患関節の外転

Back to Top

第25回・鍼灸

問題 77「78歳の男性。手がふるえ、動作が緩慢で、表情がなく、前かがみになりやすく、筋肉がこわばる。」本症例でみられる症状と所見の組合せで正しいのはどれか。
1. 手がふるえる---企図振戦
2. 表情がない---満月様顔貌
3. 前かがみになる---起坐位
4. 筋肉がこわばる---固縮

Back to Top

第25回・鍼灸

問題 78「78歳の男性。手がふるえ、動作が緩慢で、表情がなく、前かがみになりやすく、筋肉がこわばる。」本症例の原因で適切なのはどれか。
1. 錐体路障害
2. 炎症性脱髄
3. ドパミン欠乏
4. アセチルコリン受容体障害

Back to Top

第25回・鍼灸

問題 79「45歳の男性。最近、心窩部から背中の皮膚にかけて痛みが起きる。胸やけ、食欲不振もある。上部消化管内視鏡検査では、胃角部に潰瘍を認め、ヘリコバクター・ピロリの感染を疑った。」本症例の背中の皮膚の痛みで最も適切なのはどれか。
1. 空腹時に起こる。
2. 関連痛である。
3. 体性痛である。
4. 内臓痛である。

Back to Top

第25回・鍼灸

問題 80「45歳の男性。最近、心窩部から背中の皮膚にかけて痛みが起きる。胸やけ、食欲不振もある。上部消化管内視鏡検査では、胃角部に潰瘍を認め、ヘリコバクター・ピロリの感染を疑った。」ヘリコバクター・ピロリの検査はどれか。
1. 尿素呼気検査
2. 胃液測定
3. 尿沈渣検査
4. 血清ペプシノーゲン測定

Back to Top

第25回・鍼灸

問題 135「68歳の男性。主訴は呼吸困難。体を動かすと呼吸が苦しくなる。樽状胸を呈し、痩せている。呼吸機能検査で1秒率の低下および胸部エックス線写真で肺野の透過性亢進を認めた。ブリンクマン指数は960。」本症例の疾患で最も考えられるのはどれか。
1. 気管支拡張症
2. 肺癌
3. COPD
4. 間質性肺炎

Back to Top

第25回・鍼灸

問題 136「68歳の男性。主訴は呼吸困難。体を動かすと呼吸が苦しくなる。樽状胸を呈し、痩せている。呼吸機能検査で1秒率の低下および胸部エックス線写真で肺野の透過性亢進を認めた。ブリンクマン指数は960。」本症例の呼吸機能を改善することを目的とした鍼治療で、最も適切な対象となる筋はどれか。
1. 大胸筋
2. 棘上筋
3. 菱形筋
4. 前鋸筋

Back to Top

第25回・鍼灸

問題 137「23歳の女性。体操の選手で運動性無月経がみられる。東洋医学的所見では顔色は白く、肌につやがない。舌は淡白。脈は細。」本症例の無月経の原因で適切なのはどれか。
1. 貧血
2. 利用できるエネルギー不足
3. プロゲステロン不足
4. 高プロラクチン血症

Back to Top

第25回・鍼灸

問題 138「23歳の女性。体操の選手で運動性無月経がみられる。東洋医学的所見では顔色は白く、肌につやがない。下は淡白。脈は細。」本症例の病証で最も適切なのはどれか。
1. 陽虚症
2. 表虚症
3. 血虚症
4. 陰虚症

Back to Top

第25回・鍼灸

問題 139「58歳の女性。主訴は右手掌の痛み・しびれ。痛みの部位は小指を除く手掌部である。」本症例に行った徒手検査法で陽性を示すのはどれか。
1. トムゼンテスト
2. ファレンテスト
3. インピンジメントテスト
4. チェアテスト

Back to Top

第25回・鍼灸

問題 140「58歳の女性。主訴は右手掌の痛み・しびれ。痛みの部位は小指を除く手掌部である。」本症例の病態部位への刺鍼で適切なのはどれか。
1. 手関節掌側横紋上で橈側手根屈筋腱の橈側直側部
2. 手関節掌側横紋上で長掌筋腱の尺側直側部
3. 手関節掌側横紋上で尺側手根屈筋腱の尺側直側部
4. 舟状骨結節と豆状骨を結んだ線の中央部

Back to Top

第26回・按マ指

問題 70「22歳の男性。腹痛と体重減少を主訴に来院。5,6年前より時々腹痛がみられた。腹痛は空腹時痛で食事摂取により改善する。」本疾患の腹痛が起こりやすいのはどれか。
1. 右季肋部
2. 心窩部
3. 右側腹痛
4. 臍部

Back to Top

第26回・按マ指

問題 71「22歳の男性。腹痛と体重減少を主訴に来院。5,6年前より時々腹痛がみられた。腹痛は空腹時痛で食事摂取により改善する。」最も考えられる疾患はどれか。
1. 逆流性食道炎
2. 胃癌
3. 胃潰瘍
4. 十二指腸潰瘍

Back to Top

第26回・按マ指

問題 72「60歳の女性。主訴は黄疸。発熱と腹痛は認めない。貧血と間接ビリルビンの上昇が認められ、腹部超音波検査では脾腫と胆石を認めた。」黄疸の診察部位として正しいのはどれか。
1. 眼瞼結膜
2. 眼球結膜
3. 口腔粘膜
4. 

Back to Top

第26回・按マ指

問題 73「60歳の女性。主訴は黄疸。発熱と腹痛は認めない。貧血と間接ビリルビンの上昇が認められ、腹部超音波検査では脾腫と胆石を認めた。」黄疸の原因として最も考えられるのはどれか。
1. 胆石嵌頓
2. 肝細胞破壊
3. 赤血球寿命短縮
4. 側腹血行路形成

Back to Top

第26回・按マ指

問題 74「65歳の男性。久しぶりに山歩きをした。その日は症状はなかったが、2日後に下肢の筋肉に強い痛みが起こり来院した。」本症例の下肢の筋肉痛で最も適切なのはどれか。
1. 肉ばなれによる筋肉痛
2. 筋線維の損傷による筋肉痛
3. 下腿の虚血による筋肉痛
4. 筋膜の炎症による筋肉痛

Back to Top

第26回・按マ指

問題 75「65歳の男性。久しぶりに山歩きをした。その日は症状はなかったが、2日後に下肢の筋肉に強い痛みが起こり来院した。」本症例の筋肉痛に対する治療として患部にしてはならないのはどれか。
1. 電気療法
2. 冷却
3. マッサージ
4. 筋力抵抗訓練

Back to Top

第26回・按マ指

問題 135「56歳の男性。主訴は右肩痛。患部には明確な炎症所見はないが、肩関節前方に痛みがあり、物を持ち、肘を曲げようとしたときに増強する。ヤーガソンテスト陽性、ダウバーンサイン陰性であった。」本症例で最も著名な圧痛を示す部位はどれか。
1. 腱板疎部
2. 烏口突起部
3. 上腕骨大結節部
4. 上腕骨結節間溝部

Back to Top

第26回・按マ指

問題 136「56歳の男性。主訴は右肩痛。患部には明確な炎症所見はないが、肩関節前方に痛みがあり、物を持ち、肘を曲げようとしたときに増強する。ヤーガソンテスト陽性、ダウバーンサイン陰性であった。」本症例の治療で経脈へのアプローチを行う場合、最も適切なのはどれか。
1. 手の少陽経
2. 手の太陽経
3. 手の太陰経
4. 手の少陰経

Back to Top

第26回・按マ指

問題 137「24歳の女性。主訴は便秘。3年前から外勤となり、仕事の都合で便意を催しても我慢することが多くなった。」本症例の大腸の病態として最も考えられるのはどれか。
1. 蠕動運動が弱い。
2. 部分的なけいれんによる。
3. 感受性が低下している。
4. 大腸が長い。

Back to Top

第26回・按マ指

問題 138「24歳の女性。主訴は便秘。3年前から外勤となり、仕事の都合で便意を催しても我慢することが多くなった。」本症例の病態を考慮した生活指導として最も適切なのはどれか。
1. 食物繊維の多い食物を摂る。
2. 毎日決まった時間にトイレに行く。
3. 腹筋体操をする。
4. 食事量を減らす。

Back to Top

第26回・按マ指

問題 139「78歳の女性。最近、物忘れと意欲の低下がみられたことから受診した。診察の結果、認知症と診断された。」認知症の中核症状はどれか。
1. 徘徊
2. 抑うつ
3. 睡眠障害
4. 判断力の低下

Back to Top

第26回・按マ指

問題 140「78歳の女性。最近、物忘れと意欲の低下がみられたことから受診した。診察の結果、認知症と診断された。」本症例の対応で、してはならないのはどれか。
1. 間違ったことをしたら注意する。
2. 本人の動作のペースに合わせる。
3. ゆっくりと話しかける。
4. 目線の高さを相手に合わせる。

Back to Top

第26回・鍼灸

問題 7550歳男性。主訴は下肢の浮腫。血液検査は総蛋白5.2g/dl、アルブミン2.5g/dl、総コレステロール280㎎/dl。尿検査は尿糖3+、尿蛋白4+であった。下肢浮腫の触診部位で最も適切なのはどれか。
1. 脛骨前面
2. 内果
3. 外果
4. アキレス腱

Back to Top

第26回・鍼灸

問題 7650歳男性。主訴は下肢の浮腫。血液検査は総蛋白5.2g/dl、アルブミン2.5g/dl、総コレステロール280㎎/dl。尿検査は尿糖3+、尿蛋白4+であった。本症例でみられる浮腫の主な原因はどれか。
1. 静水圧の上昇
2. 血漿膠質浸透圧の低下
3. 血管透過性亢進
4. リンパ液のうっ滞

Back to Top

第26回・鍼灸

問題 7740歳の女性。数年前より手指のこわばりを自覚していた。最近、症状の増悪と手指の関節痛、腫脹が認められ来院した。冷たいものに触れると手指が白くなることがある。検査では抗トポイソメラーゼⅠ抗体(抗Scl-70)が陽性であった。本症状の手指の所見はどれか。
1. ゴットロン徴候
2. ばち指
3. レイノー現象
4. スプーン状爪

Back to Top

第26回・鍼灸

問題 7840歳の女性。数年前より手指のこわばりを自覚していた。最近、症状の増悪と手指の関節痛、腫脹が認められ来院した。冷たいものに触れると手指が白くなることがある。検査では抗トポイソメラーゼⅠ抗体(抗Scl-70)が陽性であった。本疾患の合併症として最も多いのはどれか。
1. ブドウ膜炎
2. ネフローゼ症候群
3. 逆流性食道炎
4. シェーグレン症候群

Back to Top

第26回・鍼灸

問題 7962歳の男性。右側の腰から下肢にかけての痛み、しびれがある。歩くと痛みは強くなり歩けなくなるが、休むと再び歩けるようになる。足関節・上腕血圧比は1.0であった。本症例の徒手検査所見で陽性を示すのはどれか。
1. SLRテスト
2. ケンプ徴候
3. 大腿神経伸展テスト
4. K-ボンネットテスト

Back to Top

第26回・鍼灸

問題 8062歳の男性。右側の腰から下肢にかけての痛み、しびれがある。歩くと痛みは強くなり歩けなくなるが、休むと再び歩けるようになる。足関節・上腕血圧比は1.0であった。歩行中に右下肢痛が起こったときの対応として、体幹の姿位で最も適切なのはどれか。
1. 前屈
2. 後屈
3. 右側屈
4. 左側屈

Back to Top

第26回・鍼灸

問題 135「37歳の男性。主訴は不眠。仕事の期限に間に合わせるため長時間労働が続き、疲労感とともに肩こり、腹部膨満感、中途覚醒に悩まされている。よくため息をつく。舌診では舌辺が赤く、腹診では胸脇苦満が認められた。」本症例が示す病証でみられやすい脈状はどれか。
1. 浮脈
2. 弦脈
3. 濇脈
4. 滑脈

Back to Top

第26回・鍼灸

問題 136「37歳の男性。主訴は不眠。仕事の期限に間に合わせるため長時間労働が続き、疲労感とともに肩こり、腹部膨満感、中途覚醒に悩まされている。よくため息をつく。舌診では舌辺が赤く、腹診では胸脇苦満が認められた。」本症例の病証で最も適切なのはどれか。
1. 肝気鬱結
2. 心気虚
3. 脾気虚
4. 腎陰虚

Back to Top

第26回・鍼灸

問題 137「69歳の男性、主訴は頻尿。一晩に2、3回トイレに行く。泌尿器科で過活動膀胱と診断された。舌診では舌根部の舌苔が厚く、腹診では下腹部の軟弱がみられた。脈診では左尺中の沈が虚であった。」本疾患の排尿に関する症状で最も適切なのはどれか。
1. 残尿感
2. 遷延性排尿
3. 尿意切迫
4. 苒延性排尿

Back to Top

第26回・鍼灸

問題 138「69歳の男性、主訴は頻尿。一晩に2、3回トイレに行く。泌尿器科で過活動膀胱と診断された。舌診では舌根部の舌苔が厚く、腹診では下腹部の軟弱がみられた。脈診では左尺中の沈が虚であった。」本症例に対して難経六十九難に基づき、一つは肺経の経金穴を配穴した。もう一つの治療穴の部位はどれか。
1. 足内側、内果後下方、踵骨上方、アキレス腱付着部内側前方の陥凹部
2. 足内側、内果尖の下方1寸、内果下方の陥凹部
3. 下腿後内側、アキレス腱の前縁、内果尖の上方2寸
4. 下腿内側、脛骨内縁の後方の陥凹部、内果尖の上方2寸

Back to Top

第26回・鍼灸

問題 139「36歳の女性。締め付けの強い下着をはくようにしたところ、最近、太ももの外側部に痛みとしびれが起こったので来院した。運動麻痺はない。MRIでは腰椎の異常はなかった。」本症例の障害神経はどれか。
1. 第1・第2腰神経から起こり、大腰筋を貫く神経
2. 第2・第3腰神経から起こり、大腰筋と腸骨筋の間を斜めに外側下方に走る神経
3. 第4・第5腰神経および第1・第2・第3仙骨神経から起こり、梨状筋下孔を通過する神経
4. 第2・第3・第4腰神経から起こり筋裂孔を通過する神経

Back to Top

第26回・鍼灸

問題 140「36歳の女性。締め付けの強い下着をはくようにしたところ、最近、太ももの外側部に痛みとしびれが起こったので来院した。運動麻痺はない。MRIでは腰椎の異常はなかった。」本症例に対する刺鍼部位として最も適切なのはどれか。
1. 上後腸骨棘と大転子を結んだ中点より垂直に約3cm下がった部位
2. 第4腰椎と第5腰椎棘突起間の外側約2cmの部位
3. 上前腸骨棘より約2.5㎝内方でそこから下に約2.5㎝の部位
4. 鼠経靱帯の直下で大腿動脈拍動部の外方約1cmの部位

Back to Top

第27回・按マ指

問題 70「30歳の男性。人間ドックで高血圧を指摘された。頭痛、発汗、手指振戦、痩せを認めた。家族歴には特記事項なし。腹部CTでは副腎に腫瘍を認めた。」本症例の血液検査で高値を示すのはどれか。
1. コルチゾール
2. 副腎皮質刺激ホルモン
3. カテコラミン
4. アルドステロン

Back to Top

第27回・按マ指

問題 71「30歳の男性。人間ドックで高血圧を指摘された。頭痛、発汗、手指振戦、痩せを認めた。家族歴には特記事項なし。腹部CTでは副腎に腫瘍を認めた。」本症例の症状を起こす物質が合成・分泌される副腎の部位はどれか。
1. 球状層
2. 束状層
3. 網状層
4. 髄質

Back to Top

第27回・按マ指

問題 72「36歳の女性。以前から頭痛もちであった。最近、月に2回くらい拍動性の頭痛が数時間以上続き、家事や子どもの面倒をみることができない。」痛みが出現した際の指導で正しいのはどれか。
1. 適度な運動を勧める。
2. うつむき姿勢を正す。
3. 入浴を勧める。
4. 患部を冷やす。

Back to Top

第27回・按マ指

問題 73「36歳の女性。以前から頭痛もちであった。最近、月に2回くらい拍動性の頭痛が数時間以上続き、家事や子どもの面倒をみることができない。」診断のために患者に聞いておくべき項目で最も重要なのはどれか。
1. 家族歴
2. 海外渡航歴
3. 既往歴
4. 職業歴

Back to Top

第27回・按マ指

問題 74「50歳の男性。肩の痛みで来院。2日前に左肩から上腕外側の疼痛が出現し、昨日から前腕橈側のしびれを認めた。左肩関節の挙上時痛、関節拘縮はない。」本症例で障害されている神経根はどれか。
1. C2
2. C4
3. C6
4. Th1

Back to Top

第27回・按マ指

問題 75「50歳の男性。肩の痛みで来院。2日前に左肩から上腕外側の疼痛が出現し、昨日から前腕橈側のしびれを認めた。左肩関節の挙上時痛、関節拘縮はない。」本症例で避けるべき動作はどれか。
1. 上肢を挙上する。
2. 肩甲骨を中央に寄せる。
3. 肩甲骨を挙上する。
4. 頸椎を後屈する。

Back to Top

第27回・按マ指

問題 135「31歳の男性。主訴は腹痛と下痢。勤務時間が長く、ストレスが続いている。腹痛と腹部膨満感は排便により軽減する。噯気が多い。過敏性腸症候群と診断された。」本症例で認める腹痛部位で最も適切なのはどれか。
1. 心窩部
2. 左季肋部
3. 臍部
4. 左下腹部

Back to Top

第27回・按マ指

問題 136「31歳の男性。主訴は腹痛と下痢。勤務時間が長く、ストレスが続いている。腹痛と腹部膨満感は排便により軽減する。噯気が多い。過敏性腸症候群と診断された。」本症例の臓腑の病証で最も適切なのはどれか。
1. 
2. 
3. 
4. 

Back to Top

第27回・按マ指

問題 137「58歳の男性。子どものときに左肘を骨折した。最近、小指にしびれを感じるようになった。上腕骨内側上顆と肘頭の間を押すと放散痛がみられる。」ティネル徴候で放散痛が走る部位と一致する経脈として、最も考えられるのはどれか。
1. 太陽小腸経
2. 太陰肺経
3. 陽明大腸経
4. 厥陰心包経

Back to Top

第27回・按マ指

問題 138「58歳の男性。子どものときに左肘を骨折した。最近、小指にしびれを感じるようになった。上腕骨内側上顆と肘頭の間を押すと放散痛がみられる。」本症例の罹患神経が重度に障害された場合に呈する症状はどれか。
1. 猿手
2. 鷲手
3. 下垂手
4. 尺側偏位

Back to Top

第27回・按マ指

問題 139「18歳の女性。バスケット選手。主訴は膝痛。膝蓋骨下端に限局した圧痛、自発痛、運動痛がみられる。」本症例の発症機序で最も適切なのはどれか。
1. 膝伸展機構への過度の牽引の繰り返し
2. ハムストリングスの筋力低下
3. 膝のアライメントの異常
4. 下腿三頭筋の筋力低下

Back to Top

第27回・按マ指

問題 140「18歳の女性。バスケット選手。主訴は膝痛。膝蓋骨下端に限局した圧痛、自発痛、運動痛がみられる。」本症例に対する対応で適切でないのはどれか。
1. 大腿前面のストレッチ
2. 膝部位への極超短波の照射
3. 運動後の膝部位へのアイシング
4. 下肢のウォームアップ

Back to Top

第27回・鍼灸

問題 75「50歳の男性。主訴は体重減少。口渇、下肢の感覚鈍麻を認める。BMI30。空腹時血糖180mg/dl、HbA1c8.9%。」本症例の神経学的所見で正しいのはどれか。
1. 感覚障害は左右非対称である。
2. 振動覚は正常である。
3. アキレス腱反射は亢進する。
4. 発汗異常を認める。

Back to Top

第27回・鍼灸

問題 76「50歳の男性。主訴は体重減少。口渇、下肢の感覚鈍麻を認める。BMI30。空腹時血糖180mg/dl、HbA1c8.9%。」本疾患について正しいのはどれか。
1. 免疫機能は亢進する。
2. HbA1cは過去2週間の平均血糖値を反映する。
3. 急性合併症には昏睡がある。
4. 大血管障害には腎症がある。

Back to Top

第27回・鍼灸

問題 77「80歳の男性。1年前から夜間に人や子どもが見え、本当に人がいるように話しかけることもある。半年前から次第に動作が鈍くなってきた。最近は物忘れも出現している。」本症例で動作が鈍くなってきた原因として正しいのはどれか。
1. 下肢筋力の低下
2. 歩行失行
3. パーキンソニズム
4. 深部感覚障害

Back to Top

第27回・鍼灸

問題 78「80歳の男性。1年前から夜間に人や子どもが見え、本当に人がいるように話しかけることもある。半年前から次第に動作が鈍くなってきた。最近は物忘れも出現している。」本症例でさらに確認すべき症状はどれか。
1. 物盗られ妄想
2. 認知機能の日内変動
3. 症状の階段状の悪化
4. 欲動的な行動

Back to Top

第27回・鍼灸

問題 79「67歳の女性。胸部エックス線写真で右上肺野の末梢側に2cm大の結節影があり、気管支内視鏡検査で肺癌と診断された。」最も可能性が高い組織型はどれか。
1. 腺癌
2. 小細胞癌
3. 大細胞癌
4. 扁平上皮癌

Back to Top

第27回・鍼灸

問題 80「67歳の女性。胸部エックス線写真で右上肺野の末梢側に2cm大の結節影があり、気管支内視鏡検査で肺癌と診断された。」遠隔転移を調べる上で必要な検査はどれか。
1. 呼吸機能
2. 冠動脈造影
3. 脳造影MRI
4. 心エコー

Back to Top

第27回・鍼灸

問題 135「18歳の男性。昨日雨に濡れ、その夜から悪寒、発熱、後頭部痛が出現した。脈は浮緊、舌は淡紅で薄白苔。咳、痰、鼻水はない。」本症例の病証で最も適切なのはどれか。
1. 肺気虚証
2. 手太陰経脈病証
3. 足太陽経脈病証
4. 風寒表実証

Back to Top

第27回・鍼灸

問題 136「18歳の男性。昨日雨に濡れ、その夜から悪寒、発熱、後頭部痛が出現した。脈は浮緊、舌は淡紅で薄白苔。咳、痰、鼻水はない。」本症例に対する治療方針として適切なのはどれか。
1. 宣散作用を調節する。
2. 経脈を疏通する。
3. 温めて補う。
4. 表を開き発散させる。

Back to Top

第27回・鍼灸

問題 137「63歳の女性。主訴は尿もれ。咳をしたり、重い荷物を持ったりすると尿がもれる。腰背部がだるく、足が冷える。舌は淡で歯痕、脈は沈細。」本症例の尿もれと最も関係するのはどれか。
1. 骨盤底筋群
2. 大殿筋
3. 膀胱排尿筋
4. 腹直筋

Back to Top

第27回・鍼灸

問題 138「63歳の女性。主訴は尿もれ。咳をしたり、重い荷物を持ったりすると尿がもれる。腰背部がだるく、足が冷える。舌は淡で歯痕、脈は沈細。」本症例の病証に対し、難経六十九難による鍼治療で使用するのはどれか。
1. 大都
2. 太白
3. 経渠
4. 曲泉

Back to Top

第27回・鍼灸

問題 139「78歳の女性。主訴は疲労感。最近、疲れやすく、動くのが面倒になった。意欲が低下し、食欲も減退している。病院ではサルコペニアと言われた。」本症例の診断に用いないのはどれか。
1. 握力
2. 歩行速度
3. 骨格筋量
4. 酸素飽和度

Back to Top

第27回・鍼灸

問題 140「78歳の女性。主訴は疲労感。最近、疲れやすく、動くのが面倒になった。意欲が低下し、食欲も減退している。病院ではサルコペニアと言われた。」本症例の病証で最もみられる脈状はどれか。
1. 滑脈
2. 結脈
3. 緩脈
4. 弦脈

Back to Top

第28回・按マ指

問題 70「63歳の女性。30年前に関節リウマチと診断された。両手の示指、中指にPIP関節屈曲、DIP関節過伸展の変形を認める。」この手指変形はどれか。
1. Z変形
2. ボタン穴変形
3. 槌指変形
4. 尺側偏位

Back to Top

第28回・按マ指

問題 71「63歳の女性。30年前に関節リウマチと診断された。両手の示指、中指にPIP関節屈曲、DIP関節過伸展の変形を認める。」本症例で、食事の際にスプーンが使いにくいと訴えた場合、最も適切な対応はどれか。
1. スプーンの柄を太くする。
2. 手指の筋力強化訓練を行う。
3. 手関節の固定装具を作製する。
4. 手指の関節可動域訓練を行う。

Back to Top

第28回・按マ指

問題 72「58歳の男性。1か月前に転倒し、右肩を打撲して以来、夜間痛がある。左手で支えれば右肩は側方挙上できるが、支えなければ90度以上の挙上が困難である。」本症例でみられるのはどれか。
1. アリス徴候
2. ガワーズ徴候
3. ティネル徴候
4. インピンジメント徴候

Back to Top

第28回・按マ指

問題 73「58歳の男性。1か月前に転倒し、右肩を打撲して以来、夜間痛がある。左手で支えれば右肩は側方挙上できるが、支えなければ90度以上の挙上が困難である。」本症例で損傷の可能性が高いのはどれか。
1. 棘上筋
2. 大円筋
3. 上腕二頭筋
4. 肩甲下筋

Back to Top

第28回・按マ指

問題 74「12歳の女児。頭痛、発熱と発疹が出現したが3日ほどで消失した。口腔内に発疹はなかった。その後、頸部のリンパ節腫大が続くため来院した。」最も考えられる疾患はどれか。
1. 麻疹
2. 風疹
3. じんま疹
4. 手足口病

Back to Top

第28回・按マ指

問題 75「12歳の女児。頭痛、発熱と発疹が出現したが3日ほどで消失した。口腔内に発疹はなかった。その後、頸部のリンパ節腫大が続くため来院した。」この患者が最も接触してはならないのはどれか。
1. 高齢者
2. 糖尿病患者
3. 妊娠初期の妊婦
4. 同じ疾患の既感染者

Back to Top

第28回・按マ指

問題 135次の文で示す症例について問いに答えよ。「41歳の男性。2か月前から大腿及び下腿後面、足底にかけて痛みが出現した。MRI検査で椎間板へルニアと診断されている。SLRテスト陽性。」身体診察で患側にみられる可能性が最も高いのはどれか。
1. アキレス腱反射亢進
2. ケンプ徴候陽性
3. 足関節底屈力の減弱
4. 足背部母趾側の触覚鈍麻

Back to Top

第28回・按マ指

問題 136次の文で示す症例について問いに答えよ。「41歳の男性。2か月前から大腿及び下腿後面、足底にかけて痛みが出現した。MRI検査で椎間板へルニアと診断されている。SLRテスト陽性。」本症例で経脈流注を考慮した施術を行う場合、最も適切なのはどれか。
1. 足の厥陰経
2. 足の太陰経
3. 足の陽明経
4. 足の太陽経

Back to Top

第28回・按マ指

問題 137次の文で示す症例について問いに答えよ。「65歳の男性。主訴は肥満。過食によって徐々に体重が増加し、リンゴ型の肥満症と診断された。肥満以外の症状はない。身長170cm、体重85kg。」本症例について正しいのはどれか。
1. BMI24
2. 褐色脂肪細胞の増加
3. ウエストとヒップの比は0.8
4. 内臓脂肪の蓄積

Back to Top

第28回・按マ指

問題 138次の文で示す症例について問いに答えよ。「65歳の男性。主訴は肥満。過食によって徐々に体重が増加し、リンゴ型の肥満症と診断された。肥満以外の症状はない。身長170cm、体重85kg。」本症例の肥満に対する日常の指導として最も適切なのはどれか。
1. 座浴で発汗を促す入浴
2. 糖質を制限した食事
3. 食事回数を減らす
4. 階段昇降による運動

Back to Top

第28回・按マ指

問題 139次の文で示す症例について、問いに答えよ。「71歳の女性。主訴は慢性の便秘。最近は硬い便で4日に1回となった。便意がなく、食欲も減退し口が渇く。腹力もない。病院では機能性便秘と言われた。」本症例の発生要因を明らかにするために必要な情報はどれか。
1. 食事時間
2. 入浴状況
3. 水分摂取量
4. 残便感の状態

Back to Top

第28回・按マ指

問題 140次の文で示す症例について、問いに答えよ。「71歳の女性。主訴は慢性の便秘。最近は硬い便で4日に1回となった。便意がなく、食欲も減退し口が渇く。腹力もない。病院では機能性便秘と言われた。」本症例にみられる病証で最も適切なのはどれか。
1. 実熱証
2. 実寒証
3. 虚寒証
4. 虚熱証

Back to Top

第28回・鍼灸

問題 75次の文で示す症例について、問いに答えよ。「35歳の女性看護師。皮膚の黄染、全身倦怠感にて受診。針刺しの既往がある。肝炎ウイルスマーカーでは、HCV抗体陽性、HCV-RNA陽性で、他は陰性であった。」本疾患について正しいのはどれか。
1. 生ガキの摂取で起こる。
2. 慢性化の頻度が高い。
3. 劇症肝炎へ進展しやすい。
4. ワクチン予防が可能である。

Back to Top

第28回・鍼灸

問題 76次の文で示す症例について、問いに答えよ。「35歳の女性看護師。皮膚の黄染、全身倦怠感にて受診。針刺しの既往がある。肝炎ウイルスマーカーでは、HCV抗体陽性、HCV-RNA陽性で、他は陰性であった。」本疾患に合併する悪性腫瘍で上昇する腫瘍マーカーはどれか。
1. CA125
2. SCC
3. CEA
4. AFP

Back to Top

第28回・鍼灸

問題 77次の文で示す症例について、問いに答えよ。「83歳の女性、昨夜から左膝痛と38℃の発熱が出現した。左膝関節に熱感、腫脹および膝蓋跳動を認める。関節液の偏光顕微鏡観察で異常を認めた。」最も可能性の高い疾患はどれか。
1. 化膿性関節炎
2. 関節リウマチ
3. 偽痛風
4. 変形性膝関節症

Back to Top

第28回・鍼灸

問題 78次の文で示す症例について、問いに答えよ。「83歳の女性、昨夜から左膝痛と38℃の発熱が出現した。左膝関節に熱感、腫脹および膝蓋跳動を認める。関節液の偏光顕微鏡観察で異常を認めた。」本症例に特徴的な単純エックス線所見はどれか。
1. 骨棘形成
2. 関節裂隙狭小化
3. 骨びらん
4. 半月板石灰化

Back to Top

第28回・鍼灸

問題 79次の文で示す症例について、問いに答えよ。「60歳の男性。高血圧にて内服加療中。2日前から38℃の発熱、昨日から嘔吐と頭部全体の痛みがある。意識レベルはJCSで1-1、血圧は178/90mmHgである。」最も考えられる疾患はどれか。
1. 高血圧性脳症
2. 髄膜炎
3. 群発頭痛
4. 小脳出血

Back to Top

第28回・鍼灸

問題 80次の文で示す症例について、問いに答えよ。「60歳の男性。高血圧にて内服加療中。2日前から38℃の発熱、昨日から嘔吐と頭部全体の痛みがある。意識レベルはJCSで1-1、血圧は178/90mmHgである。」本症例で確認すべき所見はどれか。
1. ケルニッヒ徴候
2. ホルネル徴候
3. バレー徴候
4. ロンベルグ徴候

Back to Top

第28回・鍼灸

問題 135次の文で示す症例について、問いに答えよ。「71歳の男性。100mの歩行で左下腿後面に絞扼痛が出現、休息で軽快。仰臥位で両下肢を挙上させ30秒足趾を屈伸させると患側足底部が白くなる。SLRテスト陰性。」身体診察で患側下肢にみられる所見はどれか。
1. ケンプ徴候陽性
2. 足底部の触覚鈍麻
3. アキレス腱反射減弱
4. 足背動脈拍動減弱

Back to Top

第28回・鍼灸

問題 136次の文で示す症例について、問いに答えよ。「71歳の男性。100mの歩行で左下腿後面に絞扼痛が出現、休息で軽快。仰臥位で両下肢を挙上させ30秒足趾を屈伸させると患側足底部が白くなる。SLRテスト陰性。」本症例で、症状のある筋の支配神経近傍に刺鍼し、低周波鍼通電療法を行う場合、最も適切な経穴はどれか。
1. 陰廉
2. 委中
3. 足三里
4. 陽陵泉

Back to Top

第28回・鍼灸

問題 137次の文で示す症例について、問いに答えよ。「26歳の男性。主訴は腹痛と下痢。IT企業でストレスの多い仕事に従事している。1日数回排便する。器質的な病変はない。」下痢の病態で最も適切なのはどれか。
1. 消化管からの分泌亢進
2. 消化管運動の亢進
3. 消化管知覚閾値の上昇
4. 消化管支配の交感神経機能亢進

Back to Top

第28回・鍼灸

問題 138次の文で示す症例について、問いに答えよ。「26歳の男性。主訴は腹痛と下痢。IT企業でストレスの多い仕事に従事している。1日数回排便する。器質的な病変はない。」本症例の病証として最も適切なのはどれか。
1. 脾気虚
2. 脾腎陽虚
3. 肝脾不和
4. 腎気虚

Back to Top

第28回・鍼灸

問題 139次の文で示す症例について、問いに答えよ。「18歳の男性。主訴は頭痛。7日前に薄着で体が冷え、その日の夜から悪寒、発熱頭痛を自覚し、風邪薬を飲んでも完治しない。咳と痰はなく、汗をかきやすい。舌は薄白苔、脈は浮緩。」病証として最も適切なのはどれか。
1. 肺陰虚証
2. 手の太陰経脈病証
3. 手の少陰経脈病証
4. 風寒表虚証

Back to Top

第28回・鍼灸

問題 140次の文で示す症例について、問いに答えよ。「18歳の男性。主訴は頭痛。7日前に薄着で体が冷え、その日の夜から悪寒、発熱頭痛を自覚し、風邪薬を飲んでも完治しない。咳と痰はなく、汗をかきやすい。舌は薄白苔、脈は浮緩。」本症例に対する治療として適切なのはどれか。
1. 背部兪穴を瀉して去風する。
2. 肺経の要穴を使って陰液を補う。
3. 膀胱経の要穴を使って経脈を疏通する。
4. 肺経の要穴を補して表を閉じる。

Back to Top

第29回・按マ指

問題 75「72歳の女性。左片麻痺と意識障害で救急搬送された。頭部MRI検査で右中大脳動脈の脳梗塞と診断された。食事の際に毎回左側の食べ物が残る。」本患者の高次脳機能障害で考えられるのはどれか。
1. 注意障害
2. 記銘力障害
3. 遂行機能障害
4. 半側空間失認

Back to Top

第29回・按マ指

問題 76「72歳の女性。左片麻痺と意識障害で救急搬送された。頭部MRI検査で右中大脳動脈の脳梗塞と診断された。食事の際に毎回左側の食べ物が残る。」高次脳機能障害は改善し、自立歩行が可能となったが、軽度の左手指麻痺が残存している。この状態で行うリハビリテーションで最も適切なのはどれか。
1. 温熱療法
2. 巧緻動作訓練
3. 対立装具使用
4. 座位バランス訓練

Back to Top

第29回・按マ指

問題 77「65歳の女性。指圧を受けているときに左側胸部に強い痛みを感じた。帰宅後も痛みは続き、疼痛部位に一致して半円球状の膨隆がみられたため、病院の夜間外来を受診した。」考えられる疾患はどれか。
1. 狭心症
2. 肋骨骨折
3. 帯状疱疹
4. 逆流性食道炎

Back to Top

第29回・按マ指

問題 78「65歳の女性。指圧を受けているときに左側胸部に強い痛みを感じた。帰宅後も痛みは続き、疼痛部位に一致して半円球状の膨隆がみられたため、病院の夜間外来を受診した。」半円球状の膨隆の原因として最も考えられるのはどれか。
1. 浮腫
2. 皮下出血
3. 皮下膿瘍
4. 血胸

Back to Top

第29回・按マ指

問題 79「15歳の男子。ラグビー練習中に転倒し左手関節橈背屈を強いられた。直後から手関節痛が強いため医療機関を受診した。」本症例でみられにくいのはどれか。
1. フォーク状変形
2. タバコ窩の圧痛
3. 血行障害
4. フローマン徴候陽性

Back to Top

第29回・按マ指

問題 80「15歳の男子。ラグビー練習中に転倒し左手関節橈背屈を強いられた。直後から手関節痛が強いため医療機関を受診した。」実施すべき画像検査で適切でないのはどれか。
1. 手関節2方向単純エックス線撮影
2. 手関節斜位単純エックス線撮影
3. 超音波断層検査
4. 骨シンチグラフィ

Back to Top

第29回・按マ指

問題 139「40歳の男性。主訴は腰痛。第3腰椎の高さで脊柱起立筋のすぐ外側にある深部の筋に、圧痛と硬結を触知した。圧痛部を押すと腰椎を側屈させるような筋収縮が認められた。」圧痛と硬結を触知した筋はどれか。
1. 大腰筋
2. 腹横筋
3. 外腹斜筋
4. 腰方形筋

Back to Top

第29回・按マ指

問題 140「40歳の男性。主訴は腰痛。第3腰椎の高さで脊柱起立筋のすぐ外側にある深部の筋に、圧痛と硬結を触知した。圧痛部を押すと腰椎を側屈させるような筋収縮が認められた。」圧痛と硬結を触知した筋を選択的に揉捏する部位として最も適切なのはどれか。
1. 腸骨稜から第12肋骨の間
2. 腸骨稜から腹直筋鞘の間
3. 腸骨稜から上腕骨小結節稜の間
4. 腰椎肋骨突起から大腿骨小転子の間

Back to Top

第29回・按マ指

問題 141「30歳の女性。主訴は胸やけ。食後や夜間に口に酸っぱいものがこみ上がってくる。胃内視鏡検査で食道のびらんを指摘された。前脛骨筋に緊張と圧痛を認める。」生活指導として最も適切なのはどれか。
1. 高脂肪食を摂る。
2. 水分を多めに摂る。
3. 体幹の前屈姿勢で休息する。
4. 就寝前の食事を控える。

Back to Top

第29回・按マ指

問題 142「30歳の女性。主訴は胸やけ。食後や夜間に口に酸っぱいものがこみ上がってくる。胃内視鏡検査で食道のびらんを指摘された。前脛骨筋に緊張と圧痛を認める。」本症例の経脈病証はどれか。
1. 足の太陰経脈病証
2. 足の厥陰経脈病証
3. 足の少陽経脈病証
4. 足の陽明経脈病証

Back to Top

第29回・按マ指

問題 143「57歳の男性。主訴は左上肢のしびれ。左前腕橈側から母指にかけてのしびれが続いている。」主訴の原因で可能性が最も高いのはどれか。
1. 前縦靱帯の肥厚
2. 後縦靱帯の肥厚
3. 椎間関節部の後方への骨棘
4. ルシュカ関節部の後方への骨棘

Back to Top

第29回・按マ指

問題 144「57歳の男性。主訴は左上肢のしびれ。左前腕橈側から母指にかけてのしびれが続いている。」障害高位に一致して、筋力低下がみられる可能性が最も高いのはどれか。
1. 三角筋
2. 腕橈骨筋
3. 尺側手根屈筋
4. 深指屈筋

Back to Top

第29回・按マ指

問題 145「32歳の男性。朝起きると顔の右半分が動かしにくい。眉毛を上げたり目を閉じたりする動作が鈍く、口角から水がもれる。顔に痛みや発疹はない。」本疾患について正しいのはどれか。
1. 中枢神経の障害である。
2. 柳原法で評価する。
3. 風疹ウイルスが原因となる。
4. 進行すると咀嚼運動ができない。

Back to Top

第29回・按マ指

問題 146「32歳の男性。朝起きると顔の右半分が動かしにくい。眉毛を上げたり目を閉じたりする動作が鈍く、口角から水がもれる。顔に痛みや発疹はない。」障害筋と治療穴の組合せで正しいのはどれか。
1. 眼輪筋---頭維
2. 皺眉筋---攅竹
3. 口輪筋---大迎
4. 大頬骨筋---聴宮

Back to Top

第29回・按マ指

問題 147「35歳の男性。5か月前から左腰下肢に痛みがあり、腰椎椎間板ヘルニアと診断されている。患側の母趾伸展力の低下がみられるが、膝蓋腱反射とアキレス腱反射は正常。」陽性となる可能性が最も高い徒手検査はどれか。
1. ブラガードテスト
2. パトリックテスト
3. ニュートンテスト
4. 大腿神経伸展テスト

Back to Top

第29回・按マ指

問題 148「35歳の男性。5か月前から左腰下肢に痛みがあり、腰椎椎間板ヘルニアと診断されている。患側の母趾伸展力の低下がみられるが、膝蓋腱反射とアキレス腱反射は正常。」障害神経根として最も適切なのはどれか。
1. L3神経根
2. L4神経根
3. L5神経根
4. S1神経根

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 83「70歳の男性。約20年前に2型糖尿病と診断され薬物治療を受けている。最近急に複視が出現した。正中視で右眼は外転位をとっている。対光反射は異常なく眼瞼下垂もない。」障害されている脳神経はどれか。
1. 視神経
2. 動眼神経
3. 滑車神経
4. 外転神経

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 84「70歳の男性。約20年前に2型糖尿病と診断され薬物治療を受けている。最近急に複視が出現した。正中視で右眼は外転位をとっている。対光反射は異常なく眼瞼下垂もない。」神経症状発現の病態生理として正しいのはどれか。
1. 浮腫
2. 虚血
3. 炎症
4. 圧迫

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 85「75歳の男性。脚立から落下し、手足が動かなくなった。非骨傷性脊髄損傷と診断され入院した。肘関節の屈曲は可能、手関節の伸展と屈曲および肘関節の伸展は不能であった。」本患者の脊髄節残存高位はどれか。
1. C5
2. C6
3. C7
4. C8

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 86「75歳の男性。脚立から落下し、手足が動かなくなった。非骨傷性脊髄損傷と診断され入院した。肘関節の屈曲は可能、手関節の伸展と屈曲および肘関節の伸展は不能であった。」退院時には屋内歩行が可能となったが、箸がうまく使えなかった。退院の準備として正しいのはどれか。
1. 長下肢装具の作製
2. 意思伝達装置の導入
3. 歩行ロボットの導入
4. 食事に対する自助具の作製

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 87「14歳の男子。サッカー部に入部してから3か月が経過した。最近腰部を反らすと腰に痛みが出るようになり来院した。」予想される診察所見はどれか。
1. 体前屈で腰痛が増強する。
2. 体幹回旋で腰痛が増強する。
3. SLRテストは陽性となる。
4. FNSテストは陽性となる。

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 88「14歳の男子。サッカー部に入部してから3か月が経過した。最近腰部を反らすと腰に痛みが出るようになり来院した。」本症例に特徴的な単純エックス線所見はどれか。
1. 椎間板腔の狭小化
2. 腰椎前弯の消失
3. テリアの首輪
4. 椎体の変形

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 89「45歳の女性。2か月前から易疲労感、動悸、息切れ、体重減少が出現した。血液検査では、血中ヘモグロビンと平均赤血球容積は低値であった。」症状発現の基礎疾患となるのはどれか。
1. 心臓弁膜症
2. 子宮筋腫
3. 甲状腺機能亢進症
4. 気管支喘息

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 90「45歳の女性。2か月前から易疲労感、動悸、息切れ、体重減少が出現した。血液検査では、血中ヘモグロビンと平均赤血球容積は低値であった。」薬物治療にて症状は改善した。今後食事で特に摂取すべきものはどれか。
1. 赤身の肉類
2. 豆腐
3. 緑黄色野菜
4. 海藻

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 151「45歳の女性。主訴は倦怠感。1か月前より強くなった。寒がりで、動作が緩慢である。食欲低下、便秘、月経過多、徐脈を認める。」最もみられる身体所見はどれか。
1. 体重減少
2. 頸部腫脹
3. 圧痕が残る浮腫
4. 深部反射亢進

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 152「45歳の女性。主訴は倦怠感。1か月前より強くなった。寒がりで、動作が緩慢である。食欲低下、便秘、月経過多、徐脈を認める。」病証として最も適切なのはどれか。
1. 腎陰虚
2. 胃気虚
3. 脾陽虚
4. 風寒犯肺

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 153「72歳の男性。主訴は頻尿。難聴がある。トイレは我慢できるが、夜間に少量の尿失禁があり、前立腺肥大症と診断された。以前から腰が冷えてだるい。舌は淡、脈は弱を認める。」病態として最も適切なのはどれか。
1. 溢流性尿失禁
2. 切迫性尿失禁
3. 反射性尿失禁
4. 腹圧性尿失禁

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 154「72歳の男性。主訴は頻尿。難聴がある。トイレは我慢できるが、夜間に少量の尿失禁があり、前立腺肥大症と診断された。以前から腰が冷えてだるい。舌は淡、脈は弱を認める。」治療方針として最も適切なのはどれか。
1. 陰液を補う。
2. 陽気を補う。
3. 精の漏出を防ぐ。
4. 痰を取り除く。

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 155「24歳の女性。月経開始から2日間ほど月経痛が激しく、吐き気がある。腰痛もあるが、特に下腹部痛が強く憂うつになる。不正性器出血や月経周期の異常はなく、器質的な障害もない。」下腹部痛の原因に最も関与するのはどれか。
1. ヒスタミン
2. アドレナリン
3. オキシトシン
4. プロスタグランジン

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 156「24歳の女性。月経開始から2日間ほど月経痛が激しく、吐き気がある。腰痛もあるが、特に下腹部痛が強く憂うつになる。不正性器出血や月経周期の異常はなく、器質的な障害もない。」痛みの原因となっている器官名と同名の穴に刺鍼する場合、その取り方として正しいのはどれか。
1. 関元の外方5分
2. 関元の外方2寸
3. 中極の外方2寸
4. 中極の外方3寸

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 157「54歳の男性。数日前から左耳に痛みがあり、しばらくしてから外耳道に水疱が出現した。同側の表情筋の麻痺と聴力の低下を伴っている。」最も考えられる疾患はどれか。
1. ベル麻痺
2. 脳幹塞
3. 聴神経腫瘍
4. ラムゼイハント症候群

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 158「54歳の男性。数日前から左耳に痛みがあり、しばらくしてから外耳道に水疱が出現した。同側の表情筋の麻痺と聴力の低下を伴っている。」罹患筋を広範囲に刺激するのに最も適切な治療穴はどれか。
1. 糸竹空
2. 巨髎
3. 顴髎
4. 翳風

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 159「29歳の女性。主訴は不眠。寝付きが悪い。起床時には四肢がだるい。足の冷えがあり、生ものを食べると下痢をしやすい。舌は淡白で胖大、脈は濡を認める。」病証として最も適切なのはどれか。
1. 肝血虚
2. 心気虚
3. 脾陽虚
4. 腎気虚

Back to Top

第29回・鍼灸

問題 160「29歳の女性。主訴は不眠。寝付きが悪い。起床時には四肢がだるい。足の冷えがあり、生ものを食べると下痢をしやすい。舌は淡白で胖大、脈は濡を認める。」病証に対する治療穴で最も適切なのはどれか。
1. 太衝
2. 太白
3. 神門
4. 太渓

Back to Top